読書:『面白南極料理人』
書名: 面白南極料理人
著者: 西村 淳 (著)
価格: ¥ 540
文庫: 360ページ
出版社: 新潮社 (新潮文庫)
ISBN-13: 978-4101153513
発売日: 2004/09
読了は昨日だが、こちらで。
あらすじ ウイルスさえも生存が許されない地の果て、南極ドーム基地。そこは昭和基地から1000kmかなた、標高3800m、平均気温-57℃、酸素も少なければ太陽も珍しい世界一過酷な場所である。でも、選り抜きの食材と創意工夫の精神、そして何より南極氷より固い仲間同士の絆がたっぷりとあった。第38次越冬隊として8人の仲間と暮した抱腹絶倒の毎日を、詳細に、いい加減に報告する南極日記。
ああ、可笑しかった(笑)。
実は、『精霊の守り人』や『獣の奏者』の作中に出てくる料理のレシピ本『バルサの食卓』がちょっと前に出たのだが(もちろん買って読んだ)、その異世界の料理の数々を現実化してレシピを作っちゃったのが、この南極料理人を中心とするチームであった。
そこから興味を持って読んだところ、なるほど、これは可笑しい。
もとい、読んでて楽しい(笑)。
マグロの冷凍庫と同じマイナス60℃の中を、「トレーニング」と称して毎日ジョギングするドクターなんて、忘れられない(笑)。
別にドラマチックに書かれているわけじゃないので、「抱腹絶倒」までは言いすぎな気もするが、それはそれはいろんなエピソードが日常にあって、可笑しいの可笑しくないのって。
通勤のお供には最適かも。
これ一冊あれば、ラッシュだってへっちゃらだ。
周りの人をしり目に、「けけけけッ」と笑ってひとり楽しく過ごしてください(笑)。
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面白南極料理人 (新潮文庫)
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