読書:『地下街の雨』
書名: 地下街の雨
著者: 宮部みゆき
ページ数: 316ページ
出版社: 集英社 (集英社文庫)
ISBN: 978-4087488647
発売日: 1998/10
読了は先週だったけど、こちらで。
あらすじ 麻子は同じ職場で働いていた男と婚約をした。しかし挙式二週間前に突如破談になった。麻子は会社を辞め、ウエイトレスとして再び勤めはじめた。その店に「あの女」がやって来た…。この表題作「地下街の雨」はじめ「決して見えない」「ムクロバラ」「さよなら、キリハラさん」など七つの短篇。どの作品も都会の片隅で夢を信じて生きる人たちを描く、愛と幻想のストーリー。
なんだか。
読んだことがあるようなないような(笑)。
部分的に読んだことがあるような気がするんだけど、気のせいだろうか??
調べようにも、私がミヤベ狂いだったのは日記を書き始める前だったと思うので、調べられないのであった。
ま、いいや。
なんつーか、うまいよね、本当に。
「これってどういう話になるんだろう??」
と思わされて、ぐんぐん読んでいっちゃう。
結末も、なんというか、悲劇的ではなく救いがありながら、単に楽天的だとか予定調和というものではなく、独善的でもないし、荒唐無稽でもない。
それで納得させられちゃう。
ちょっとオカルトチックな話も、ちゃんとリアルな結びが用意されている(ムクロバラとかキリハラさんとか)。
その匙加減がもう……ミヤベってホント、うまいよなぁ。
でもあまりにミヤベを読みなれてしまったヒトには、どれを読んでも「いつか読んだことがある」気がしてしまうかも(笑)。
面白いです。短編だから通勤にはもってこい。
ただし、夢中になって乗り過ごされませんように……(かなりキケン)。
▼この本はこちら。2~3時間?
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