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2009年5月15日 (金)

読書:『帰郷』

書名:帰郷―刑事・鳴沢了
著者:堂場 瞬一
価格: ¥ 800
ページ数:366ページ
出版社: 中央公論新社 (中公文庫)
ISBN-13: 978-4122046511
発売日: 2006/02

あらすじ 話があるんです―父の葬儀の翌日、一人の若者が訪ねてきた。新潟県警鬼の一課長と呼ばれた父にとって唯一の未解決案件を再捜査しろというのだ。奇しくも時効は葬儀の当日であった。遺品の備忘録に綴られる捜査への飽くなき執念、不審な元同僚、犯人と名指しされた男、そして謎の記号―父が遺した事件を追って雪の新潟を鳴沢、疾る。

まあまあです。
あとから知ったが、これはシリーズ第5作だった。
いくらなんでも途中すぎたか。
別に前の4作を読んでなくても十分楽しめるが、そこかしこに(とりわけ主人公の内面が描かれる部分で)、「これってきっと前作があるよな…?」と思われる事柄が出てきて、まぁその分は楽しさが差し引かれちゃったかも。

で、その点を加味しても、「まあまあ」です。
何がまあまあかといえば、おそらくミステリを読みなれている人は、真ん中か、それより前で「犯人」がわかっちゃうと思うんだよね(動機は間違えるとしても)。
そのへんの物足らなさは否めない、かな。

でも、オビによれば「寝不足の書店員続出!」だそうなので(笑)、通勤のお供として、一通り読んでみるのもいいかも。
確かに、通勤のお供にはグー! な感じだ。
読むときにはぜひ第1作目から読むことをオススメ(笑)。

私?
私が買ってまで読むのは、ピーター・ダイヤモンドぐらいです(笑)。
第1作目を買いに書店に走るほどではなかった、残念ながら。
「海くん」はちょっと気に入ったけどね。

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