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2009年4月の記事

2009年4月30日 (木)

キャロムデー20090430

今日も遅くなってしまった。お店に着いたのが20時半くらい。
なんとキャロムボードは2つとも満杯!
混んでるよー!!(嬉しい悲鳴)
片方のボードでは、フリーザーさんがお客さんS田さんと組んで、店員H子さん&村上(仮名)さんとダブルス対戦中。
折にふれ、クイーンへの恨み言が聞こえてきて、おかしい(笑)。

手前のボードは、ボーゲンメーカー(別名ヨワネちゃん)と、事務局のおねえさんと、クラッシャーと、お久しぶりのS井さんで既に埋まっていた(ダブルスの組み合わせは忘れた)。
ボーゲンメーカーが休憩を取るというので、代打ちに入る。

すごい。
人数多い。うれしい。

そういや今回はクラッシャーとダブルスを組んだような気がする(一週間後に書いてるからもはや記憶の彼方…)。
なんかすごく久しぶりだ、クラッシャーと組むの。
試合はまぁ、勝ったり負けたり。
どちらも「あれっ?」と思う間に逆転されたりして、展開がめまぐるしかった。

奥のボードはひとしきり遊び終えたらしく、フリーザーさん以外は他のゲームに行ってしまったので、ボーゲンメーカーとフリーザーさんとでシングルスを始めた。
ボーゲンメーカー、またいろいろ難しいことを教えるんだぜ、きっと(…フリーザーさんに関してはあまり他人のことは言えないが)。

こちらでは、S井さんがお帰りになってしまって、ちょうど代わりにIさんが来たので、またまたダブルスを続けた。
やっぱり勝ったり負けたり。
最近、あれだな、「今日は負けナシだぜ!」とかってないな。
もちろん、シングルスでは負けてばかりだけど、ダブルスだと時々あったのにな(←他人頼み)。

短い時間だったけど、楽しかった。
にぎやかなのって、いいね、やっぱり。

5月9日(土)の夕方 18:30 からサタデー・ナイト・キャロムをやります♪
「平日だと来られない!」という方、ぜひ遊びにいらしてください。会場は同じ。
なお、次のキャロムデーは5月13日(水)です。
興味のある方はぜひどうぞ。

▼日本キャロム連盟のサイトはこちら
http://www.carromjapan.com/
▼会場であるDaydreamのサイトはこちら
http://trpgtime.cool.ne.jp/first/index.html

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2009年4月29日 (水)

イベント出展のお知らせ

すっかり告知するのを忘れてました………。

5月4日(月・祝)に、公共交通&旅行系オンリーイベント「Little“T”Star! 2」 に参加します。
新作はないのですが(スミマセン)、いつもの缶バッジとストラップ、それに旅行先の写真を集めた素材集(CD-R)を持って行きます。

カゲのうすいフランス写真素材集5「マルセイユからカンヌへ」も、データをちょっぴり追加して再び販売開始デス(前回のコミケではこの追加が間に合わず、出してませんでした)。
あとは、インド写真素材集を手にとって見てもらえるといいな、と、思ってます。

よろしかったらお立ち寄りください。

イベント名:公共交通&旅行系オンリーイベント「Little“T”Star! 2」
日時:2009年5月4日(月・祝) 11:00ー15:00
会場:東京都立産業貿易センター浜松町館 4F
スペース番号:T-4a
サークル名:Eski Yolcu(エスキ・ヨルジュ)

▼このイベントのサイトはこちら
http://lts.nipat.org/

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2009年4月22日 (水)

キャロムデー20090422

仕事でもたついて、20時半に到着。
向こうのボードでは事務局のおねえさんがフリーザーさんと試合中、こっちのボードではボーゲンメーカー(別名ヨワネちゃん)が一人で練習中だった。
ボーゲンメーカーとシングルスで遊ぶ。
4ボードくらい遊んで、2回勝ったかな?
なぜか、斜めを狙うショットの出来が非常によかった。

隣のボードでは、あとから来店したクラッシャーがやはりあとから出勤してきた店長を呼んで、おねえさん&店長vsフリーザーさん&クラッシャーの組み合わせでダブルスを遊んでいた。
しばらくして、ボーゲンメーカーがクラッシャーとラブラブ対戦をしたいようだったので、クラッシャーと交替して、私がダブルスに入った。

フリーザーさんは相変わらず「ぎゃー!!」と叫びたくなるようなショットを決めてくる。
この日もみんなで2、3回凍りついた。
なんであんなのが入るかなー……まぁ、「ソコ入れて」って指示出すのは我々だけど……「本当に入るかも」と思いながら指示しているのに、実際に本当に入っちゃうとそのたびに驚いちゃう……何度やっても慣れないわ……。

そうそう、フリーザーさんは自分専用のストライカーをゲットしていた(前回、おねえさんから購入したらしい)。
なんとかわいい犬の絵が貼ってある!
イイですねェ、入れ込んでる感じがして(笑)。
ちなみに一番重いストライカーだって。

試合は負けたり勝ったり。
あっという間に22時半で、皆さんお帰りになったが、私は来店が遅かったので30分ほど練習してから帰った。
そういや最近は人が多くてにぎやかで、一人で練習する暇がなかったな(笑)。
嬉しいことです。

来月、5月9日(土)の夕方 18:30 からサタデー・ナイト・キャロムをやります♪
「平日だと来られない!」という方、ぜひ遊びにいらしてください。会場は同じ。
また、来週のキャロムデーは水曜が祝日のため、4月30日(木)に変更になります。
興味のある方はぜひどうぞ。

▼日本キャロム連盟のサイトはこちら
http://www.carromjapan.com/
▼会場であるDaydreamのサイトはこちら
http://trpgtime.cool.ne.jp/first/index.html

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2009年4月21日 (火)

読書:『海』

書名:海
著者:小川 洋子 (著)
文庫:184ページ
出版社:新潮社 (新潮文庫)
ISBN:978-4101215242
発売日:2009/02

あらすじ 恋人の家を訪ねた青年が、海からの風が吹いて初めて鳴る“鳴鱗琴”について、一晩彼女の弟と語り合う表題作、言葉を失った少女と孤独なドアマンの交流を綴る「ひよこトラック」、思い出に題名をつけるという老人と観光ガイドの少年の話「ガイド」など、静謐で妖しくちょっと奇妙な七編。「今は失われてしまった何か」をずっと見続ける小川洋子の真髄。著者インタビューを併録。

『博士の愛した数式』の作者・小川洋子の、ちょっと現実とずれたようなワールドの、短編集。

この本のいいところは、まず、すごく薄い(笑)。
「あっという間に読める」っていうのはイイことだよね?

登場人物は、だれもがなにかしら「偏っている」感じがする。
舞台は現実世界なのに、なんとなく奇妙な、別の世界に紛れ込んでしまったような印象を受けるのは、世界のあり様が奇妙なのではなく、登場人物が「偏っている」からではないかと思う。
「偏っている」とはつまり、何かの「思い込み」を有しているということであり、あるいは、均質な世界においては「思い込み」と見なされるような現実を生きているということである。

もっとも、そうした奇妙な物語ばかりではなく、中にはごく普通の日常を切り取った短編もある(バスの運転手の話とか編み物をするおばあさんの話とか)。
また、ちょっぴり奇妙なんだけど、ちょっぴり笑えて憎めない、毒のない短編もある(ヨハンの話とか)。
そうだなー、今「毒のない」って思わず書いたけど、他の話はなんとな~く「ねっとり」した感じがあるんだよなー、私から見ると。

あとがきにあったように、これらの作品では共通して「記憶」が重視されている。
それはわかる。
しかし、「今は失われてしまった何か」が書かれている(あるいはそれに捧げられている)といわれても、残念ながら私にはピンとこなかった。
なぜって、出てくるモノ・コトが「もともと存在しない何か」じゃないかと思ったり、「これから失われる何か」じゃないかと感じたり、「受動ではなく能動的に欠落させている何か」じゃないかと思ってみたり、「失われたと思っているが失われていない何か」のように感じてみたりしちゃったからだ。
自分の感覚がすべてではないし、現実の側こそむしろよりいっそう偏った奇矯なモノであるかもしれないとは思うのだが。
このへんが自分の中でクリアにならないがゆえに、「思い込み」だの「偏り」だののキーワードが浮かんできちゃうんだろうな。
ストーリーを読むのではない、心情を読み解くのでもない、小説中に現れる「偏り」をただ見ろと指示されている気がしちゃったりとか……。

何書いてるんだか、自分でもよくわからなくなってきたな。
まぁ、「偏っている」と感じたのはホント。
そして「よくわからない」と感じたことも白状しちゃおう(笑)。
短編だから何本でも読めるけど、このまま長編になったら読むのがツライかも(笑)。
しかし実際は短編集であり、ごく薄い文庫であるので、一度くらい読んでみるのがイイかもしれない。

▼この本はこちら。1時間?

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2009年4月20日 (月)

読書:『二度死んだ少女』

書名:二度死んだ少女
著者:ウィリアム・K. クルーガー (著), William Kent Krueger (原著), 野口 百合子 (翻訳)
文庫:622ページ
出版社:講談社 (講談社文庫)
ISBN:978-4062762755
発売日:2009/02

あらすじ 行方不明になった女子高校生の捜索に加わった元保安官コークは、吹雪に行く手を阻まれるが、不思議な影に助けられる。その影こそが彼女の魂なのではないか?ミネソタの大自然と家族を愛する男は、広大な谷がのみ込んでいた真相に驚愕する。アンソニー賞最優秀長編賞を受賞した傑作ハードボイルド第4弾。

読み応えがあった。
そして今、この記事を書くために貼り付けた「あらすじ」を読んで思った。
「そうか、ハードボイルドなのか。言われてみればそうだった」

オジブワ族の血を引くコークは、元・保安官だ。
あらすじにもあるとおり、行方不明になった少女の捜索に加わるが、捜索自体も吹雪に阻まれ、結局見つかったのは彼女の凍死体だった。
最初は事故のように考えられていたが、殺人であるとわかり、遺留物からコークの甥であるソレム(本来、血はつながっていないが、甥のような存在)が容疑者となる。
ソレムの無実を信じて、コークは事件を調べ始めるが、思わぬ事実が次から次へと彼の前に立ち現れて……。

アメリカ原住民のテイストも盛り込んだ、ちょっと不思議な感覚のミステリー。
あらすじのいうとおり、基本はハードボイルドだと思うのだが、オジブワ族固有のなにかが散りばめられていて面白い。
勘で事件が解決されることはないものの、そうした無形で無根拠ななにかが、否定されることなく、ヒトを導くものとして描かれている。
この描かれ方が、無理がなく独善でもない、絶妙のバランスを保っていて、上手い。

タイトルの「二度死んだ」は、繰り返し現れるテーマだ。
これまた絶妙な微かさで嵌めこんである(笑)。
さらに、ソレムと大いなる精霊あるいはキリストとの会話とか、小さな奇跡や「信仰」の問題もちょっとずつ絡んできて、独特の物語世界になっている。
でもちゃんとリアルなんだよなー。

一つだけ気になったのは、アメリカ原住民(ネイティブ・アメリカン)を「インディアン」と訳出しているところ。
原文がそうなのかなー。そうならしょうがないけど……。
本当は「インディアン」という表記は使うべきじゃないんだと思うのだが。
……ま、そのくらい、読む側がわかってりゃいいか(妥協)。

そういえば、このミステリでは、かなり最初のうちから「こいつが犯人に違いない」と目星をつけていたら、実際にそいつが犯人だった。
動機はわからなかったんだけど(笑)。
ちょっと自慢?(自慢するほどのことではないが)

実はシリーズモノの4作目だというのは、あとがきを読んで初めて知った。
前の3作は、気にならないといえば嘘になるが、同時に「なくてもいいや」とも思う。
私には、前作がどんな話だったかを、全く想像できないのだ。
寧ろ「前作なんかなければいいのに」などと不謹慎なことを思ってしまう(笑)。
これはつまり、このハナシが、それだけ「独立」しているからなんだろう。
シリーズであることを意識させる箇所はほとんどない。その点でも上手いんだと思う。

ただ、長いよね(笑)。
そして、やっぱり「大団円」とは行かない(ハードボイルドですから)。
テイストは独特だし、好みの分かれそうなミステリではある。
まぁ、「ちょっと長めでシリアスなミステリをたまには読みたいな」という方にはオススメ。
「笑い」はほとんどナイので(ハードボイルドですから)、「ユーモアがほしい」「軽いのをいくつもこなしたい」というヒトにはオススメしない。

通勤時なら、一週間くらいもちそう。
ハナシにのめりこんで、乗り過ごさないように注意(笑)。

▼この本はこちら。4~5時間?

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2009年4月19日 (日)

ライブ:ザンジバルナイト in 野音 09

しまったぁああああ!!

SLY MONGOOSE の出番を聞き逃してしまったぁあああ!!


しょぼーん。
昼間、用事があって、そのあと疲れて自宅で一時間ほどゴロゴロしたのがいけなかった……。
日比谷野音に着いたときには彼らの出番は終わってしまっていた。
仕方なく、おそらくトリは The Hello Works だろうと踏んで、最後までいろんなユニットのライブを聞いて過ごした。
運良く、Tokyo No.1 Soul Set は聞くことができた。
たったの3曲だったけど……。
7月のワンマンライブに期待、だ。

Tokyo No.1 Soul Set の前に、清水ミチコが出てきたのだが、いやー笑った。
笑い通しだった。
普通に歌を歌うのかと思ったら、全部お笑いネタ(笑)。
ちゃんとキーボード弾き語りはしてるけど、基本的にすべてネタ(笑)。
ほんと、可笑しかった。

他に、名前だけはよく聞くけど実際に曲はほとんど聞いたことがなかった斉藤和義とか、知らないユニットも割と楽しく聞いて過ごせた。
今度ザンジバルナイトに来るときは、真面目に、できるだけ最初から最後まで過ごすかな。
ただし、食糧とか時間つぶしグッズとかもバッチリ支度して(笑)。

最後にスチャダラパー(&木村カエラ)が出てきて、いよいよトリはハローワークス。
一曲、ハローワークスだけで演奏したあと、やっぱりハナレグミが出てきて(この一曲のためだけにトリを務めているのだとBOSEが言ってたがまさにそうなのだろう(笑))、「今夜はブギーバック」を歌ってくれた。
もー、この曲、大好き♪
なんだかわからないけど、無条件に好き♪
(元々はスチャダラパーの歌なんだね、feat.オザケンの……今頃知った)

野外なので夜は案外寒かったけれど、おかげで身体を動かして、あったまって帰ることができた。
次は5月3日のSTOIC。
今度こそSLY MONGOOSE をじっくり聞くのだ。

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2009年4月18日 (土)

サタデー・ナイト・キャロム・20090418

今日はオリジナルきなこチョコを持っていった。
18時半に到着したが、だれもおらず。
店員Kさんと久しぶりに練習する。
店員Kさんは練習不足が祟って、以前だったら絶対に外さないようなショットも外し、しかも戦略練りすぎてドツボにはまりやすく、「昔の光いまいずこ」状態。
やはり日々の練習は大切だ。

20時ごろ、やっとお客さん。
久しぶりにお客さんYさんご登場である。
ずっとご無沙汰していたのだが、なんでも平日は忙しくて来られなかったとのこと。
そっか。
やっぱり土曜日にもやる意味あるんだな。

Yさんはまだ5回目くらいなのだが、結構上手い。
(5回目だなんて信じられん……なんで最近始めた人ってみんな最初から上手いのかなー…ブツブツ)
それだけじゃなく、こっちがどれを打つかアドバイスしなくても大丈夫みたい。
つまり、どれをどう打つか、その次に何を打つかなど、「組み立て」を自分だけで考えちゃえるヒトなのだ。
ゲームの呑み込みが早いんだな。
試合態度もとても新人と思えない落ち着き、まるで熟練者だ。
「新人ながら風格は熟練者」ということで、今後は新人マイスターと呼ぼう。

その新人マイスターさんと遊んでいたら、続けてIさんもやってきたので、店員Kさんも入れてダブルスで遊ぶ。
組み合わせは、Iさん&店員Kさんvs新人マイスターさん&私。
以前だったら店員Kさんのほうが圧倒的に勝っていただろうと思うが、善戦したし、ちゃんと勝てたぜ、へっへっへ。

そのうちにボーゲンメーカー(別名ヨワネちゃん)がやってきて、さらに事務局のおねえさんもやってきた。
6人になったので、ダブルス×1台、シングルス×1台に。
にぎやかで嬉しい♪
途中で、みんなにオリジナルきなこチョコ(うぐいすきなこを牛乳で伸ばしてホワイトチョコと混ぜて固めただけ)を振舞った。
味は悪くないけど、すごくノドが乾いた。
お店の売上に貢献するおやつだな、こりゃ(笑)。

いやー、遊んだ遊んだ。
時折、対戦の組み合わせを変えつつ遊んで、ハッと気づいたらいつの間にか22時を過ぎていた。
また来月も開催しよう、サタデー・ナイト・キャロム。
(私の出社日を考えると、ちょっと早いけど5月9日(土)になる可能性が高い)

皆さんも次回はぜひ! 土曜にちょっくら遊んでみませんか?
未経験でも30分しかなくても大丈夫、ご参加をお待ちしております。

▼日本キャロム連盟のサイトはこちら
http://www.carromjapan.com/
▼会場であるDaydreamのサイトはこちら
http://trpgtime.cool.ne.jp/first/index.html

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2009年4月17日 (金)

読書:『クリスマスに死体がふたつ』

書名:クリスマスに死体がふたつ
著者:ジェイニー・ボライソー (著), 山田 順子 (訳)
頁数:320ページ
出版社:東京創元社 (創元推理文庫)
ISBN:978-4488198060
発売日:2006/5/20

読了は恐らくさきおとといだが、混んでるのでこちらに移動。

あらすじ 廃鉱でスケッチ中のローズの耳に響く女性の悲鳴。警察に通報したもののなにも見つからず、かつての恋人ピアース警部から小言をくらう。せっかく油絵の仕事がうまくいきはじめた矢先なのに。そんなおり、つきあって間もない画家ニックの元恋人が死体で発見され、ローズまでもが容疑者に。そんな状況でローズがじっとしていられるわけがない。好評コーンウォール・ミステリ第三弾。

『しっかりものの老女の死』に続くコーンウォールミステリー第三弾。
うん、こっちのほうが面白かったな。

油絵画家として再出発しようとするローズは、これまでと毛色の違う友人たちと付き合い始める。
その矢先に起こったのが、「女性の悲鳴ソラミミ?事件」(私が勝手に命名)。
さらに、「続・女性の悲鳴ソラミミ?事件」にも遭遇。
何も見つからずに小言をくらって辟易したローズが二度目の件を申告しないでいたら、新規恋人候補ナンバーワンの元恋人(ややこしいね)が失踪し、死体となって発見された。
しかも、溺れる前に死んでいたことが検死でわかるので、れっきとした「元カノ殺人事件」に。
彼女はもちろん、新たに得た友人たちもみんな容疑者になり、友達を疑わなくてはならないという悲しい状況に突入してしまう。

何と何がどの事件に属しているのかが、最後まで隠されているっぽくて、ちゃんとミステリらしいミステリに仕上がっている。
まぁ、殺人事件の犯人と動機は「そいつはどうじゃろう?」と、思わなくもないが(笑)。
登場人物たちがそれぞれにアヤシイ事情を抱えていて、それぞれがアヤシく見えるのが上手いところかな。
面白いが乗り過ごすほどではなく、通勤のお供にグーな感じ。

それにしても、なぜそんなにモテモテなのだ、ローズ?
どこかの少年漫画みたいだぞ(なぜか出てくるやつ出てくるやつみんなが主人公の男に惚れちゃうというよくあるパターンの…)。

▼この本はこちら。3時間半?

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2009年4月16日 (木)

展示:阿修羅展(東京国立博物館、東京・上野)

東博でやっている阿修羅展を見てきた。
昼間は1時間待ちだそうなので、16時半ごろ行って、18時閉館までのんびり見て回った。
(通常、火・水・木は17時閉館だが、好評につき18時まで開館時間延長中。さらに金曜だけでなく、土・日も20時まで開館に)

面白かった。
ここの展示はイイよね。

例の如く第一会場と第二会場に分かれている。
第一会場は創建当時の鎮壇具(ちんだんぐ、お寺が永いこと無事に立っていられますようにという祈りを込めて礎石の下だか中だかに埋める鎮めの品々、だったかな)と、天平時代の像がたくさん(阿修羅像はこの会場のラストにおわします)。
第二会場は、鎌倉仏教彫刻だ。

鎮壇具には、水晶などの天然石が多く、丸々と研磨されて非常に美しかった。
いいなぁ、あの碁石状の水晶とかガラス玉とか。
ころころきらきら。
うちにも欲しいなぁ(笑)。

天平時代の仏像その他は、脱活乾漆造りという、麻布をウルシで何層も塗り固める技法で造られている。
木彫じゃないんですな。
おかげでモロいことこの上なし。
造形も、線が細くて静謐な感じ。立体のくせに平面的だ。
そのため、迫力はない。が、見る者に何かを静かに訴える。
今回の展示では、阿修羅を除く八部衆七体と、十大弟子のうち六体(そのうち三体は4月20日でお帰りに)が広い会場の左右にずらり勢ぞろい。
こうやって見ると凄いなぁ。
その会場を抜けて、阿修羅サマの部分アップ映像を映すモニタの通廊(まるでアミューズメントパークの待機用スペース)を潜り抜けてやっと、やっと、阿修羅像が見えてくる。
しかしまだ近くには行けない(笑)。
手前のスロープを降りて、もう一度折り返してやっと、やっと、阿修羅像が今度こそ間近に(1メートル以内くらいに)観覧できる手はずになっている。
私たちは割とさっさとスロープを降りちゃったけど、これ、混んでる時間帯はぎゅうぎゅうで、きっと少しずつしか列が動かないんだろうな。
係員の指示に従って、時計回りにぐるっと阿修羅像を見て回った。
これも、意外と平面的。
六臂のせいで、写真からは立体的なイメージを得ていたのだが、それよりは平板な造りだった。
まぁ、像のバランスとか、目的とかを考えると当然なのかも。
ウデは、これまでのどの像よりも細く、ただの丸木のようで、非現実的だ。
もっともそうした非写実性がかえって、異形の神としての存在感を出すことに貢献しているのかもしれない。

阿修羅像を堪能したあと、第二会場へ。
こちらは鎌倉期に再建されたときの仏像などだが、天平の方々とあまりに違って、ただただビックリ。

まず、いきなり凄いパワーの四天王が並んでいて、度肝を抜かれる。
四体とも康慶(運慶の師匠?)の作品で、筋骨隆々、「平面」のヘの字も見当たらないような三次元造形だ。
ちょっとイタリアルネサンスを思い出したりして。
すごく肉肉しい、四天王。
先の阿修羅像とは懸け離れている。
また、踏まれている邪鬼がどれも可笑しい。
踏まれつつ余裕のあるヤツもいるし、「なぜこんな面倒な髪に?」と思うようなヤツもいる。
そしてさすがは慶派、槍などに付ける房飾りまで木彫で作っちゃっている。
……房飾り、ホンモノをつるせばいいと思うんだけど。
「何もかも彫らずにはいられない」んだろうな(笑)。

四天王の次は菩薩立像。でかい。
そして横から見ると、四頭身かせいぜい五頭身しかない!(笑)
まぁ、しょうがないんだよね、下から見上げると、頭は小さく見える。
四頭身ぐらいにしておくとちょうどいいバランスに見えるから。
八頭身なんかにしたら、見上げたときに頭が小さすぎて、有り難味が薄れそう(笑)。

最後に如来サマの頭部だけ。
これは運慶の作らしい。
下は……下だけもっと後世に別の人が作ったのかな。それで持ってきてないのかな。
まぁ、木彫はやっぱり見慣れているせいか、落ち着くね(笑)。
なんというか、空気に違和感がない。

再建予定の中金堂の模型(あんなパーツの多いモノ、よく造ったなー)も見たあとは、ミュージアムショップで中央の店舗のあまりの高額さにおそれをなして逃げ帰りましたとさ(笑)。

いやー、面白かった。
これは1500円でも観に行く価値があると思う。
畢婆迦羅、鳩槃荼、羅ゴ羅(ゴの漢字出ない)はお帰りあそばしてしまうが、他のものだけでも十分な見応えだ。
会期は6月7日(日)まで。

▼この展示の紹介ページはこちら。
東京国立博物館 特別展 興福寺創建1300年記念 「国宝 阿修羅展」

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2009年4月15日 (水)

キャロムデー20090415

20時に到着。
フリーザーさんが店員H子さんとシングルスで遊んでいたが、他にメンバーはいない。
しばらく一人で練習していたら、IさんとOさんがやってきたので、Oさんとシングルスを遊んだ。
教えながらやっていたら、1ボードに30分近くかかったような……。
そして、Oさんは時間があるからと、終わったところで帰ってしまった。

こっちでシングルスを遊んでいる間に、隣のボードは、Iさんと、その後来店したクラッシャーを加えてダブルスになっていたが、Oさんが帰るのをIさんが送っていくというので、私が代打ちに入った。
まぁ勝ったり負けたり。

クラッシャーはすごい経験豊富なくせに、フリーザーさんに指示ばっかり出して、珍しくも自分はほとんど入れていない(笑)。
なんか、この構図、どっかで見た。
そうだ、先週の、事務局のおねえさんだ。
難度の高い指示を出して、自分が入れるよりフリーザーさんに入れさせるとゆー、あのときのやり方そっくり(自分だってすごい手練れのくせに、初心者にばっかりやらせて~)。
どうしてフリーザーさんと組むと、みんな自分で入れない、モノグサになるかな?(笑)

21時過ぎに、やっとボーゲンメーカー(別名ヨワネちゃん)と事務局のおねえさんが来店。
お客さんも一緒だ。
お客さんは二人、フランスから仕事でいらした。
3ヶ月ほど日本に滞在されるらしい。
キャロムは、ちょっと遊んだことがある程度、なのかな?
まぁ、言葉がよく通じなくても一緒に遊べちゃう楽しめちゃうところが、キャロムのいいところだよね。
お土産にマカロン(本場モノだー)をいただいた。美味しかった~。
やっぱり美味しい思いのできることが多い、キャロムデー(笑)。

フランスのお客さんは来週も来てくれるかも??

そうそう、フリーザーさんは自分専用のストライカーを手に入れたのかしらん?
ぜひ次回、チェックせねば(笑)。

今週末、4月18日(土)の夕方 18:30 からサタデー・ナイト・キャロムをやります。
「平日だと来られない!」という方、ぜひ遊びにいらしてください。会場は同じ。
また、来週のキャロムデーは4月22日(水)です。
興味のある方はぜひどうぞ。

▼日本キャロム連盟のサイトはこちら
http://www.carromjapan.com/
▼会場であるDaydreamのサイトはこちら
http://trpgtime.cool.ne.jp/first/index.html

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2009年4月14日 (火)

お引っ越し事情2

ブログ引越し中。

いやぁ、結構たいへんだ。
7件登録してみたけど、それだけで30分かかる(笑)。
何に時間がかかるって、昔の日付を指定するのに時間がかかるんだよね。
なんだかCGIのようなカレンダーが出てきて、月単位でめくっていかなきゃならない。
2001年11月なんてハルカカナタですよ、行き着くのに毎回80回以上クリックせにゃならん。
今からゲンナリ(苦笑)。

と、思っていたら、昨日、通りすがりさんからのコメントで、楽天日記を書き出せるツールがあると判明!
近いうちに試してみようっと(現在ダウンロードのためのパスワードを請求中)。

とりあえず今日は手動で続行(笑)。

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2009年4月13日 (月)

お引っ越し事情

ブログ引っ越し中につき、おそろしく古い記事がアップされております。
どうか気にしないでください(笑)。

しかし自分でもよく書いたなー。
さすがに毎日ではないけれどね。
途中でスパーッと抜けた時期があったと思っていたけど、それほどでもなかったようだし。

でもって、楽天日記にはすでに1700件くらい登録されているらしい。
う~む(汗)。
引っ越しを一年で終わらせようと思ったら……1日あたり5件ずつ登録しなきゃならんのか。
週末休もうと思ったら、毎日7件……。
結構たいへんかも(汗)。
特に最近の日記は長いし。

一番めんどうなのは、画像付きの日記だなー。
まぁボチボチやろうっと(本当に一年かけるかもしれん…)。

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2009年4月12日 (日)

お引っ越し開始

今まで楽天広場もとい楽天ブログで日記をつけていたが、
楽天のあまりのユーザー軽視に耐えかね、ついに引っ越すことに。
もう9年近く書き続けていたのだけれど。
(過去記事の移動を考えると頭が痛い……)

まぁ、徐々にやります。

そして初めまして、ココログ。
とりあえず今日から新規はこちらで書いていくつもり。

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2009年4月10日 (金)

コンサート:BCJ第84回定期演奏会

■演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン
■独唱:レイチェル・ニコルズ(ソプラノ)、加納悦子(アルト)、ゲルト・テュルク(テノール)、ドミニク・ヴェルナー(バス)
■日時:2009年4月10日(金)19:00~
■会場:東京オペラシティコンサートホール(タケミツメモリアル)
■曲目:J.S.バッハ=メンデルスゾーン:
      マタイ受難曲 (1841年上演稿)

今回のマタイはよかった。
メンデルスゾーン稿にもかかわらず(笑)。
最初に鈴木雅明が挨拶に出てきて、マタイを初めて聞く人に「これはメンデルスゾーンが編曲したマタイであって、これがいわゆるマタイだとは思わないでください」と、簡単に説明していた。
私はマタイは何度も聞いているけど、それでも、説明しておいてもらえてよかった。
どうも楽曲の3分の2ほどをサッパリ切り捨てているらしいのだ(笑)。
知らなければ、「えっ、どうしてどうして???」とぐるぐる悩んで、音楽を聴くのに集中できなくなるところだった。

全体に若々しいマタイ受難曲だったように思う。
以下、一言(三言?)ずつ。
各楽器は特に言うことなし。あえて言えば、チェロがときどき「?」という音を出していなかったか?(チェロじゃないかも濡れ衣かも……)
でも全体にレベル良し。昔は遠くなりにけり……なんてね。

ソプラノは実に美しい声。でも留まらずに全部流れてっちゃうんだよなー。「より音楽的だ」といえばそうかも。
アルトは、やや近代的な感じ(メンデルスゾーンだから?)だったが、日本人であの体型であの声量はすごい。小さめにコーラスを付けるようなときでも決して埋もれないのは素晴らしい。
テノールは、もう言うまでもないでしょ。彼でなければレチタティーヴォは全部退屈しちゃうって。今やゲルト・テュルク以外のエヴァンゲリストを退屈せずに聞ける自信がない。今回も表情豊かで、声も豊かで、素晴らしかった。
バスは、この人はどっちかっていうとあまり深みのない声なのだが、今回の若々しいマタイにはかえって合っていた気がする。イエスも若々しく感じたりして。

そして何よりも合唱が、素晴らしかった。
特に、左右あるうち、向かって右側の一隊。
非常にやわらかく歌い上げるところが何箇所かあって、もう聞いている間中ドキドキですよ。
流行の「地声全開」みたいなのじゃなくて、こういうやさしい歌い方ができるのっていいなぁ。
こういう、しみとおるような合唱が、聴きたいんだよね。
テノールの真ん中の人が、体全体で歌っているようで、よさげだった。
次回からは彼に注目してみよう。

楽曲は、確かにかなりの部分が削られていて、私の好きなアリアもなくなっていたりした(笑)。
民衆が「ユ・ダ・ヤ・の・お・う・さ・ま!」とかって嘲る部分もなかったような?(聞き落とし?)
それでも一応、一般的なポイントはすべて抑えてあって、「マタイ」らしいドラマチックな受難曲に仕上がっているのだから、凄いやメンデルスゾーン。

実はBCJで、マタイで、これだけ満足したのは初めて(テノールは毎回サイコーですが)。
それがメンデルスゾーン版っていうのは微妙だけど(笑)、短くなった分、演奏に時間をかけられたのかもしれないな。
それにつけても、こういうときに限って(いや、こういう公演だからこそ?)、プログラムが売り切れて手に入らなかったのは残念なことだった。

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