コンサート:アレクサンダー=ガヴリリュク☆ピアノリサイタル~「ピアニスト100」65/100
■演奏:アレクサンダー=ガヴリリュク
■日時:2003年10月12日(日)15:00~
■会場:彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
■曲目:オール・ショパン・プログラム
幻想曲 ヘ短調 op.49
12の練習曲 op.10
バラード 第2番 ヘ長調 op.38
12の練習曲 op.25
★ポロネーズ/スケルツォ/死の舞踏(サン・サーンス作/ホロヴィッツ編)
よかった。
まずもって、こんなに最後までお客さんが席を立たなかったのは、上原彩子の回以来である。
拍手も鳴り止まず、みんな彼のピアノを気に入ったようだった。
ガヴリリュクは先年、新人プログラムのときに来るはずだったが、交通事故で頭蓋骨陥没という重傷を負い、リサイタルは今年に延期されていた。
とくに深く考えていなかったのだが、よくまあ復帰したものだ。奇跡的、らしい。
テクニック的にはまだ「カンペキ」には遠いのだが、とにかく聞かせてくれる。
個人的には、久しぶりに「聞きたかったショパンを聞いた」という感じだろうか。
特に、前後半とも12の練習曲がよかった。
(ショパンも凄いよな~、あんな完成度の高い曲を「練習用」に作らないでほしい……)
何がどう、ともいえないのだが、一言で言うと「魅力的」だった。
帰り際、「やっぱり若さかしらねぇ」と言っているお客さんがいて、「ああなるほど」とも思った。
「何が?」と聞かれると困っちゃうのだが、そういう感じだった。
若さバクハツの演奏でぐんぐん引き込んでいく感じ。
でもそのバクハツって、ヤンキーなバクハツじゃないんだけどね。
そしてCDは買うは、終了後にサインは貰うは、自分とも思えない振る舞いをしてしまった(笑)。
こんなに気に入ったのは15人くらい聞いてきて3人目である。
さらに、余波で「死の舞踏(サンサーンス)」にはまり(本来ピアノ曲ではないがアンコールで聞いた)、毎日聴かずにはいられない日々を過ごしている(笑)。
やっぱり生のコンサートはいい。影響力甚大(笑)。
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