舞台:八月納涼歌舞伎(野田版「鼠小僧」)★歌舞伎座
二度目。
前回は三階席だったが、今回は一階のS席だ。
花道に近い(でも裏側(笑))、いちばん端っこの席。
前回は花道はほとんど見えないもののほとんど真正面から舞台の奥まで見通せてよかったが、今回は今回で間近で役者さんたちを見られて、これも楽しかった。
みんな芸達者だなぁ。
「どんつく」の田舎者と「鼠小僧」の大岡越前が同じひと(三津五郎)だとか、
「どんつく」の白玉売り(女)と「鼠小僧」の棺桶屋の三太が同じひと(勘九郎)だとか、
筋書き見なきゃわからない。びっくりだ(笑)。
「鼠小僧」はだれもかれもノリノリだったが、とりわけ福助がキレていた。ものすごく可笑しい。
ブラックなネタが多いのに、役者が上手いとそれを笑い飛ばせる。
ああ、脚本もだね。脚本がよくなければ全部死ぬから。
も~、三津五郎の大岡越前は、「こんなワルいるか?」って感じで(←誉めてます)、時代劇の悪役連名も形無しという印象だった。
まぁ今回は「野田版」ということでいつもより強く感じたが、歌舞伎座へ行くとなぜか「新しさ」を感じる。
新しいものをどん欲に取り入れようとする姿勢というか。
それは売店でも同じことで(笑)、結構楽しめるのだ、あそこの売店。
新旧をそれぞれうまく取り入れた商品があったりして。
キティちゃんはいただけないけど……。
もちろん、舞台を見ていてもそのどん欲さは十二分に感じられる。だからといって、古いものをないがしろにしたりはしない。
両方出来るっていうのは、すごいことだと毎回思うのだ(とかなんとか言ってますが年に1,2度行く程度です)。
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