舞台:「阿修羅城の瞳」★新橋演舞場
夏木マリが出るというのでチケットを取ってみた。
いのうえ歌舞伎の一つ、エンターテイメントだ。
そして夏木マリは期待通り、おどろおどろしくて(←役柄上)表情豊かだった。
ここの舞台は、和服の扱いが上手くて、安心して見られるのが何よりいい。
歩くだけでも様になる。
最後の演出がよかった(以下、ちょっとネタバレです)。
桜の木の陰から赤ん坊の泣き声がして
「ツバキの生まれ変わりか?」と思わせる。
しかしイズモが布を抱えて出てきて暫し佇んだあとで、
ばっと布を引くと赤ん坊はおらず、ただ赤い花びらばかりが流れてゆく。
イズモの手に残るのは白い布、背後には赤子をあやす女のマボロシ……。
よかったよ、赤ん坊が非在で。ラストが締まりました。
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 【展示】「どうぶつ図書館 FINAL」(ギャラリーコピス、東京・清澄白河)(2024.08.25)
- 【舞台】CHAiroiPLIN おどるシェイクスピア「PLAY!!!!!」(夏の夜の夢)(2024.08.04)
- 【グルメ】カフェ 加賀麩不室屋(サントリー美術館ミュージアムカフェ)(2024.06.14)
コメント