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2003年8月18日 (月)

舞台:「阿修羅城の瞳」★新橋演舞場

夏木マリが出るというのでチケットを取ってみた。
いのうえ歌舞伎の一つ、エンターテイメントだ。
そして夏木マリは期待通り、おどろおどろしくて(←役柄上)表情豊かだった。

ここの舞台は、和服の扱いが上手くて、安心して見られるのが何よりいい。
歩くだけでも様になる。

最後の演出がよかった(以下、ちょっとネタバレです)。
桜の木の陰から赤ん坊の泣き声がして
「ツバキの生まれ変わりか?」と思わせる。
しかしイズモが布を抱えて出てきて暫し佇んだあとで、
ばっと布を引くと赤ん坊はおらず、ただ赤い花びらばかりが流れてゆく。
イズモの手に残るのは白い布、背後には赤子をあやす女のマボロシ……。

よかったよ、赤ん坊が非在で。ラストが締まりました。

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