映画:「ギャングスター・No.1」
■監督:ポール=マクギガン
■出演:ポール=ベタニー、マルコム=マクダウェル、デヴィッド=シューリス他
試写会が当たったので行ってきた。
面白かった。
イギリス生まれのギャング映画。
「ロンドン・ノワール」って言葉が生まれそうな(もう生まれたの?)。
しかし困った。
マルコム=マクダウェルの所為で、主人公の名前をどうしても思い出せない!
何度考えても「アレックス」になっちゃう~。違う~、これは「時計仕掛けのオレンジ」じゃないんだ~!
(※「アレックス」は映画「時計仕掛けのオレンジ」でマルコムが演じた主人公の名前です)
デヴィッド=シューリス演じる暗黒街の貴公子の名前はバッチリ覚えてるんだけど。
フレディ=メイズ。
何度この名前が口にのぼったかわからない。
若いギャングがそのボスに憧れ、彼になりたいと望み、あふれた野心でとうとう彼を陥れ、自分が王座の後釜に座るとゆーごくごくありふれたハナシなのだが。
最後にこの年老いた王(マルコム=マクダウェル)が「俺はナンバーワンだ!」と叫びながら(これが言い訳にしか聞こえない)、建物のてっぺんから飛ぶ。その彼に「お前がなりたかったのはナンバーワンじゃなくて、フレディ=メイズその人だろ」と意地悪を言いたくなったのは私だけではあるまい。
(おや? とすると感情移入してたんだ。はにゃ~)
あとは、ロンドンの下町なまりなのか、「メイズ」は「マイズ」にしか聞こえないし、「デイ(日)」も「ダイ」にしか聞こえない。ヒアリングの練習には適さない映画である。その分、その世界の雰囲気はよく出ていたんじゃないかと思う。
なかなかよくできていた。好みは別れそうだけど。
途中の暴力シーン(殺人シーンともいう)は、酷かった。
大半を観客の想像力に頼っているのが、いっそう酷さを感じさせることになって、見ていて「イヤな臭いがするな」と思ったらどうも自分で血の臭いを思い出していたらしいという……………。
酷かった(笑)。
よくできていたと言うべきなんだろうけど、恋人と行くのはあまりお奨めしない。
まぁね、試写会はアベック多かったし、そんなことは彼らにとって何の障害にもならないのかもしれないけど(笑)。
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