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2003年4月30日 (水)

Pierre-Laurent Aimard★at Carnegie Hall

■演奏:ピエール・ロラン=エマール
■発行:ワーナーミュージック・ジャパン(WPCS-11303)
■価格:\1,980.-(税込)

4/27の日記で書いた、ピエール・ロラン=エマールのCD。
カーネギーホールでのコンサート録音である。
これはリサイタル会場で買った(そしてCD盤面にサインをもらった!)。
ベルク、ベートーヴェンのピアノソナタから始まり、リスト、ドビュッシー、そして現代へ移ってリゲティ、メシアンを弾きこなす。
ちょうどピアノ曲の歴史的展開を見るような構成になっており、ピアニスト本人の野心(?)が伺える。

音が綺麗。
しかし、ナマで聞いたときほどの豊潤潤沢な感じはやっぱりないかな~。ナマが一番面白いな~。
それでもどの曲も綺麗である。

エマールはメシアンなどの現代曲を主によくするピアニストらしいが、ドビュッシーは当然としても(あの妙なズレ方は現代曲に通ずるような気がするので)、ベートーヴェンだってリストだってきちんと弾きこなしている。
もともとこのCDは、会場で聴いた「熱情」をもう一度聴きたくて買ったようなもので、CD中の「熱情」も何度も聞きたくなるような演奏だ。
音が透明で、でも軽くなくて、ふわふわしていないのに土臭さがない。そしてとっても「熱情」的。

CDの帯によれば、彼は「知るひとぞ知るピアニスト」なのだそうだ。
私も知ってよかった。手まで握っちゃった(笑)。


▼このCDはこちら。

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