« 屋根の写真 | トップページ | 舞台:蜷川「ペリクリーズ」★さいたま芸術劇場 »

2003年3月10日 (月)

読書:『陋巷に在り』7・8巻★酒見賢一

■書名:陋巷に在り 7(医の巻)/8(冥の巻)
■著者:酒見賢一
■出版社:新潮社(新潮文庫)
■発行年月:2002年10月/2003年02月
■本体価格:552円/590円

はじめに。
途中から読んでも全然面白くないです。
まだの方は1巻から順を追って、登場人物をしっかり記憶しながら読みませう。
(キャラクター小説の気もあるので、登場人物がわからないとまるで面白くありません)

7巻のあらすじ。
費の反乱を危機一髪のところで鎮圧した孔子は、少正卯一派の実力を思い知らされていた。そこに突然、妖女・子蓉が面会を申し込んでくる。一方、子蓉の媚術により瀕死となった美少女・予(本当は女偏がつく)は、顔氏の里に運ばれ、南方から呼ばれた名医の診察を受ける。予は医の力によって救えると断言されるが……

8巻のあらすじ
妖女・子蓉の媚術により、陋巷の美少女・予は次第に病み衰えていく。満月の強大な魔力を利用する子蓉と巫医の神である祝融の力を借りる異形の南方医との、命を賭けた闘いが始まった。孔子最愛の弟子・顔回は、予の内に潜む鬼魅を制するために、薬草漬けの酒で一時的に意識を殺し、神・祝融の導きによりて九泉(仮の冥土)に向かったが……


え~、ものすごく省略すると、どっちの巻も「子蓉は強かった!!」で終わる(笑)。
あ、「強い!!」(現在形)でもいいです、別に、どっちでも彼女は気にすまい。

え~、そしてますます作者の悪ノリがひどくなり(これは誉めているのではナイ)、蘊蓄の嵐
私もさすがに切れた。
こんなことばかり書いてないで、本編書け!
だからどんどんつまらなくなるんだろうが!!

なんだか3分の1くらいは、「そもそも『医』とは……うんちく」といったハナシで、物語からすれば内容がない。
そしてそれらは、読者に苦痛を強いてまで読ませるべき話とも思えない。

あ~あ、1巻は面白かったのにな。
勢いがあって、蘊蓄までとても面白かった。
あれを読んでいたときは、「早く次が出ないかな」と思ったものだが、いまや思わない。
2巻までが花だった。

まぁ、好きに書きなさいよ。
そうやって好きにやれば、そのうち読者みんなから見放されるから。
ああ、カルトなファンは残るでしょうけど。

個人的にはあまりオススメしない(じゃあ書くな?)。
1巻だけが超オススメ(2巻も「超」ではないが大丈夫)。
とかって、2冊とも一晩で読んでしまった人間の言うべきことではないかもしれないが……(汗)。

▼7巻はこちら

▼8巻はこちら

|

« 屋根の写真 | トップページ | 舞台:蜷川「ペリクリーズ」★さいたま芸術劇場 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 読書:『陋巷に在り』7・8巻★酒見賢一:

« 屋根の写真 | トップページ | 舞台:蜷川「ペリクリーズ」★さいたま芸術劇場 »