ジャンヌ=ダルク
NHK総合で二夜連続放映していた、海外ドラマ「ジャンヌ=ダルク」。
英語圏でつくられているためジャンヌがジョアン(Joan of Arc)になっていて、「そうなるのかー」とヘンなところで恐れ入った。
(実際のセリフは吹替えだから「ジャンヌ」なんだけどね)
面白かった。
コーション司教がピーター=オトゥールだった! 吃驚。ふけたな~……。
ラ・イールという傭兵隊長が出てくるんだけど、彼がかっこよかった~。ペーター=ストラウスとかゆー名前の俳優さんだった。要チェック。
おっと、肝心のジャンヌは?
若いっつーか血気盛んっつーか……人間らしくてよかった。
でもやっぱりあれだな、神の声を直接聴く人間って、傲慢だな~。しみじみ。
自分が「解釈」した神の声が、そのままこの世の真実ではないかもしれないということが、どうしてもわからないのだ。
「自分」が聴く以外の真実が、この世にあるかもしれないことを、どうしても認められないのだ。
私は神の声を聴く者ではないから、むしろコーション司教の悩みのほうがよくわかる。
この敬虔な若い娘の魂を救いたいと、本当に願っていたのに。
ドラマの脚本家はアヌイの「ひばり」の脚本も吟味したに違いない(笑)。
そうしたジャンヌの傲慢さも(よくも悪しくも)それとなく描かれていて、彼女を単に「悲劇の聖女」で終わらせていないのがよかった。
全体の雰囲気もちゃんと中世らしかった。戦闘の猥雑さとか。
しかし、もうちょっと早い時間にやってほしかったよ~(笑)。深夜なんだもんな~。
風邪引きには辛かった。
え? 見るな? それはその……ごにょごにょ。
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