コンサート:祝祭~バッハのクリスマス~★バッハ・コレギウム・ジャパン
■会名:祝祭~バッハのクリスマス~
■演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン
■独唱:野々下由香里(ソプラノ)、波多野睦美(アルト)、桜田亮(テノール)、他BCJ合唱団員
■日時:2002年12月10日(火)19:00~
■会場:東京オペラシティコンサートホール(タケミツメモリアル)
■曲目:前奏曲とフーガ ト長調 BWV541(オルガン独奏:鈴木雅明)
《いと高き神にのみ栄光あれ》 BWV715(オルガン独奏:鈴木雅明)
管弦楽組曲 第3番 BWV1068
モテット《主にむかいて新しき歌を歌え》 BWV225
《マニフィカト》変ホ長調 BWV243a(クリスマス版)
★アンコール合唱曲★エサイの根より若枝は育ち
バッハづくし。う~ん、贅沢。
2階席の最前列で、この席もいい席だなぁ、定演の席、再来年からこっちに変えてもらおうかなどと思ってしまった。
今回のオルガン独奏は、今井奈緒子さんではなく鈴木雅明さんだった。
美しく弾くというのではなく、やんちゃ坊主が思うがままに自由に弾きまくっている、そんな感じだった。
管弦楽組曲第3番は、「G線上のアリア」の別名で親しまれる<エア>を含んでおり、全体に華やかな作品。
<エア>はとびぬけて美しい。
モテットもよかったが、今夜はマニフィカトのアルトに感動した。
まず6番目の、アルトとテノールのアリア。う、美しい~。
それから9番目の、アルトのアリア独唱。
ずっと聞いていたくなるような、綺麗な旋律だった。
また鈴木氏の「ブチ切り」の癖が出ていて、ちょっと嫌なところもちらほら。
まぁ、最悪なときより余韻が残ってまだマシだが、美しい音楽でも解釈が異なってしまえば、突然好みと合わなくなるいい例かも(どちらが正しいというのではなく)。
次のメサイアがどうであるか……最後がぶちぶち切られませんように。
アンコールは合唱。器楽はいれず、ひとの声だけで織り上げた。
特に言葉で説明する必要もないでしょう。
バッハ、うるわし。
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