コンサート:BCJ ヘンデル「メサイア」★サントリーホール
■会名:聖夜の『メサイア』
■演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン
■独唱:野々下由香里(ソプラノ)、波多野睦美(アルト)、マシュー=ホワイト
(カウンターテナー)、櫻田亮(テノール)、ステファン=マクラウド(バス)、他
BCJ合唱団員
■日時:2002年12月24日(火)18:30~
■会場:サントリーホール・大ホール
■曲目:ヘンデル・オラトリオ『メサイア』HWV56
まず、なんということか、チケットを家に忘れた。がーん。
家に取りに戻っていたら1時間の遅刻になる。どうしよう。
困って、バッハ・コレギウム・ジャパンの事務所に電話してみた。このチケット、直
接BCJから買ったものだし……
そうしたら親切に対応してくれて、結果、名刺による本人確認で入れることになっ
た。助かった。
本番はまあまあだった。
どうも……鈴木雅明の解釈(指揮)が、私の好みじゃないという最大の問題はあった
ものの、合唱はよかったし、器楽も最近ハズレが少ない。
第二部のアルトとカウンターテナーの二重唱「なんと美しいことか、良い知らせと救
いの知らせを告げる者の足は」が非常に美しかった。特にアルトの声の美しさが本日
は目立った。
そして第二部最後のハレルヤ。相変わらず宝石のような合唱。
しかし今回の演奏は上方向(天上)への指向性が低く、地上の「合唱」にとどまって
しまった気がする。これは指揮者のせいだ……そういう思惑だったのかもしれないけ
ど、う~ん……。
あとは第三部のバスとトランペットのからみ。
これは確か去年、「トランペットが全然リズムに合っていなかった」と日記で叩いた
覚えがあるが、今年はぴったり合っていた。
メサイアだけでなく、他の曲でもトランペットの演奏はものすごくよくなっている気
がする。この半年くらいそれを顕著に感じてきていたし、今回は安心して聴くことが
できた。
客層がいつもより悪かった(天下のサントリーホールで…)。
ざわざわした空気が、いつまで経っても止まない。
パンフレットをめくったりする音に無頓着なヒトが多く、
また、最後に終わったとき、怒濤のように出ていってしまうヒトが多かった。
なんだかな~。
こんなメジャーな会場で、24日のイブの日にやるのが拙いのでは?(雰囲気やネーム
バリューだけで来る人が増えるから)
アンコールは「クリスマスの贈り物」の合唱。海外ではポピュラーなクリスマスソン
グだ。
でもひねりすぎ。アレンジ、やりすぎだって。
この曲自体を楽しめなかったのが残念だった。
あと、「9」は「roads are leaping」で「10」が「ladies dancing」だと思うの
だが、ひっくり返っていた。まぁ、でも民間で受け継がれてきた曲だから、いくつか
のバージョンがあるのかも。
こういうクリスマスイブを過ご
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