コンサート:エレーヌ=グリモー☆ピアノリサイタル~「ピアニスト100」57/100
■演奏:エレーヌ=グリモー
■日時:2002年12月8日(日)15:00~
■会場:彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
■曲目:バッハ/ブゾーニ シャコンヌ
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 op.109
ブラームス 3つの間奏曲 op.117
ブラームス 2つの狂詩曲 op.79
紫のベルベットのジャケットに、黒のパンツスーツで颯爽と現れた。
パンツスタイルかぁ。女性では珍しいかな?
そこそこ美人だし、可憐な雰囲気。
が。
ものすごい強さ、重さで弾く女性だった。
見かけをまるで裏切っている(笑)。
叩きつけるようにいうわけではなく、重く重く、豊かに弾く(ちょっと《ずるべったり》かな)。
音量もかなりあった。
それなのにそれなのに。
2曲目、寝ました(汗)。あの音量でなぜ寝られるんだ、私?
このピアニストさんもよく「歌う」ひとのようだったので、見ていると耳がおろそかになりそうだなぁと思って目を瞑ったのが間違いだった。
ハッと気がついたら第3楽章だった(笑)。
後半はちゃんと起きてた。目は瞑ってたけど。
ブラームスは得意みたい。
とくに最後のラプソディがよかった。本当によかった。
なんかも~、「どこがラプソディ?」ってくらい、暗く重く「おどろおどろ~」しく弾く(笑)。
その弾き方がまたブラームスによく合うこと。ぴったり。
そっか。ブラームスっておどろだったのか(まぁ確かに一面ではそうなのだが)。
家に帰って気になって、グールドの演奏で同じ曲を聴いたが、こんなにおどろではなかった(笑)。
今度、他のピアニストのラプソディも買ってみよう。
こんなふうに思わせるあたり、やっぱり腕のいいピアニストだったらしい。
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