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2002年10月18日 (金)

コンサート:バッハ「ブランデンブルク協奏曲」★バッハ・コレギウム・ジャパン

■演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン
■日時:2002年10月18日(金)18:45~
■会場:神奈川県立音楽堂(桜木町)

これはなかなか!
よかった。うん。
(桜木町くんだりまで行った甲斐があった……遠かった……)

第一曲目のコルヌ・ダ・カッチャの出来がいまひとつのような気がしたけれど、あとは総じてレベル高し。
ブランデンブルクは、メロディやハーモニーが美しくすばらしいのは知っていたけれど、こんなに「見て楽しい」ものだとは知らなかった。
旋律が第一ヴァイオリンから第二、第三、それから第一ヴィオラ奏者、第二、第三……というようにリレーされていくのが何度もあって、「こんな受け渡しで演奏してるものなの」だとか「こんな組み合わせで交互に弾いてたの!?」だとか、いろいろ目で見ての発見があって面白かった。
是非に一度はナマを聴きに行くことをオススメ。

プログラムの解説文もよかった。
なるほど、そうか~。すごい野心作だったんだな~。
確かに言われてみると、伴奏一辺倒になりがちなチェンバロが主題をのっとって高らかに独奏したり、重要ポストを占めるヴィオラ・ダ・ガンバを伴奏にもってって地味なヴィオラを独奏させたり、「これでもか」って意気込みが構成の随所に感じられる。
すばらしい曲。
最後の第六曲めになって、終わるな、終わるなと願ってしまった。
バッハってすごい(あ、ついでにBCJも(笑))。

当然、家に帰ってからはブランデンブルクのCD聴きまくり。
でもやっぱりナマの鮮やかさにはなかなか敵わないんだな~、レオンハルト版ですら。
また機会があればぜひ聴きに行きたい。

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