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2002年9月の記事

2002年9月30日 (月)

週末

今週末はイベント目白押し(ワタクシ個人的に)。
金曜から日曜まで毎日一つずつ音楽を聴きに行く(笑)。
しかも全部毛色が違う。
金曜日はロックコンサート。
土曜日は和製オペラ。
日曜日はピアノリサイタル。
わーお。
耳が忙しい(笑)。

しかし、それら3公演のチケット代を全部あわせても、昨夜のゲオルギュー&アラーニャの御代にはまだまだ及ばないのであった!!(笑)

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2002年9月29日 (日)

コンサート:アンジェラ=ゲオルギュー&ロベルト=アラーニャ★サントリーホール

■歌唱:Angella Gheorghiu, Roberto Aragna
■演奏:ジョルジョ=クローチ指揮、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
■日時:2002年9月29日(日)19:00~
■会場:サントリーホール
■曲名:ヴェルディ:歌劇『運命の力』より「序曲」
    ゴメス:歌劇『グワラニー族』より「声が聞こえる」(二重唱)
    プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』より「ある晴れた日に」(ゲオルギュー)
    ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』より「序曲」
    ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』より「疑いの心をいだくとは」(アラーニャ)
    ドリーブ:歌劇『ラクメ』より「どんな神、どんな神だって、ああ!」(二重唱)
    <休 憩>
    ビゼー:歌劇『カルメン』より「前奏曲」
    ビゼー:歌劇『真珠とり』より「お前は俺がわからなかったのか」(二重唱)
    レオンカヴァルロ:歌劇『道化師』より「衣裳をつけろ」(アラーニャ)
    ヴェルディ:歌劇『運命の力』より「神よ平和を与えたまえ」(ゲオルギュー)
    マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より「間奏曲」
    プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』より「変わらぬ愛を」(二重唱)
    <アンコール>
    ムジカ・プロヴィータ(禁じられた音楽)(二重唱)
    ムジカ(グレゴリュー編曲)(ゲオルギュー)
    ロリータ(アラーニャ)
    コメプリマ(二重唱)
    オソレミオ(二重唱)×2回

前から2番目の席だったのでよく見えた(笑)。
最前列はファン倶楽部の方々で占められているらしい。2、3列目のど真ん中も。
美男美女の取り合わせで、確かに見ていて気持ち良いかも。
オペラ界も昔と変わったな~。

ゲオルギューは柔らかみのない声質が今ひとつ好みではなかった。上手いですが。
プッチーニが凄く似合いそうな歌手。
でも一番活き活きして聞こえたのは、アンコールの「ムジカ」という曲だった。
アラーニャは、ポスト三大テノールといわれるだけのことはあるかも。
なかなかいい声量と声音。
本来「男らしい」歌い方をしているようなのに、甘いマスクでみんな騙されるとゆー(笑)。
そして「ロリータ」が一番のびのび上手く歌えてたってのはどーかね(笑)。

今日が最終日(?)だったからかもしれないが、何度も何度もアンコールに応えてくれて、嬉しかった。
また客の側もなかなか会場を去ろうとしない。
すでに固定ファンがついているらしく、彼らが手を上げるだけで嬉しそうに両手を振り返す人々があちこちに。
「オソレミオ」も二回も歌ってくれて。ああ、一緒に歌いたかった。歌詞、今度覚えようかな。カンツォーネっていいにゃ~。

伴奏(といったら失礼だが)の東京シティフィルも結構よかった。日本のオケも底上げしてきている。

しかし。二人とも映画の宣伝はしないのか? 結局『トスカ』は歌わなかったんじゃあ……?(苦笑)

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2002年9月28日 (土)

展示:小倉遊亀展★国立近代美術館

■展名:小倉遊亀展 ~人、花、こころ~
■会場:国立近代美術館(東京・竹橋)
■会期:~10月6日(日)10:00~17:00 ※木・金は20時まで開館

これは招待券があったから、行ってみた。
なかなかよかった。「飛鳥・藤原京展」(9/27)よりも行ってよかったと思う。
絵はいいねぇ。

女流日本画家で、数年前まで生きていたらしい。享年105歳。
長寿なので、この人の「中期」というと「60歳代」くらいになる。う~ん、凄い。
その中期は、マティスの影響の濃い時代で、日本画の枠を越えた面白い作品が続出。
他の洋画家なんかよりよっぽどマティスっぽい線を引く。
(でも模倣ではない)
そしてまた、画面構成も、キャンバスいっぱいに背景を書き込む洋画の形式に。
そのあとまた余白を生かす日本画式に戻るんだけど、変遷がはっきりしてて、見てて面白い。

私は一番最初にかけられていた「浴女」の1枚目が好き。
湯船の中のゆがみ具合が、見ていてこっちの脳をぐらぐらさせてくれる。
感じるのは不安定さ、でもいつまでも見つづけていられる。
その次のブロックにあった、子供のまっすぐな瞳もよかった。

総じて温かく、力強い絵を描くひと。
ああいう淡い色づけでも力強さを表せるのだなぁ。
10月6日で終わってしまいますが、機会があったらご覧ください。実物は特に雄弁。

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2002年9月27日 (金)

展示:飛鳥・藤原京展★東京都美術館

■展名:飛鳥・藤原京展
■会場:東京都美術館(東京・上野)

あと二日しかないということで、行ってみた。
無料だからよかったけど、これで1200円は高いな、というのが正直な感想。
特に前半は面白くなかった(複製が多かったし)。
それと、壬申の乱当時の兵の装備を、原寸大の人形を使って展示してあるのだが、弓に矢を番えた状態で鏃をもろに客側向けるのはヤメロ
仮令(たとえ)絶対に放たれることがない矢であっても、気持ちいいものではない。
この向きに展示したひとの神経を疑うね。
「どうしてもこの向きが必要」というなら、鏃を取っておくとか綿帽子かぶせておくとか、何か工夫すべきだろう。

後半、藤原京についての展示はなかなか面白かった。
特に、藤原京で仕事・生活するひとびとの様子(推定)が。
役人がどういう道具を使ってどんな仕事していたか、とか。
一番人気が高そうだったのは、食事の模型。
貴族の食事がまぁなんと豪華なこと。本当に「ご馳走」だわ。現代でも、私たちのような庶民にはなかなかお目にかかれないだろうご馳走。おばさまたちがこの展示の前に群がって、ためつすがめつしていたのも楽しかった。
その次に展示されている「下級役人の食事」。ガーンと一段(数段?)ランクが落ちる。物凄い落ち方。
さらに「庶民の食事」。小役人よりさらに減る。ひどい(涙)。

あ~、私、古代に生まれなくてよかった。
あんまりだわ、この食事内容の格差。貴族ってナニサマ?(日本の貴族はオブリッジ負わないから余計にむかつく)

しかしまぁ……私の古代への愛情が冷めちゃったのか、別に「見に来なくても後悔しない」展示だったような気がするな。
ひとつにはイヤホンガイドに頼る分、純粋な展示の力が失われているのであろう。

実は招待券は2枚あって、友人を都合できなかったのと、明後日で終わってしまうのとで、その場で若者をつかまえて「使ってください」と1枚渡した。
向こうは最初、突然のことで何を言われているかわからなかったようだ(笑)。
よかったじゃない、1000円くらい浮いて(二人組みだったから半分こだな)。
こういうこともあるさ。

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2002年9月26日 (木)

幼(おさな)ブリッコ

家の近くのとある店で。
若いカップルが一組、私のそばでうろついていた。
高校生くらいか、もうちょっと上か。女の子は普通に茶パツだった。
別によくいるカップルなんだけど。

女の子が喋るのを聞いて、鳥肌が立った。
まるで小学生の喋り方なのだ。
そんな、この場でちょっと甘えてみせているとか、そういう感じではない、自然に話すその話し方が本当に小学生としか思えない幼稚さ。
うわあ、気持ち悪い。
見た目17~18歳なのに、出てくる声と言葉が10歳くらい。このアンバランス。

ああいう彼女とつきあっている男の子の方も、私には信じ難い……。
まぁ、蓼食う虫もなんとやら。かまわないんだけどね。
ちなみに男の子の方は、ごく普通の若者っぽい喋り方でした。

それにしても気持ち悪かった。
幼ブリッコ極まれり、という感じ(もはや「ブリッコ」ですらないのかも(汗))。

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2002年9月25日 (水)

彼岸花

気がついたら庭に彼岸花が咲いていた。真っ赤。鮮やかな赤。
紅(くれない)というにはやや明るく、赤(あか)というにはほんの少し青い。
綺麗な花なのに、どうして嫌われるのかなぁ。
花の形なんか芸術的だと思うんだけど。
やはり葉がないのがいけないのか(赤が目立っちゃって)。

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2002年9月24日 (火)

くちびる

ぎゃー!!
知らないうちにくちびるが切れてるー!!
痛いよぅ~(涙)。
ひでーわ、こりゃ。早くリップクリームを準備しなきゃ。

こうして私は冬の到来を知るのであった。

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2002年9月23日 (月)

デビュー・リサイタル★ハエ・スン・パイク

■CD:Debut Recital
■演奏:Hae Sun Paik
■発行:東芝EMI(TOCE-55263)

9/21の日記で書いた、本人のピアノ・リサイタルで購入した一品。
メンデルスゾーンの無言歌集、モーツァルトの幻想曲、シューマンのフモレスケと子供の情景、そしてラヴェルのラ・ヴァルスが入っている。
何度も繰り返し聴ける心地よさがある。
それから音に奥行きがある。
でもプロのピアニストだったらそのくらい当たり前なのかな。

斜に構えたところがない。
かといって引っかかりが何もないわけでもない。
まぁ、どうしても生演奏には敵わないけれど、上質な音楽である。
(ナマは凄かった…)

ラ・ヴァルス、うまい。
パイク自身が編曲しているのだが、もともとオーケストラ用の曲だということを忘れるくらい、よく表現されている。
ラヴェルは好きなので、これはとても嬉しい。
すでに何度聴いたかわからないくらい繰り返し聴いてしまった。


▼このCDはこちら。

デビュー・リサイタル”トロイメライ”

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2002年9月22日 (日)

ランダム

よくオーディオ機器にランダムプレイの機能がついてくるが、私はあれをほとんど使ったことがない。
個人的には、要らないんじゃないかと思うくらい、使わない。
普通はみんな、もっとよく使うものなのだろうか?

この間、MDウォークマンでロミオとジュリエット(ばい・プロコフィエフ)を聞いていたら、突然曲が飛んでしまった。
「おいおい、ロミオが死のうってときにマキューシオが生き返ってどーする(汗)」
などと自己ツッコミを入れながらリモコンを見たら、どこで間違ったのかプレイモードがランダムになっていた。
それじゃー順番もばらばらになるわさ。

クラシック音楽をランダムで聴くと、気持ち悪いだろうなぁ~。
交響曲なんか、第4楽章のあとに第2楽章が来たりして……ああ、想像するだけで気持ち悪い(笑)。
ならばロック・ポップス系ならOKかというと、どうだろう?
アルバムとして完成度の高いものは、全体像を崩さないために、やっぱり曲順も変えたくないだろうと思うし…。

という感じで、結局「ランダム」機能は全然使わないのだった。
いつも「だれがどういうときに使うんだろう」と不思議に思っている。

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2002年9月21日 (土)

コンサート:ハエ・スン・パイク☆ピアノリサイタル~「ピアニスト100」54/100

■演奏:ハエ・スン・パイク
■日時:2002年9月21日(土)16:00~
■会場:彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
■曲目:シューベルト  即興曲集 op.90 D899
    スクリャービン ピアノ・ソナタ第5番 op.53
    リスト     2つの演奏会用練習曲(森のささやき、小人の踊り)
    リスト     パガニーニによる超絶技巧練習曲集(1~6)

この日は先に用事があって、会場に着いたのは一曲めが終わろうというまさにそのときだった。
遅れてきたひとびとは、基本的に曲の合間にしか入場できない。
それまでホールのテレビ(生中継中)を見ながら待つわけだけれど、ちらと耳にしたときには「ずいぶん綺麗な音色を出すひとのようだ」と思っただけだった。

しかし。
二曲目のスクリャービン。
会場内に入って聴いたが、すっかりノックアウト。なんで、どこにノックアウトされたんだかよくわからないんだが、とにかくノックアウト。
先々月も同じ曲を別のピアニストが弾いていて、それはそれで巧かったんだけど、こんなに叙情的に聴こえなかった。こんなに旋律に揺さぶられはしなかった。
すごい。

二曲目が終わり、休憩時間に入ったところでCDを買いに走る。
こんなこと、すっっっっっごく珍しいことなのだ、自分にしては。
CD売り場に「サイン会あり」との表示。これもチェックだ。
(列に並んでサインをもらおうだなんて、これも普通は考えません、私……)

三曲目のリストはあっという間に終わり。
四曲目、続けて小曲6曲を弾くが、これが「練習曲」ってのはどうかと思うぞ、フランツ=リスト……(まあ一応「超絶技巧」とタイトルに言い訳がついてはいるが…)。
このなかでは第3曲目の「鐘(ラ・カンパネルラ)」と第6曲目が有名。
「鐘」は、近く、遠く、低く、高く、うつくしい音色があちらこちらと変幻しながら響きわたるよう。
第6曲目、いつまでも聞いていたいと思うような流麗さ。動きがダイナミックで、それでいて旋律が流れるように美しく、ひとりで弾いているとは思えない音の厚み。

基本的にロマンチックな弾き方だけれど、ロマンチシズムに埋没してしまわないところがいい。
必ずある種の清冽さというか澄明さを伴っていて、表現に広がりを与えていると思う。

演奏の終わりに必ず「ブラボー」という掛け声がかかっていた。
毎回かかるわけじゃないんだよ。確かにいい演奏だった。
しかも妊娠中なのに。
来てくれて、弾いてくれてありがとう(あ、韓国のひとです、彼女)。

サイン会にもさっさと並び、先ほど買い求めたCDにサインしてもらった(わーいわーい!)。
始終ニコニコして、ひとのよさそうなひとだった。
こんな良質なピアニストが生まれていたなんて、同じアジア人として誇りに思う。
しばらく追いかけてみようか。

CDの話は別な機会に。

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2002年9月20日 (金)

肩痛い

朝から肩が痛い。右肩が。
原因はなんじゃろう?
 1.パソコンでテキストの打ちすぎ
 2.風邪ひいた
 3.寝違えた
まぁ、両肩じゃないから2.じゃないだろう。
たぶん、3.が正解。

しかし…久しぶりに痛い。こんなに痛いものだったっけ?
なんかもー、右腕を切り落としたくなっちゃう。こんな重たいもんがついてるから痛いんだよ。
仕方ないので軽い痛み止めをのんだ。
(だって右腕が利かないと仕事にならないんだもん、私の場合)
きっとあとで眠くなる~(笑)。

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2002年9月19日 (木)

デジタル時計

最寄駅の時計が突然デジタル時計に変わってしまった。

ここのところずっと「工事中」とあって、アナログ時計が撤去されていたので「ありゃ~、変わっちゃうのかな~」と思ってはいたんだけど、ホームの時計はともかく、まさか駅入り口の時計までデジタルに変えるとは思わなかった。

時計に関して言えば、アナログのほうが断然見やすいんだけどな~。
アナログだったら、遠くからでもだいたいわかるし、何より目で時間の量を測れるから非常にいいんだけど……。
ま、駅員さんの管理する手間でいえば、デジタルのほうがラクなのかもね。
残念。

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2002年9月18日 (水)

道を聞く~海外編~

昨日の続き。
「国内では自分はほとんど道を聞かない」と書いたけれど、海外ではもっと聞かないかも(笑)。
それはやはり言語の壁があるから。
しかしどうしてもわからない場合は聞く。
こちらから聞かなくても、うろうろしていると「▲▲に行きたいならあっちだよ」とわざわざ教えに来てくれたりすることもある。

では海外で道を聞かれたことはあるか?
あります。
日本人観光客に(笑)。
気持ちはわかるんだけどねェ………。

実はうちの両親もよく他人から「道を聞かれる人種」だ。
日本国内はもちろん、海外でも結構聞かれるらしい。
海外で、というのはもちろん、日本人観光客からのことが多いわけだが。

ケッサクなのは母親。
パリで道を歩いていたら、脇に車がスーッと止まって、乗ってた金髪のおじちゃんに道を聞かれたそうだ。
あのね……。
なんでもっとヨーロッパ系の人間に聞かないのかね、その辺にごろごろしてるのに。
(言っておきますが、うちの母親は黒髪黒目のアジア人種です。パリには住んだことありません)

家族そろって、尋ねやすい顔をしてるんだろうか……。

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2002年9月17日 (火)

道を聞く~国内編~

私は、国内でひとに道を聞くことはほとんどない。
まぁ、たまに国内旅行に出たときに聞くことはあるけど、少なくとも「道ばたを歩いている人」に聞くことはまずない。

しかし!
世の中、なんとその「道ばたを歩いている人」に道を聞く人が多いことか!!
どういうわけかよく道を聞かれてしまう。
ひどいときは週に2回。ひどくなくても月に1~2回は確実だ。
なんでだ。
そんなにものを聞きやすそうな顔をしてるのか、私!?

新宿駅で「埼京線はどちらでしょう」なんて聞かれるのは朝飯前、会社の近くを歩いているときに「成田へ行くにはどう行けば?」なんて聞かれることもある(自分で調べてこいっ!)。
これが新宿やら自分の知ってる土地でだったら、まぁ、その場に応じた親切度で教えてさしあげるのだが(真面目な話、知ってるところなら結構親切に教えることは教える)、知らない土地で私に聞くのはやめてくれ~!!

たとえば先日、友人の家に遊びに行こうと、H駅を降りて歩いていたら初老のご婦人が
「あのぅ、宮下●丁目はどう行くんでしょうか?」
私ゃこれから行く友人の家がナニ町の何丁目だったかもよう覚えとらんのに、宮下なんて町がどこにあるかなんてわかるわけないだろー!!(涙)
「すみません、私もこの辺は初めてなので(実際には3回目くらい)、よくわからないんです。お店かどこかで聞かれた方がいいですよ」
と、丁寧にわびを言ったのだが、まだ何か聞きたそうなそぶりをしてついてくる。
だ~か~ら~、地元民に聞いてくれって~。
こちとら、すとれんじゃーなんだから聞かれてもナニもわからないんだって~。

何とかあきらめてくださったが、こーゆーことが非常に多い。
初めて行った土地で「こっちを行けばいいかな」と歩いているにも拘わらず他の人から聞かれたり、ひどいときには観光地で「●●はこっちですか?」と聞かれたりする(そして運が悪いと知ってて答える羽目になったりする)。

みなさん、ひとに道を聞くときは、お願いだから土地勘のあるひとを選んで尋ねるようにしてください。

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2002年9月16日 (月)

ネーミングセンス

なんか突然日記のネタがなくなってしまったので、思い出話をひとつ。

昔、Mac用RPGに「サムライメック」というゲームがございました。
私は初代の「サムライメック」は残念ながら知らなくって、「サムライメック2」を遊んだくちなんだけど(2も面白かったよ!)、その「サムライメック2」が発売された当時の話。

新宿の某ソ●マップでうろうろしていたときに(なぜかあの当時はナニも買えなくても店をうろうろしていたものだ)、ちょうどその新発売になった「サムライメック2」がデモでかかっていた。
RPGのご多分に漏れず、自分が主人公のサムライになって、いろんな冒険をクリアしていくという筋立て。もちろんその主人公には自分の好きな名前をつけられる。

デモ機の画面を見て「???」と思った。
主、主人公の名前が…「坂本ちくちくさん」ってナニ!?
会話のふきだしなんかを見てると、全部「やあ、坂本ちくちくさん、どちらへ?」といった感じで、どう見てもその「坂本ちくちく」が主人公としか思えない。
なんだその「坂本ちくちく」っていうのは。
だれが考えたんだ、このネーミング…。

世の中には全くもって不思議なネーミングセンスを持つ人がいるものだ。
マネしたくってもとてもマネできるものじゃあない。

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2002年9月15日 (日)

呼ばわる

昨日のBCJの定期演奏会、演奏自体はよかったが、プログラムに気になる日本語が…っ!(笑)

こらー、やめろー、なんだこの「呼ばわれる」「呼ばわられる」ってのはー。
気持ち悪い日本語使うなー。
思うに「呼ばわる」に対して、この行為の主体が神だから尊敬の助動詞をつけようとしたのだろうが、変だって。
なんでこの言葉を書いたときに「気持ち悪いな」って思わないんだ?

たとえば「わかる」という動詞がある。
これの主体が尊敬すべき人物だったときに「彼はそのことをわかられた」って言うか!?
フツー言わないだろーが!
(「おわかりになった」「理解された、理解なさった」などが正しい)

そもそも受身の助動詞と尊敬の助動詞が同じであることがこうした混乱を招く素といえなくもないのだが、
それ以前になんでもかんでも安直に「お」「ご」「れる・られる」をつけて敬語にしちゃおうとするからこうなるんだよ。
もーちょっとさー、日本語にも気をつけてほしーんだよねー。
創世記の最初、「神はひかり有れと言われた」の「ひかり」が「言」と約される場合だってあるくらい、言葉ってーのは聖書世界においても大切なものなんだからさ。

と、この点は大いに不満だったのだった(笑)。

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2002年9月14日 (土)

コンサート:第56回定期演奏会★バッハ・コレギウム・ジャパン 9月14日(土)

■会名:第56回定期演奏会
■演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン
■独唱:野々下由香里(ソプラノ)、ロビン=ブレイズ(アルト)、ゲルト=テュルク(テノール)、ペーター=コーイ(バス)
■日時:2002年9月14日(土)19:00~
■会場:東京オペラシティコンサートホール(タケミツメモリアル)
■曲目:パッヘルベル『ただあなたにのみ、主イエス・キリストよ』
    バッハ プレリュードとフーガ イ長調(以上オルガン独奏・今井奈緒子)
    カンタータ113番『主イエス・キリスト、この上なく貴き宝よ』BWV113
    カンタータ33番『ただあなたにのみ、主イエス・キリストよ』BWV33
    カンタータ8番『愛する御神よ、我はいつ死なん』BWV8

最近にないヒットだった。つまり「当たり」の回。
ゲルト=テュルクっていい声だなぁ、やっぱり。

まずオルガンの最初にパッヘルベル。稚拙なほどシンプルで美しい。

カンタータ113番。ソプラノとアルトのデュエット部分がよかった。
オーボエがメロディをしっかり抑えていた。

カンタータ33番。アルトのアリア部分「我が歩みは、何と怯えつつよろめいたことか」。
通奏低音が凄い。
単にピチカートでボン、ボンと音を取っているだけなのに、ものすごい深み。
響く。
ゆるやかにゴルゴタまでの歩みを刻み、聴く者の胸を打つ。
ここをもう一度聴くためだけにCDを買うかもしれない……。
途中の、テノールとバスの二重唱もよかった。

が、残念ながら、オーボエの調子が悪かった(おそらく女性の方)。
次の曲もその気配があるのだが、この曲は特にオーボエが非常に重要な位置を占める何楽節かが含まれていて、それがこけると悲惨なことに。
全体の出来がよかったがゆえに、逆にオーボエの悪さが目立ってしまって残念だった。
奏者の体調が悪かったのかも。でも残念だ~。

カンタータ8番。
鈴木雅明氏オススメの一曲である。
いやもう、合唱のパートが……場内全体に震えが走りそうな美しさ。
とても言葉では表しきれない。
楽器の方も3拍子ベース(正確には12拍子らしい)で踊るように鮮やかに音を奏でる。
これも、最初と最後の合唱パートを聴くためだけにCD買うかもしれん……。
ホルン(コルノ)がうまいこと「縁の下の力持ち」的な働きをしていた。

どの曲も合唱のパートは少なかった。ほとんど最初と最後の2楽節だけ。
それなのに合唱の美しさは、とりわけて印象的だった。
最近、「巧いのは巧いけど別に感動までには至らないなぁ」というように、合唱を聴いてもずっとマンネリな感じだったのが、今日は違った。
久しぶりに宝石を見る(聴く)気分だった。
いや、宝石よりも美しかったと言うべきだろう。
アンコールでもう一度、たった一節でいい、もう一度聴かせてほしいとあれだけ思ったのは、初めてかもしれない。
しかし、残念ながら本日のアンコールはなかった。
もう一度聴きたかったなぁ。

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2002年9月13日 (金)

マークシティ

シブヤに「マークシティ」ができてからどれだけ経ったのだろうか?
この建造物のおかげで、渋谷に行くのがちょっと楽になった。
マークシティを通ると、あのオソロシイ交差点とか人混みゴミゴミの通りを歩かずに、Bunkamuraまで行けるのだ。
渋谷駅から井の頭線乗り場方面に向かい、マークシティの中に入ってずーっと歩いていくと、道玄坂通りに出る。
その後、ちょっとアヤシイ脇道(笑)を入ってまっすぐ行くと、ちょうどBunkamuraの前に出られるのだ。

おかげでシアターコクーンやオーチャードホールに行くのが、前ほど苦痛でなくなった。
もっとも相変わらずあの街はキライだし、オーチャードホールも音響悪いから好きじゃないんだけどね。
でも楽になったわ。とにもかくにもマークシティができてありがたい。

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2002年9月12日 (木)

舞台:「リチャード2世」★シアターコクーン

■演目:リチャード2世
■演出:クラウス=パイマン
■出演:ベルリナー・アンサンブル
■日時:2002年9月12日(木)19:00~
■会場:シアターコクーン(渋谷)

ドイツはベルリナー・アンサンブルの出演。
ベルリナー・アンサンブル(略してBE)は、もともとブレヒトを上演するので有名な劇団だそうだ。
近年はブレヒト以外も取り上げているらしい。
ちなみにシェイクスピアはドイツにおいては翻訳ならびに翻案がさかんで、ドイツ国民の何割かはこれらをドイツ文学と思っているらしい(知らないひとはいないと思うが、シェイクスピアはイギリス文学です、念のため)。
つまり「とても身近」ってことだ。

さて、イヤホンガイドなしで見てみました。無謀でした。
英語ならまだしも、ドイツ語をイヤホンガイドなしで見るのは無謀の極みだわ。
会場で売ってた『リチャード2世』を買ってざっと読んだので助かったけど。
それと、「リチャード2世」って、去年アルメイダ劇場が来日してやったやつだわ。
レイフ=ファインズとライナス=ローチという豪華出演者で。
だからぼんやりわからなくもない。

ただ、翻案されちゃってるから、あちこちで異なる箇所が出てくる。
一番違うのは、最後にリチャード2世を暗殺する役が、原作ではエクストンという騎士なんだけど、BEの上演した脚本だとこれがヨーク公になってる。
なんで!?
おかげでそれまでに作り上げてきたヨーク公のイメージがガタガタ。
最後なんてただのへつらい野郎に成り下がってる。いいのかこれで!?
だってその所為で「人間」を描いたものというよりは単なる「政治(上の奴ら)批判」みたいになっちゃってるんだよ!?

ここから先は個人的な戯言(何しろイヤホンガイドしてない輩の言うことだからして…)。
全体に傾向が二元化されていたようだ。
すなわち、ひとつは政治に見られる浅ましさを諧謔で表し、滑稽劇にする方向。
もうひとつは裸に剥かれていくリチャード2世を通して人間の悲哀を表現する悲劇性の提示。
これがね~、うまく合わさってない気が……
やはり言葉をちゃんと聞かなきゃだめか(苦笑)。
でもやっぱり諧謔なら諧謔で徹底したほうがよかったんじゃないのかなぁ。

ブレヒト的に文明をこきおろすような形式を踏襲しているようだが、ブレヒトオリジナルほど巧くないので、どうにも中途半端。
(だいたいブレヒトは悲劇性まで笑い飛ばしてみせるだろ)
悲劇と滑稽の二元でやるのはいいけど、それを「リチャード2世」でやろうっていうのも困難の元なのでは…?

印象的だったボリングブルック。
なよなよして、他人の顔色を伺うような、好ましくない権謀術数の策士っぽい。
それでいて女々しさもばっちり。
なんかね~、去年のそのライナス=ローチがやったボリングブルックがかっこよかったのでね~、そっちの印象が強くてね~…。最後までなじめなかった(笑)。
面白い演出ではあったけど。

まぁ、わたくしのような庶民には、「勝手なことばかり言うな!」と言いたくなるような「リチャード2世」の原作台本がそもそも理解の範疇を超えているので(だってさ~、「自分が悪いくせにそーゆーこと言うか!?」って台詞ばっかりなんだよ、どいつもこいつも)、どういう演出でも理解のワクにはまらないのかも。

スタイリッシュな演出。簡潔。衝撃的。それは認める。
でも私の好みではなかった。
そしてイヤホンガイドなしで見たのは本当に馬鹿だった(でも懲りずにまたやりそう…熱は伝わるからね…)。

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2002年9月11日 (水)

読書:『風の果て』★藤沢周平

■著者:藤沢周平
■出版社名:文芸春秋(文春文庫)
■発行年月:1988年01月
■価格:上巻・476円/下巻・448円(税抜)

久しぶりに読んだ、このひとの小説。
上下巻もので、連作長編といったらいいか。
ことのはじまりは筆頭家老のもとに、かつての剣術仲間から果たし状が届くこと。
50歳にもなってまだ独身、しかも次男ゆえ禄がないいわゆる「厄介叔父」のその男は、家老のことを「正義無し」と書面の中で糾弾していた。
家老は、かつての青春の日々を思い出す……。

で、思い出しながら過去の話が、若い日々からその後現在に至るまで少しずつ語られていくという手法。
一話ごとに区切られ、でも全部読み集めるとそれらがまた一つの物語を成しているという、藤沢お得意の長編である。

主人公は……江戸版・島耕作とでもいえばいいだろうか。
島耕作をもっとかっこ悪く(もとい普通に)したような男。
武家社会が舞台ながら、仕事好きなサラリーマンとしか思えない。

彼のとる道はまっとうに見えるけれど、必ず一条の疑問を残す。
その疑問を投げかける役目を果たすのが、果たし状をつきつけてきた友人だったり、同僚だったり、義父だったりするのだが、主人公に対して「絶対にこいつが正しい」という絶対的な感情移入ができないところが逆にこの小説の持ち味になっている(感情移入はがんがんできます、念のため)。

生きて歳をとるということは、何かを後ろに振り捨てているということだ。
何かを得るということは、二度と戻らぬものを抱えるということだ。

胸躍るようなことはないが、それでも主人公の栄達のさまを楽しく読み進められ、
一方で、人生の希望に表裏一体でつきまとうそこはかとない悲哀を感じられる佳作(それも普通の人間の日常的な悲哀を)。

相変わらず彼の作品は読みやすく、読んで心地よく、面白かった。

▼上巻はこちら
風の果て〈上〉 (文春文庫)

▼下巻はこちら
風の果て〈下〉 (文春文庫)

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2002年9月10日 (火)

世田美ショック

世田谷美術館で開催中の「ミロ展」のチケットをもらった。
「世田美かぁ。金曜の夜に行けばいいな」
と、思ってチケットを眺めていたら、開館時間が「午前10時~午後6時」としか書いてない。
あれ?
あれれ?
世田美って確か、金曜日は夜20時まで開いてたよね…?

ホームページを探して調べたところ、やっぱり夜間開館については何も書かれていない。
そのうちに一文を見つけた。
「催し物によっては時間を変更することがあります」
ええーっ!!
いつの間にそういうことになっちゃったの~!?
昔は催し物の種類に拘わらず、金曜は夜まで開いてたじゃない~。
この間の…なんだっけ、なんだか内容忘れちゃったけど、一年くらい前にも金曜の夜間を利用して行ったはずなのに…。
ショック。
不況の波、なんだろうか。
ああ、金曜夜がだめだと、ミロ展も見に行けないかもしれない…。

思えば、世田美でも、これまでかなりの展示を金曜の夜に見に行ったものだ。
一番最初の、ユーゴのナイーフ展からそうだったんじゃないか。
夜、人が少ない中をゆったり見られてよかったのになぁ。
ナイーフ展なんか、日本ではほとんど知られていない作家たちの作品で、要するにきわめて「マイナー」な内容だったわけだけれど(原田泰治さんの作品もあったが、彼もこの当時はかなりマイナーだった)、そうしたものもじっくり見られるいい美術館だと評価していたのに……。

こうしてどんどん美術館の効用が薄れていくのであった…。

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2002年9月 9日 (月)

US Open

全米オープンテニスがいつの間にか終わっていた……
なんてこったい、オリーブ!
しかも衛星放送以外で放映しなかったっぽい…(つまりどのみち見られない)。

仕方ないので、「総集編」とかゆーのを見てみました。
まぁ…短すぎるよ…(涙)。

しかし、アガシ対サンプラスの決勝をちょろっと見られたので、百歩譲って(?)よしとしよう。
う~ん、フルで見たかったなぁ。
頑張るなぁ、おじちゃんたち。
サンプラスなんかもう引退だろうと思っていたのに。
あのへんの年代は親近感があって、どちらもつい応援してしまうのであった(笑)。
まだもう少しがんばってほしいな。

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2002年9月 8日 (日)

かみきり

髪を切った。ああ、サッパリした。
ずーっと前髪がゲゲゲの鬼太郎状態で鬱陶しいことこのうえなかったのだ。
でも生来の不器用で、自分で切ると大概はみっともなくなるし…
最近は会社が忙しくて美容院に行く暇もなかなかなくって…

とにかくやっとサッパリした。
それにしてもあそこの美容院は高い……腕はいいけど……
もう少し他に安いところを探すべきだろーか……

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2002年9月 7日 (土)

コンサート:ノラ=ジョーンズ★東京国際フォーラムホールC

ノラ=ジョーンズのコンサートに行った。
東京国際フォーラムホールのうちのCホールで、Aホールよりはかなり小さめ。小ぢんまりしたいい感じのホールだった。
他のコンサートも全部このホールでやってくれないかな(笑)。舞台との距離感が違う。

何の仕掛けもなく、普段着に近い格好で舞台袖から出てきて、そのままコンサートが始まった。
ノラはピアノを担当し、他にベース(コントラバス)、ギター、ドラムスがひとりずつ。
ベースやギターの奏者は、歌も作って提供しているらしい。

ノラは思っていたよりも豊かな声の持ち主だった。
アルバム(まだ1枚しかない)の曲全曲と、新曲をいくつか、それからテネシー・ワルツや、ザ・バンドの Bessy, my friend (?) などのカヴァー2,3曲を組み合わせて歌ってくれた。
私はやっぱり Don’t know why が好きかな(アルバムの1曲目)。
ナマで聴けるのはいいものだ。

ただ、どうも自分にはあのギタリストとドラマーが、なんつーか肌に合わない気がしてちょっと嫌だった。
特にドラムスのセンスが悪い(と、私は思った)。
いっそなくしたらどうだ。低音とテンポはベースにまかせて。
ギターは、アコースティックなんかはそれほど悪くもないのだが、エレキに持ち替えて間奏をフィーチャーし始めるとこれがなんとゆーか「退屈」で。
私の、ギタリストに対する期待度が高すぎるのかも。
ここのところ、腕のいいやつばかり聞きすぎた?

最後まで座って聴けて、よござんした。次回作が楽しみ。
どうか彼女の音楽が、安易にキャッチィな方向へ進みませんように。

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2002年9月 6日 (金)

Mysterium★アンジェラ=ゲオルギュー

■CD:Mysterium ~Sacred Arias~
■演奏:Angela Gheorghiu
■発行:DECCA(輸入盤)

最初に4曲、彼女の故郷ルーマニアでよく歌われる(?)聖歌が入っている。
その1曲目が、パーカッションから始まるのだが、まるで和太鼓。
あの、太鼓のフチをカラカラ叩きつづけることがあるでしょう、まったくそのまま。
どこの曲かと思って、聞いた初めは吃驚した。
(「民謡の時間です」ってNHK FMが始まってもおかしくないくらいそっくり)

アルバムタイトルのとおり、神秘的な、ないし聖なる歌曲を集めて録音してある。
選曲がツボを抑えており、「あ、この曲…!」などと聞いてて嬉しいものが多い。

そもそもこのアルバムを買ったのは、今月末にこのゲオルギューと、その夫のアラーニャが二人で来日してリサイタルを開くのだが、それを聞きに行く予定があるから。
まぁ、予習というほどでもないけれど、ゲオルギューがどういう歌い手か聞こうと思って。
(このチケットは前評判に興味を引かれて手に入れたやつなの、二人のことはよく知らないの)

普通の綺麗なソプラノ。いや、上手いよ、もちろん。でもこれだけだとよくわからないかも。
それでも耳に心地いいので、何度も繰り返し聴いてしまう。
曲の中には、ハリー=ベラフォンテのクリスマスソングでお馴染みだったり、ホセ=カレーラスのイタリア歌曲集かなんかで聞いたことのあるやつがあったり、とにかく好きな曲が多くてよろしい。
13番目はバッハで、「これ、どこかで聴いた! どこで聴いたんだろう…!?」と悩んでみたところ、どうやらバッハ・コレギウム・ジャパンの定演でナマで聴いたことがあるんじゃないか、と。
いい合唱なんだ、これがまた。

というわけで、選曲の妙というべきか、ほとんど毎晩かけている。
収録は全部で15曲。
今は5番目のアダムの「O Holy Night」と、11番目のマスカーニの「Ave Maria」が特にお気に入り。


▼このCDはこちら。
アヴェ・マリア~セイクリッド・アリアズ

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2002年9月 5日 (木)

エクセルもワードもお馬鹿

だいたい世話ぁ焼きすぎなんだよ、君らは。
素直にこっちの思うとおりの紙面を作らせろって。

あの、欧文入力してるときに勝手にスペース追加したり削除したりするの、やめてくれない?
私ゃ全部自分で打つくせがついてるから、邪魔なんだよ、はっきり言って!!
スペースを打つ親指の動作までこちとら予定に入ってるんだからさぁ。

それと、「i.」って打つと勝手に「I.」って変えるのもやめてくれる?
困るんだよね、勝手なことされると。
頼んでもいないのにアウトライン形式にしてくれたり、そうかと思えば項目数の更新がちゃんとできないで「3)」の次が「6)」になってたり。
あとね、URLやE-mailアドレスを入力すると勝手にリンク貼って色変えてアンダーライン引くのもヤメロー!!

なんでも機能をつけりゃいいってもんじゃないでしょ。
機能をはずすやり方もわかりやすく示しなさいよ。
(実は「機能を追加する」やり方もわかりにくいことこの上なし)
私みたいに全部自分で制御したいユーザーだっているんだからさぁ。
「ユーザーインタフェース」って言ってごらん。意味、わかる?

ああ、もう……腹が立つ。
でもまたエクセルで書類作らなきゃ。ワードよりなんぼかマシだけど。
なんか間違っとる。マイクロソフト地獄。

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2002年9月 4日 (水)

工具

新宿タカシマヤ上のHMVにCDを買いに行った。
途中、東急ハンズを久しぶりに見て回った。

特に何を買うというのでもなかったのだけれど、やっぱりいろいろあって楽しい。
工具のところなんか、自分に関係ないのに面白い(私ゃ工作なんかからっきし)。
いろんなパーツや道具が色とりどりに並んでいる。
「何に使うんじゃ?」と思うようなのもあって、説明を見て「ああなるほど」と納得したりして。

そういえば昔、近所には金物屋さんがあって、用もないのによく店に入って見て回ったりした。
なんとなく面白いんだよね、見てるだけで。
自分では絶対使わないものばかりだったけど。でもわくわくした(…ヘンなヤツかも)。
東急ハンズって、それを大きくしたようなものか。
カラビナを探していたら「船舶用品」のところにあって、吃驚した。船の小道具も売ってます。

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2002年9月 3日 (火)

エクセルの馬鹿

同じ悩みを持つ方も多いだろう。
Windowsでのエクセルデータの出力に関してである。
ナニが馬鹿って、セル中の全データが印字されないんである。

たとえば、画面上では「読書と音楽とアート、舞台などについての感想日記帳」と書かれており、テキスト全部が見えるようになっていたとする。
しかし、プリントアウトしてみると字詰めが変わっていて、「帳」の字だけ消えていたりするのだ。
1字くらいならまだいい。下手すりゃ5字以上の脱字が見られることもある。

これを回避する方法として、セルの配置設定で「縮小して全体を表示する」オプションを選ぶという手はある。
しかし、セル幅に対して200%以上の字数が入ると、これは拷問である。4ポイント3ポイントの極小活字なんか読めるかっ(豆だよ、豆)。
「折り返して全体を表示する」オプションは、脱字を助長してくれるし…。
「セルの行の高さを自動調節」してもダメ。
画面上での調節が上手くいっても、プリントアウトするとダメダメなのだ!!
Windowsの馬鹿ー!!!!!

ちなみに「高さの自動調節」は、画面上ですらちゃんと調節してくれないこともある。
どう見たって2行は必要なセルが、そのまま1行取りになってたり。

で、プリントアウトでの脱字の話に戻ると、もう一つの回避方法は行の高さを徹底的に高くすることである。
しかしこれは無駄が多い。
平均的に2行相当のセルが多いのに、一部だけ6行必要だからと全部を6行ドリにしたらどうなるか?
紙の無駄(どきっぱり)。
「じゃあ、はみ出して脱字が起きそうなセルだけ調整すればいい」と思うかもしれない。
そりゃ、30行程度ならそれもいいが…100歩ゆずって100行までなら手作業してもいい。
だが200行300行500行1000行のデータはどーするのだ。いちいち全部チェックしたくないって(笑)。

さて、最も確実な回避方法は、「データをMacで編集し直し(フォントをMacモノに変えるべし)、Macから出力すること」である。
じゃーどこにWindowsで作業する意味があるんだよ??

ほらね? 馬鹿みたいでしょ(笑)。
エクセルの馬鹿。

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2002年9月 2日 (月)

ファン

「夏の夜の夢」を観に行ったときのこと。

どうもいつもと客層が違う。変だ~、ヘンだ~と思っていた。
舞台が始まってから気づいた。
「ハッ。もしやだれかアイドルが出てる?」
ハイ、出てました。
リュシフェルとかゆーバンド(?)のMAKOTOとゆー男が。
その追っかけが非常に多かったらしい。

なかでも特徴的なファンには、全部が全部そうじゃないのだけれど、こんな共通点が。

・フリフリ少女趣味のお洋服
・不自然で、作ったような笑い方
・双眼鏡常備(席が前のほうであろうとも)

どちらかといえば幼い女の子が多かったが、もちろん、社会人なみの年齢でフリフリドレスを着ていらっさる方も。
あとは、中学生くらいの女の子が、お母さんと一緒に来ているのも目立った。一人で観に来る許可を得られなかったか、財布の都合か(笑)。

まぁ、若い彼らがこの機会に舞台の面白さ、シェークスピア作品世界の豊かさなんかに開眼してくれるといいと思う。
でもあの耳障りな笑い方だけは勘弁して。
ホラー映画のモンスターが登場するときのような作った笑いは。

肝心のMAKOTOは、本職じゃないので仕方ないが、一人だけ見事に棒読み・一本調子だった。
でもあれだけ長い台詞を全部覚えてとちらなかったし、身振りやタイミングは皆のレベルに合わせるよう頑張っていたし、舞台としてちゃんとまとまっていたから、好演していたと申せましょう。
で、その彼をライサンダー役に持ってくるとは。
当たり前といえば当たり前かもしれないが、憎い。
(シラノでいうクリスチャン役に通ずるものがちょっとある、そういう役どころ)

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2002年9月 1日 (日)

またまた

朝刊配達まで寝られなかったよ~(苦笑)。
昨日はちゃんと身体を動かしたのに~。
家から中野まで歩いたし、渋谷だってコクーンまでは歩くし、舞台を見て体力使ったはずだし……
外出して忙しかったから、インスタントコーヒーもあまり飲んでいない。

すると共通項は「前日、昼まで寝ていた」ってことだけなんだな~。
ええ~、もしかして昼までぐーすか寝ちゃいけない身体になっちゃったのぉ~?
そんなのヤだ~(涙)。

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