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2002年8月 1日 (木)

展示:世界報道写真展★東京都写真美術館

■展名:世界報道写真展
■会場:東京都写真美術館 3階展示室(東京・恵比寿)

無料招待券があったので、会社を早くあがって(無理やり)、見に行った。
写真美術館は、美術館の中で残された最後の砦みたいなところ。
(もう一箇所、ステーションギャラリーというのがあるが…)
以前から良質な展示をいくつも行っているが、モノが写真であるためになかなか人が入らないらしい。
企画としては非常にいいものが多いんだけどね~。
私も、写真よりは絵のほうが好きなもので、こういうチャンスがないと足を運ばないでいる。

で、見てきました。写真。報道写真。
トップは飛行機テロ。激突のシーンから、地上の救出作業から、火を避けてどうしようもなくビルの上からダイブする人の写真から、それはそれは凄まじい。映像の記録ってあらためて凄いものがある。
それからアフガニスタンのひとびと。
続いてイスラエル・パキスタンの「日常風景」。
また、忘れられかけているけれど、何も終わっていないボスニアの現在。

もちろん、スポーツや行事などの、それほど恐ろしくない写真もあることはある。が……。

目を背けたくなるような写真も多々あった。
戦乱関係の写真はもちろん哀しかったが、やや変わったところで、狂牛病のとばっちりで殺された健常な家畜の死骸の写真など、それは恐ろしいものだった。屍累々。本当に酷い。
美しいから悲しい写真もある。1歳の男の子を葬るために布にくるんでいる写真。とても美しかった。八方から差し出された手の皺と黒さ、そして目を閉じた男児の聖性が今も目に浮かぶ。

これらを見てなお、聖者や賢者は「世界は美しい」といえるだろうか。
仮令(たとえ)それが正しい言葉だと知っていても、口に出来るだろうか。

そして、こんなに画期的な表現手段を手にしているのに、なぜ人間は変われないのか。

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