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2002年8月の記事

2002年8月31日 (土)

舞台:「夏の夜の夢」★シアターコクーン

■演目:夏の夜の夢
■演出:蜷川幸雄
■出演:嵯川哲朗、白石加代子、林永彪、他
■日時:2002年8月31日(土)18:00~
■会場:シアターコクーン(渋谷)

結局もう一回見に行ってしまった。運良くオークションでチケットを手に入れられたのだ。
前回は向かって左手の、端っこだが前から7~8番目だったと思う。このときは俳優が間近に見られてよかった。
今回は向かって右側の、後ろから7~8番目。今度は舞台全体が一望できて、これはこれで非常によかったと思う。近くで見るのは楽しいけれど、全体の構成に目が行かなくなっちゃうんだよね。
おかげで今回は「どこでパックが入れ替わったか」もバッチリ見えた。

幸福な時間だった。
何度見ても面白い。こんなことなら毎晩通えばよかったとちらっと思ったくらい。
(まぁ、会社が忙しかったんでムリなんですけどね、どのみち)

しかし……こんなに忠実にシェイクスピアを上演できるものだろうか?
もちろん、演出・演技などの着想はオリジナルだし、台詞も結構アドリブが入っている(どれもツボにはまってて無茶苦茶可笑しい)。
私が言いたいのは、台本のことだ。

シェイクスピアの劇には、物凄く長い台詞がよく出てくる。
活字で読んでいても飽きてしまい、「こんなの聞いてたら寝ちゃうよ」と思うほど長い。
それを見事にこなしていた。見ていて、聞いていて飽きない。
テイタニアもオベロンも、あの長台詞を苦痛を与えずに聞きとおさせた。
最後のパックの「口上」ですら、「早く終わればいい」などとは決して思わない。普段だったら退屈で「省略すればいいのに」と思うだろうところを(省略する向きも結構いるはず)、まだ終わってくれるな、あと少し、と、願ってしまっていた。

■月光

舞台上の演出で、舞台一面が石庭だ。敷き詰められた砂利を利用して(足で蹴ってみたり喧嘩で相手にかけてみたり)いろんな演技が生まれる。
そこにタテに細長い四角いスポットをあてながら、同じスポットから砂を落とすという趣向。
砂時計の砂が落ちるのを、真上から細いスポットをあてて見せるような感じ。
これは森の場面で使われる(石庭はずーっと石庭のまま)。

どうも月光なのではないかと思うのだ。

木洩れ日を見たことがあるひとはわかるだろう。
木洩れ日の光は、通常よりとても柔らかく感じる。大気の粒子が見えるような柔らかさだ。
これはなかなか電気の照明では再現できない。フィルタをかけるとかいろいろ方法もあるけれど、たぶん難しい。
それを再現しているのではないかと思う。

直下にあたるスポットライト中に、まさに落下中の砂の粒子が見えるのだけれど、これが「木々の間から光が降るさま」のイメージと重なる。

まぁ、私の勝手な思い込みかもしれないが、非常に面白い演出だった。
蜷川の演出は(特に舞台装置は)どれもそうだ。シンプルなのにものすごく深みがあって、観る者の想像力をどんどん膨らませてくれるのだ。

■蜷川氏

今日は千秋楽前日ということもあり、カーテンコールが前回より一回多かった。
拍手が鳴り止まないのも凄かった。
最後のカーテンコールのとき、白石加代子が「蜷川さーん」と呼ぶ声がして、「えっ」と思って一番後ろを見たら、いるではないかご本人が。ラッキー!
思わず総立ち。私もスタンディングオベーションなんか久しぶり。
だれもかれもこの瞬間は後ろを向いて、稀代の演出家のために手を拍った。

驚いたことに(私は驚いたの)、蜷川氏は、案に相違してとてもとてもやさしそうな人だった。
灰皿は投げそうにない(笑)。

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2002年8月30日 (金)

サンダル

「あ、このサンダル、今年はまだ履いてないな。今日履いてみよう」
と、思ったのが間違いだった。いつもと同じサンダルで会社へ行けばよかったのに。

駅まで歩いている途中で、ナニやら右足のサンダルがおかしくなった。
駅で確認したら、ばっくりおおきなワニ口を開けている。
つまり、底が取れかけている。
やばい。
これ、会社までもつだろうか?
と、思っていたら今度は新宿で降りた瞬間、左足のサンダルがばっくり口をお開けになってしまった。
こ、これは…いくらなんでももたないだろう。
西日暮里の駅から会社までは5分足らず。でもそれすら無事にたどり着けるかわからない。
たどり着いちゃえばな~、会社に置いてあるサンダルに履き替えちゃうんだけど。

そこで、新宿駅の売店に運良く売っていたサンダルを買った。
ビーチサンダルだとあんまりだったので、健康サンダルを1000円で購入。
スヌーピー柄だし、まあ、いいじゃん。
ついでだからこれを会社の中で履くことにしよう。健康的で結構結構。

それで無事に会社についたはいいが、今度はこれがまたイタイの痛くないのって(笑)。
健康サンダルって、あの、イボイボ突起がついてるやつなんだが、まさかこんなに痛いものだとは思わなかった。だってうちの母親なんかこれ履いて、平気な顔して家中歩きまわってるのに…。
はっきりいってもう歩くのも嫌になるくらい痛い。
「人魚姫ってこんな気持ちだったの?」
などとばかげたことを考えたりして。
とうとう諦めて会社に置いてあった普通のサンダルに履き替えた。
でもこのまま健康サンダルをゴミにするのは嫌だ~。
同僚のアドバイスで、来週、靴下をもってくることにする。
(「いきなり裸足は無謀ですよ~」とたしなめられた)

それにしてもサンダル難の日だった。

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2002年8月29日 (木)

バナナモンブラン

セブンイレブンで売っているバナナモンブランを食べてみた。
甘かった(どきっぱり)。

あまりの甘さに目が回りそうだった(冗談じゃなく)。
「目が回りそうな甘さ」ってあるでしょ、あれだ。
食べ終わった後も、舌先はもちろん、目の辺りからもじわじわヘンな感じが取れない。
くらくら~っと眩暈がしそう~…

き、危険だ。
この食べ物は私には危険すぎる(笑)。
不味いわけじゃないが、二度と食べないように記憶しておかねば(苦笑)。

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2002年8月28日 (水)

夏の夜の夢考2

ふたたび…。

■恋人たち

ハーミアとライサンダー、ヘレナとデメトリアス(私、どうしても英語読みに「ディミートリアス」って頭の中で変換しちゃうんだよね…)という二組の恋人同士が出てくる。
といっても、最初はライサンダーもデメトリアスもハーミア命で、ヘレナはデメトリアスから冷たい仕打ちを受けつづける。

パックの失敗が原因で、惚れ薬を塗られたライサンダーとデメトリアスが二人ともヘレナに求愛するようになっちゃうんだけど、いやぁ、見てて可笑しかった。笑った笑った。
実に上手いんだわ、ヘレナが(山下裕子)。
ハーミアもデメトリアスも上手いけど、ヘレナだな~。無茶苦茶上手い。
タイミングの取り方、台詞が無いときの表情の出し方、身振り手振りから伝わるもの、そして喜劇になくてはならない滑稽さ。

最初にデメトリアスから冷たい仕打ちを受けるところなど、役者によっては「ひどい男、ヘレナってかわいそう」などと真剣に怒りを覚えさせることもあるだろう。
でもそれはまずい。だってこれ、喜劇だから。
そういった「シリアスさ」がうま~くぼかされていて、デメトリアスが冷たくあしらっても、その様子がそもそも滑稽で笑っていられた。演出と役者の妙だな~。

同じ脚本でも、単なる「すれ違い」に留まって「滑稽」に至らないこともあることを思えば、
4人でうまくドタバタしてくれて、うまく笑わせてもらったことに感謝。

■村人

いやもう、イチオシですね。ひどいね。腹の皮がよじきれるかと思うぐらい可笑しかった。
パックも物凄いショックだったけど、このボトムやクィンスたちも忘れられない。二度と。
他の演者のものを見るたびに思い出すだろう。

パックの台詞に「この田吾作ども」っていうのがあるんだけど、本当に「田吾作」(笑)。
すばらしい。
こんな馬鹿げて阿呆で愛すべき村人は初めて見た(笑)。
それを演じる役者さんたちがすっごい芸達者。アドリブ満載だし。

そして凄いのは、劇中劇「ピラマスとシスビー」だ。ここまでやるか?(笑)
もちろんこの劇中劇、元の台本にはちゃんと記されている(シェイクスピアは劇中劇がお好き)。
ただ、字面を読んだだけでは、シーシュースやヒポリタ、他の観客たちがどうしてそう「ひどい劇だ」と評するのかわからない。それを見事に表現してくれちゃって。
確かに「ひどい劇」だった(笑)。この劇中劇を見ているときが、全幕通して一番笑い転げていたかもしれない。
「ナイナスの墓」というのをずっと「能無しの墓」と言い違えてみせたり、台本と違う部分と、台本オリジナルとを絶妙にミックスさせたうえで、どこからどこまでが本当かわからないようにしてしまう。
いや、もう絶品でした。
ナニが凄いって、「こいつら、あの劇(ピラマスとシスビー)をどう上演するんだろう? 早く見たいな、楽しみだな」と観客に思わせることだろう。そんなことを思うなんて前代未聞。自分でも信じられなかった。

■音楽

宇崎竜堂が音楽担当。いいですよ、インパクトがあって壮麗で。
テーマもきちんと分かれていて、「あ、オベロンとテイタニアが出てくるかな」と音楽から判断したりできる。

え~、シェイクスピアは劇中劇がお好きだが、同じくらい劇中に歌を散りばめるのがお好き。
この「夏の夜の夢」でも何箇所か詩が出てくるところがある。「妖精の歌」とかいって。
これ、扱いに困ると思うんだよね。
譜面がないから作曲から始めなきゃいけないし。

で、してましたよ、作曲(笑)。きちんと曲になって、歌ってました(歌は録音)。
歌なんか入れると観客が飽きる恐れもあるんだけど、そこはちゃんと演出で飽きないようになっていたし、もう脱帽。

メロディもよかったが、和太鼓の採用もよかった。その場で生で打ってるのがまたいい(蜷川は生の音を使うのがお好き)。
「トッカラカラカラ」と音がすると、「おや、パックが出てくるかな?」と思わされて、ああもう、これでは演出家の思うつぼだ。

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2002年8月27日 (火)

夏の夜の夢考

書くことないし、感想はあふれてるし、ここで先日見た舞台(8/23)のハナシの一部をば。

■オベロンとタイテニア(英語読みだとティターニア)

妖精の王と女王。登場時は喧嘩している。
それもインドのかわいい少年を小姓にほしい、いややらぬという実にありふれてくだらない理由で(笑)。

この二人の登場を見ていると、打ち掛けを(ありゃマントというよりはどう見ても打ち掛け)背丈と同じに高く掲げ広げて歩いてみせるそのさまが、まるで美しい羽を広げて誇示している蝶のように見える。
役者さんはシーシュースとヒポリタという人間の王・女王と同一で一人二役なのだが、頭の被り物と打ち掛けを変えただけで別人に(言うまでもなく演技力もある)。
逆に、人間の王・女王と妖精の王・女王との違いが見てとれるような構成になっていて、すごい。

■タイテニアとボトム

オベロンのわるだくみで、タイテニアはボトムという村男に恋をしてしまう。
しかもこのボトムは、パックがいたずらでロバの頭をかぶせてしまったやつ。
ロバ男に恋こがれてしまうわけだ。
でも、見ていて幸せそうなんだよね。別に相手がロバ…失礼、ボトムでもいいじゃんと思ったりして。
おつきの妖精は妖精で、人間と感覚が違うらしく、相手がロバでも気にならないみたいだし。
実に楽しげにボトムの頭を掻いていて、すごくおかしかった。

■シーシュースとヒポリタ

劇中では普通の恋人同士のようだったが、考えてみるとシーシュースとは英雄テセウスのことだ。
ミノタウロスをやっつけたひとね。
ヒポリタはアマゾネスの女王で、テセウスとのあいだにはヒッポリュトスというできのいい息子が一人生まれるが、テセウスの後妻パイドラーの邪恋がもとで最後は実質父親に殺されるよーな……。
せっかくオベロンとタイテニアが祝福したのにな~。
有名なギリシア悲劇で、フランスの劇作家ラシーヌも『フェードル』としてこの題材をとりあげている。
そういえばこの作品については2001年11月15日の日記で書いた。

まあしかし、『夏の夜の夢』においてはそんな暗さを感じさせるものは微塵も無い。
最初から最後まで明るく笑っていられる。

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2002年8月26日 (月)

眠れない眠り

眠り話が続くが(※8/24参照)。
どういうわけか昨日の夜は、ずーーーーーっと寝られなくて、
朝刊の配達員がきてもまだ起きていて、
「こいつぁやばいぜ」と思っているうちに起床時間になってしまった(笑)。

年に数回ある、こういうこと。
「寝たい~、寝たいよぅ~」と思っていても全然寝られない。
今回の原因として考えられるのは、

 1.昨日、昼まで寝ていたから
 2.コーヒー(インスタント)の飲みすぎ
 3.身体を動かさなかったから

……全部かなぁ。あ~あ。
母親には「あんたもトシなんだから」と苛められるし。
会社では眠いし。家では「死んだ魚のような目だ」と言われるし。
メール見てシャワーだけやっと浴びて、24時に寝た。ぱったり。

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2002年8月25日 (日)

書くことがないの巻

書くことがない~。ない~。
おかしい。何かあったように思うのに。
最近、記憶力が滅茶苦茶減退してるからな~。
「そうだ、あれ書こう」と思っても忘れてる。

とりあえず今日は12時まで寝ていた。あとはパソコンで遊んだ。
そういえば最近、テレビを全然見ていない気がする。
台風が来ないとつけないからな。

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2002年8月24日 (土)

疲労と眠り

友人の家で遊んで、帰るとき。

電車の中で猛烈に眠いから寝ようとするんだけど、
寝ていると気分が悪くなって起きちゃう。
でも疲れ果てていて眠いので、やっぱり寝ようとするんだけど、
なんとなく気分が悪くて起きちゃう。

とゆーのを調布から新宿までの各駅停車の中で、延々と繰り返してしまった。
なんだったんだろう?
(単に「トシ」とゆー説が有力…)

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2002年8月23日 (金)

舞台:「夏の夜の夢」★シアターコクーン

■演目:夏の夜の夢
■演出:蜷川幸雄
■出演:嵯川哲朗、白石加代子、林永彪、他
■日時:2002年8月23日(水)19:00~
■会場:シアターコクーン(渋谷)

こんな面白い舞台が他にあるだろうか!
というくらい面白い。もう最初から最後まで笑いどおし。
「夏の夜の夢」が喜劇だってことを十分に思い出し、味わわせてもらった。

もちろん、これは喜劇である。みんな知っていることだ。
でも「シェイクスピア作品である」というだけで、ナニやら「権威」みたいなイメージがついてまわっちゃう。
喜劇でも、古めかしく演じられるのかと思い違いをしたりする。
それを一気に吹っ飛ばしてくれちゃって……

白石加代子は相変わらず凄いわ。台詞回しがダイナミックというか、伸びたり縮んだり出っ張ったり引っ込んだり、目まぐるしく変化するのに聞いていて疲れない。

しかし、何より印象的だったのは、パック。
京劇の役者さんが演じていて、台詞は別人が舞台袖でつけるんだけど、このパックがすごい。
「身軽」はもちろん表現しつくしているが、それだけでなくマイムで表すその表情の豊かさ、存在感の大きさ。
パントマイマーって凄いなぁと、感心することしきり。
かえって、途中で日本の俳優と入替って、そっちの俳優が舞台上で喋る演出が邪魔だったような気が。
下手じゃないけど、まるで別人になってしまうから。

妖精の表し方もとてもいい。よくある西洋のフェアリーじゃないんだ、これが(笑)。
でもとても妖精らしい。「人間じゃない」、別の生き物というように見えて。

ああ、書いてるといくら書いても足りない。ボトムや村人はケッサクだったし。
とにかくこんなおもしろおかしい劇は見たことないくらい面白かった。
舞台、かくあるべし。

もう一度見に行きたいなあ。

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2002年8月22日 (木)

面接

会社の別グループでデータ入力のアルバイトを募集した。
面接に何人も現れ、うちの部署は入り口近辺だったため「あのぉ~」とやってくる客を当の部署の責任者に引き渡す役を何度もやった。
(小さい会社なので受付なんていません)

すっごくいろんなひとが来るのだ。
面白いくらい、人種がさまざま。
化粧の厚めなおねーちゃんから、退職後かしらと思うようなおじいちゃん、フリーターっぽい若造、主婦っぽいおばちゃん、それはもうさまざま。
「老若男女って、このことね」と思った。まさに(笑)。

他の業種だと、やはり人種が限られてくるんじゃないかと思うのだが、データ入力は「だれにでもできる」仕事なのかな。もちろん、適不適はあるけど。
いや~、いろんなひとを目にして可笑しかった。

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2002年8月21日 (水)

舞台:「アテルイ」★新橋演舞場

■演目:アテルイ
■演出:いのうえひでのり
■出演:市川染五郎、堤真一、水野美紀、渡辺いっけい他
■日時:2002年8月21日(水)18:30~
■会場:新橋演舞場(東銀座)

大変だったのだ、これのチケット取るのが。
というわけで行ってきました、ロック歌舞伎。それほどロックロックしていなかったけど。

歌舞伎の見得やら何やら取り入れて、カッコイイ舞台構成。
演出家はこの劇場をよく知っていて、いろいろ工夫している。それもすべて複雑というか重層構造的な工夫だ。
アテルイも田村麻呂もかっこよくて、まるで漫画を見ているように面白い。
そう、ちょうど漫画を立体で読んでいるような感じだった。

脚本がやや弱い。
特に後半の、鈴鹿の登場の仕方。
迅妙丸が消滅までしたのに、さらに生霊が現れるのって一体ナニ?(笑)
そんな簡単に生霊が現れるんだったら、身体に戻りそうじゃない?
現れ方に規則がなく、きっかけもない。
そのへんの進行が甘い。

非常にカッコよく面白い舞台ではあったけれど、どっちが面白かったか問われれば即座に「天保十二年のシェイクスピア」と答えるだろう。
これはたぶん、脚本の差なのだ。
構成と、コトバの力の差なのだろう。

でも面白かったよ。娯楽作品だもん。笑いもいっぱい散りばめてあったし。
しかし終わったのが22時だったので、へとへと(笑)。

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2002年8月20日 (火)

いつものひと

いつもだいたい同じ電車に乗る。
そうすると毎回一緒に乗るメンバーが決まる。
しかし、ほとんどそれを覚えないんだ、私ゃ。
学生時代からそうだが、通勤通学の時間は半分(もしかすると8割方)、上の空でいるらしい。
本を読んでることも書き物していることもあるけど、総じて上の空。
だからひとの顔もほとんど見ないらしい(意識が半分飛んでるような状態なので「らしい」としか言えない)。

それでもさすがに「あ、このひとだ」と気がつく馴染みはいる。今のところ二人(少ない…)。
その二人のうちの一人が、最近ずーっといなくて、さすがの私も「近ごろ見ないなぁ、電車変えたのかなぁ」などと思っていたのだが、
実はずーっといたらしい。
どうやら髪の毛をブリーチ(色を薄くする)したらしく、印象がまるで別人(笑)。
それで、いたにも拘わらずずーっと気がつかなかったらしい。

それだけのことで気がつかない私って、馬鹿?(笑)
それだけのお話。

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2002年8月19日 (月)

JR京都駅

午前中、会社に電話があった。
「JR京都駅ですけど」
あっ、手帳だっ!

昨晩、気づいたのだが、どうも手帳がない。
T県の家に電話して探してもらったが、そちらにもない。
まさか、電車の中に置き忘れた? そんな馬鹿な~……

と、思っていたらやっぱり忘れたんだわ。ああ、私の馬鹿。
特急「はくと」の中にうっかり忘れてきたらしい。
手帳がないと今後の予定やら何やらが何もわからなくなっちゃうので、
着払い宅急便で送ってもらうようお願いした。

それにしてもJR京都駅、親切だなぁ。JRをちょっと見直した。

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2002年8月18日 (日)

汽車の旅

T県から帰る日。
11時ごろに出るはくとに乗るべく(そして座るべく)、駅に10時前に行った。
前前日に駅員さんが「1時間前から並ぶひともいますね」と言っていたからだ。
でもだれもいなかった(笑)。
改札の駅員さんに「コーヒーでも飲んできたらどうですか?」と勧められてしまった(笑)。

ちょうどいいので、駅前の土産物屋さんに入り、会社などにお菓子をいくつか買った。
ぶらぶら見てから戻ったところ、3人並んでいるという。
お手洗いに行って戻ってきたら、5人になった。

まぁ、他にすることもないし、並ぶか。と、並んだら、そのうちあとにひとが並ぶようになってきた。
30分前にはかなり長蛇の列で(でも東京と比べないでね)、全員座れるかしらという感じ。
しかも私の前には5人しかいなかったのに、いつの間にか15人くらいに増えている(笑)。
こらー、おじいさんに順番取りさせるなー!!

はくとは無事に座れて(20人以内で座れなかったら困るって)、そこから新大阪まで。
日本海側を走っているときはとても緑が深く、「田舎でいいなあ~」という感じだったのだが、姫路まで出てしまうともう「街」である。お外を眺めていてもさほど面白くない。
ちょうど姫路で人がわらわらと降りて車内がすいたので、回ってきたワゴンで神戸の肉めしを買ってお昼に食べた。
サフランライスの上に、それはそれは芸術的に薄~~く切られたローストビーフが5~6枚乗っていた(笑)。ここまで薄いと感心しちゃう。味は美味しい。
ホットコーヒーを買って飲んで、ちょっと落ち着いた。でも寒い。
はっきり言って「走る冷蔵庫」だ、こりゃ。いくらなんでもひどすぎる……。降りたときの外気のあたたかさに感激(笑)。

新大阪から新幹線に乗り換え。こちらは指定席を取ってあったのでらくちんらくちん。寒すぎず快適。
しかも「のぞみ」だったので、あっという間に東京に着いてしまった。ああ、汽車の旅ってラクでいいなぁ。ゆったりしてるし(席に座れれば、だけど)。

思い切り「夏休み」の雰囲気を満喫して、本当に夏休みも終わり。明日からまた会社だ(涙)。

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2002年8月17日 (土)

シュノーケリング

今日は朝から岩美町へお出かけ。
浦富海岸付近にある「渚交流館」というところでシュノーケリングの体験講座みたいなのをやっており、申し込んでみたのだ。
交流館に着いて水着に着替え、その上からウェットスーツを着用。
しかし暑くて汗だらけのところにきついウェットスーツを着るのはなんとも…
「入らない~」とあせるとまた汗が出てスーツがあがらなくなっちゃうし…
大変でした(笑)。着替えが一番疲れたかも(笑)。

参加者と指導員(?)側とで車3台に分乗して、ちょっと西にある城原海岸へ行った。
マスクとヒレをつけて水の中に入り、徐々に沖のほうへ移動する。
途中に4本足のひらひらのクラゲがいて、怖かった。
足に触ると毒でやられるのだそうだ。
場所によってはものすごい量のクラゲちゃんが固まっていて、一瞬網かしらと思う。

クラゲちゃんの領域を通り過ぎ、ちょっと沖へ出た。水深4メートルくらいだろうか。
岩棚の近くで海中を見ると、いるいる、サカナが。
イシダイの幼魚が多かった。黄色(白?)と黒の縦シマの魚。
いそぎんちゃくもいた。
指導員さんが「タコがいる」と教えてくれた。しばらくつついて出そうとしていたが出てこない。見せてもらったら、岩陰にタコの足だけ見えた。
ついでに大きいヒトデも。本当に星型でおかしい(当たり前なんだけど)。

向こうのほうにアオリイカがいるというので見に行った。
烏賊って……当たり前だといわれそうだけど、ヨコになって泳ぐのね。タテにふわふわするんじゃないのね。
ぼんやりとした群れを作ってゆっくり泳いでいるが、ときどき2匹ぐらいが「ぴゅう」と物凄いスピードで、別な方向へ飛んで行ったりする。
あとは「ゴンズイ」という小さい小さい魚の群れが、底のほうであちらこちらにゆらゆら移動するのが面白かった。

今日はちょっと水が濁っていたみたい。それでもよく見えたけど。
1時間半くらい水に浸かったあとで、陸に上がった。途中、海藻の森みたいなところを通った。その先にもクラゲがたくさん浮かんでいて、緊張した。身体はウェットスーツや何かで守られているから、顔だけ水面に出してクラゲとぶつからないようにして行った。

終わってみて、なんとなく浮かんでいただけのようでも、やっぱり疲れていた。
海で過ごすのも楽しい。
ああ、面白かった。本当に夏休みみたい(まぁ、本当に夏休みなんだけど…)。

余談だが、両親はこの二日後に、ふくらはぎが筋肉痛になっちゃったらしい。ヒレに力を入れすぎたのね。

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2002年8月16日 (金)

しゃんしゃん祭り

今日は夕方からT市内に出て、「しゃんしゃん祭り」なるものを見物した。

まずは山陰本線に乗ってT駅まで。
車で行ってもいいのだが、T市内でどこに停めたらいいかわからない。
汽車の方が楽だろうと、ごとごと普通列車に乗ることにした。
ガラガラ。
でもまばらに乗客もいる。

途中の駅で、対向車すれ違いのため、10分も停車した。吃驚。
そう、何が吃驚って、これは「山陰本線」なのだが、線路が単線なのだー!!
駅以外ではすれ違えないし、もちろん追い越しもかけられない。
いやあ、吃驚しました。
単線……
母も最初に線路を見たとき、「あれなに?」って父親に聞いたら「山陰本線に決まってるだろう」と憮然として返されたとか。
田舎だなぁ~。のんびりのんびり電車のたび。
あ、電車じゃないんだ、ディーゼルだから汽車なんだった(汗)。
風景はとてもいい。天気が良かったこともあってぼんやり窓の外を眺めているうちにT駅まで行ってしまった。

駅の3つ4つ前あたりから混み出した。みんな「しゃんしゃん祭り」に行くみたい。
T駅で降りて、改札を出て大通りのほうへ行こうとしたら、衣裳を着け傘を持った踊り手さんたちが、やはり同じ方向へ歩いていくのが見えた。ちびっこも混ざってておかしい。

実際に踊りが始まったのは17時。二本の大通りを踊り手連が踊りながら練り歩く。もちろん、歩くのは広い車道。
二本の通りにはそれぞれ真中あたりの歩道にステージが作られていて、なんと三味線を持ったひとや民謡の謡い手さんたちがスタンバイしている。
テープを流すだけのものもあるのだが、2,3回に1回は生演奏に。う~ん、贅沢。

踊り手たちはみんな傘を持って、振り回したり回転させたりしながら踊る。
傘はもちろん和様で柄は竹、綺麗な模様の紙を貼り、空いた部分の骨に鈴をつけてある。回したり振ったりするたびに「しゃんしゃん」と美しい音を立てる。それでしゃんしゃん祭りというのだろう。
上手い踊り手さんはその傘の扱いがカッコいい。綺麗にポーズをキメてくれる。
連ごとにやはり上手い下手があって、上手いのに出会うともうアレンジしまくりで「よほど気合を入れて練習してきたんだろうな~」などと感心してしまった。

踊り手連は、村や町など自治体の青年会や、T市にいる企業が主。あとは大学、小学校、保育園など。
JRも出ていた(笑)。他の連は女性が多いのに、ここは異様におじさんの率が高かった(笑)。
山陰合同銀行の連は、衣裳がきれいで踊り手も多く華やかだった。
連が通り過ぎたあとに振り返って見ると、傘が縦横に揃ってとても綺麗だった。
ここには纏いをあげるひとがいたのだけれど、目の前で、若い人から「店長、背中向けて逃げてもだめですよ」などといわれ交替させられたおじさんがあげだした。支店長らしい(笑)。練習不足か、腰が入っていなかった(笑)。

それぞれの連の先頭には先導車がいる。普通の乗用車だったりミニバンだったり、そうかと思えば祭りの山車のようなものもあったりして面白い。
瓦町の連の先導車は、大きな立派な山車で、後ろでかき氷を作って配っていた。本来は踊り手さんたちのためのものだろうけど、私と母もちゃっかりもらってしまった。冷たくて美味しかった。ありがとう、瓦町さん。

私たちは17時から18時ごろの、始まったばかりですいている時期に見たので、「こんなにひとが少なくていいのかしら…」と心配してしまった。が、あとでニュースを見たら沿道はちゃんと人だかりがしていて安心した。
踊りの連は53、踊り手はおよそ3500名、見物客は16万人だったそうだ。
ああ、面白かった。盆踊りもいいものね。

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2002年8月15日 (木)

ダイソー/映画:「猫の恩返し」

■ダイソー■

午前中、いろいろ回ったのだが、最後に100円ショップへ行った。
たまげた。
何しろ広い。
でっかいスーパーマーケットがまるごと100円ショップになってる感じなのだ。
(東京都内の小さいスーパーを考えてはいけない、アメリカンサイズ)
こんな広い100円ショップは見たことがない。

品数もむちゃくちゃ多い。
家具家電以外はここにくればなんでも揃う感じ。
食器なんか有田だし。でも全部100円。しかもモノもそこそこいい感じ。
やってらんねーや(笑)。

■「猫の恩返し」■

なんでT県くんだりへ来て、と思うかもしれないが、T県だからこそ狙い目なのだ。
そして私の狙いどおり、映画館には13~14人しかお客がいなかった(うち3人は私と両親)。
ああ、がらがらで気持ちいい…。
でも、これで映画館やっていけるのか、ちょっと心配…。

映画は、まあまあ。
バロンは確かにかっこいいけど、うちの家族は彼よりもムタが気に入ってしまった。
いいよな~、あのブタネコ。昔、近所にのさばっていた野良猫を思い出す。すっごく目つきが悪いの。
まぁ……「千と千尋…」らと比べてはいけない。
高望みしなければ面白かった。ただ、いくらなんでも短すぎやしないか。話の展開がまるで「美女と野獣」(つまり急展開)。いいけどね、アニメなんだから。
あとは、女の子の声が…最近、みんなこういう高い声になっちゃって…ちょっと苦手。

併映の「ギブリーズ」がおかしかった。途中のダンスシーンは要らないが。
なんといっても最初のカレー対決が面白かった。いいぞ~。
そして出演している声優が超豪華。
ジブリの伝統として、声優オンリーのプロはほとんど使わない。
いわゆる俳優さんが多い。
いいのか、鈴木京香、こんなところでそんな役で出て(笑)。
小林薫のトシちゃんもよかった。
作っている側は、皆、楽しんだんだろうな。

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2002年8月14日 (水)

夏の爆睡

T県へ行った。飛行機は満杯だ。さすがお盆休み。
T空港から温泉街行きのバスに乗り、まず爆睡
ああ~、せっかく海の見られる側に座ったのに、馬鹿みたい~。

父親の住まいへ到着。父は仕事中で、母が迎えに出てくれた。
そして家の中に荷物を降ろし、両親のベッドを奪って爆睡
がーがーと寝てしまった。
まあその……疲れがいろいろ溜まってたんで……勘弁して。
だって眠かったんだよ~。
結局夕食時まで寝ていた。

今日の夕飯は「こち」づくし。
「こち」のお刺身に、「こち」のアラのお味噌汁。
お刺身はコリコリプリプリでなんとも美味しい。やはり鮮度が違う。
アラのお味噌汁も美味しくて、身体に力が湧くよう。
お魚美味しい~。

夜もぐっすり寝た。もちろん、温泉も堪能した(夕飯の前に)。
なんだか一昔前の子供が過ごす、田舎の夏休みみたいだ。

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2002年8月13日 (火)

目がいい

視力はここ数年でかなり落ちたが、それでも目はいい方だと思う。
しかし…。
いいのも善し悪しである。
何しろ大概のものは見えてしまうのだ。
机の上を走っている羽アリとか、夕飯のお皿に入ってしまった髪の毛とか、マグカップのコーヒーにいつのまにか浮かんでいる羽虫とか、道端でひしゃげて死んでいるセミとか(季節モノ、現在オンシーズン)、向こうの車道のうえにある鳥の交通事故死体とか、地下鉄の暗がりを走るドブネズミとか。
まだまだあるけど、このへんでやめないと石が飛んできそう…。

この間はJR新宿駅のホームで、4メートル前方を走る「ゴ」を見てしまった(名前を全部言いたくないほどキライ)。
「何もそんなものまで見なくても」と母に呆れられた。
私だって「いやだなぁ」と思うけれど、見えちゃうんだからしょうがない。
目がいいのはいいことだろうけど、そういうときはちょっと嫌になる。

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2002年8月12日 (月)

夏草や

「夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡」 芭蕉

夏の祭典が終わって、脱力。
そしてあとに残されたものは…

オリジナルプリントのTシャツがたくさん(笑)。
電子本の在庫は、いつもとさほど変わらないから気にならないけど、Tシャツはちょっと気になる(笑)。
どうしよう?
………Eski Yolcu のホームページで売るにしても、ねぇ…。

今回作ったTシャツは割と出来がいいんですよ(自画自賛)。
デザインも一般向けだと思うし(そう思ってるのは私だけ…?)、
それに使ったプリント用紙が良かったのか、失敗がほとんどなかった。
ヒューレットパッカードのやつなんだけど、とても作りやすかったのだ。

そのうちここでもお披露目しようかな…
乞御期待!?
(でもT県行っちゃうから、月末までムリ)

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2002年8月11日 (日)

夏の祭典

知るひとぞ知る、夏のコミックマーケットこと「夏コミ」に行ってきた。
行くといっても、今回は出店側。
朝の7時半に池袋で友人と待ち合わせ、それらしき人々ばかり車両に詰め込んだ有楽町線+りんかい線で一路ビッグサイトへ。

私は出展者なので「サークル入場」なのだが、それでも駅から自分のスペースへ行くまでに1時間くらいかかった。なぜだあああああ。
なんか凄い大回りをさせられて……会場は西ホールなのに東ホールから入って延々歩かされて(入るまでも延々歩く)……。
お友達に手伝ってもらわなければ、ディスプレイも開場前になんて全然終わらなかっただろう。
感謝。

どうもやはり初出店ということで、緊張していたというか余裕が無かったらしく、あんまり周囲を見たり自分が楽しんだりすることはできなかった。反省。
もし次があるなら、今度は自分が楽しめるようにしよう。
そうでなくては、来ていただくお客さんにも楽しんでもらえないではないか。

売上は大して振るわなかったが、満足しているのはスペースの告知。
以前、客として歩いたときの記憶が抜けなくて。
「ここはどこ!?」状態になって大変困り、そのときに、大きくて割と高い位置に出されたスペース表示にエラく感動したことを覚えていたので、「私も大き目の表示を高い位置に出そう」と決めていたのだった。
目論見どおり、随分とたくさんのお客さんの視線にさらされたようだ。
ついでに店も見ていってくれると、なお良かったのだが(笑)。
まあ、冗談はおいておいて。
少しでも役に立てたのなら嬉しい限りである。

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2002年8月10日 (土)

必要は購買の母

ついにたまらず、ヒューレット・パッカードのサポートに電話をかけた。
「あの、用紙のサイズがおかしいんですけど」
「アプリケーションは何をお使いですか?」
「イラストレータです」
「バージョンはいくつですか?」
「9.0です」
「9.0.2ではありませんか?」
「9.0です」
「そうですか……。実は、9.0.2ではそのような不具合が報告されています」

どうもA社のイラストレータ9.0.2にまつわる不具合らしい。
9.0.2を使ったときだけ、その用紙サイズの異常が発生するのだそうだ。
しかしそんなことを今さら言われてもぉ~。
「イラストレータの10では、全く正常に動くんですが」
にゃにぃ?
つまり10にアップグレードしろ、と、そーゆーことか?

7で代わりにできないか、やってみたが、9で作った書類を7に落とすのは結構大変だった。なんかしらんがパスが全部アウトライン化されてしまう。しかも用紙設定を引き継いじゃうみたいで、どこをどうやり直してもA4は218×309のママ。

ええ~い、買ってやるぅ~!
というわけで新宿にGo!(こういうとき、新宿圏内に住んでるのは便利だ)
ついでにアイロン台のカバーを伊勢丹に取りに行った。
伊勢丹といえば、パワーガールズ(アニメの主人公たち)の着ぐるみくんたちがエスカレータで移動するのに出会って吃驚。だって1.5頭身ぐらいなんだよ、その着ぐるみ。道案内するひとが「は~い、エスカレータに乗りま~す」などと先導していたが、いや、あれは移動するだけで大変だわ。

話が逸れたが、ヨドバシでイラストレータ10のアップグレード版を購入。
ついでにインクがすでにやばい状況だったので、替えのインクも購入。
ああ、なんて上客だろう、私って。
ここ2週間で一体いくらお金をヨドバシに落としたことか…!
それから世界堂にも行って、透明フィルムパックやらナカバヤシのクリアファイルやら、必要なものを購入。
…買い物ばっかりしてるな、最近。

必要になると買う。これはやはり鉄則。
でももーちょっと余裕を持って手に入れるようにしないとだめね…。
そう思いつつ、毎回このパターンに陥っている苫治安であった。

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2002年8月 9日 (金)

キックオフ

今日は会社の年度初め計画発表会みたいなやつがあった。
いつもは8月末にやるんだけど、なぜか今年はお盆の前に移動してしまった。
この無茶苦茶忙しいときに…!!

グループの年度計画を午前中までになんとかこねあげて出力。
いや、いちおー真面目に書いてんだけど、チェックする時間がなさすぎるのだ。いろいろ詰めすぎたかな。
17時から全員で会議室に集まって報告・発表。

しかし……
なんか自分のグループのことなのに、知らない人事があるんですけど。
どうして教えてくれないんだ、社長も室長も……
私、こういう「知るべき情報を知らされない」っていうのが一番嫌いなんだよね。
くそー、もうマネージャーなんかやめてやる。絶対やめるぞ、半年以内に。

そして報告会のあとはお定まりの呑み会。
ああ~、明後日の夏の祭典の準備で忙しいこのときにぃ~(涙)。
つきあいで2時間出て、なんとか脱け出しました。
嫌いじゃないんだけど、時期が悪いわ、時期が(笑)。

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2002年8月 8日 (木)

HPの不具合

ヒューレット・パッカードのプリンタドライバがヘンである。
規格A4サイズを「用紙設定」で選ぶと、なんとタテ309ミリ、ヨコ218ミリになってしまう。
そんなバカな~!!
A4といったら297×210に決まっておろうが!!
(A4だけでなく、B5もA5もすべてその調子…)

これに気づくのが遅れて、偉い大変な目にあった。
だってA4で出力しても収まりきらないんだもん。
「どうして? どうして切れちゃうの? どうして??」
と、散々悩んだあとでやっと気がついた。

しかし……
どーしてなんだよー(涙)。
ヒューレット・パッカードの馬鹿ぁ!!
データを全部作り直したことは言うまでもない…。

そして原因は……8/10の日記にて(笑)。

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2002年8月 7日 (水)

100円ショップ

会社の帰りに寄ってみました。
週末の、夏の祭典に向けて、ちょっとディスプレイ用品を仕入れようと思いまして。

あ~、私って、取り残されてる?
100円ショップがこんなに進化してたなんて、知らなかったよ(笑)。
あるわあるわあるわ。
ネクタイまで100円……。
いや、ネクタイは要らないからいい。
ああ、それにしてもあれも100円か……いやいや、余計なものは買ってはいけない(汗)。
でも100円……

いろいろ買いたくなりますね、あそこ(笑)。
何しろ100円だもんなぁ。
一方でたまに、「あっ、こんなものまである! この間●円出して買った私はバカみたいじゃない!」と怒りを覚えることも(笑)。

さて、店頭に「100円パソコン」が並ぶ日はいつだ?(笑)

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2002年8月 6日 (火)

アナログ人間3

以前にも書いたと思うが、パソコンをぱりぱり使うわりに(注:「ばりばり」ではない)、私はとってもアナログ人間である。

週末にある夏の祭典に向けて、いろいろ出力モノを作っているのだが、そのデザインをどこでするか?
基本は「電車の中」だったりする。
「電車の中」で、「紙のノートと鉛筆(正しくはシャーペン)」を使って企画する。
たとえば「価格一覧メニューを作ろう!」と思う。
そうするとどういうレイアウトにするか、どんな項目をどう並べるか、だいたいどういったキャプションをそれぞれの商品につけるか、等などをノートにちゃかちゃか書く。
お家に帰ったあと、そのノートをもとにして、パソコンで実際に作業する。

一事が万事、こんな感じ。
テキストだけは、いきなりパソコンに向かって「う~、う~」と考えながら真っ白な画面に打ち込んでいったりするけど、他は概して紙の下書きが存在する。

あとは、作業手順とか(笑)。
「今日は帰ったらこれとこれとこれを、こういう優先順位でやるぞ」
というメモをですね、やっぱりノートに書き出すんですね(笑)。
いや~、頭悪くて。なんでも書かないとわからないんだわ(汗)。

そんなわけで、最近、電車に乗るとノートを広げている。
傍(はた)から見るとヘンな奴かも…。

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2002年8月 5日 (月)

デファクトスタンダードと縁のない女

新しいプリンタを買った。
でもなぜか当初の思惑と全く違うものを買ってしまった(汗)。

まぁ、EPSONは印刷のサンプルをみて「写真はいいけど普通紙印刷がだめだめじゃん」ということで足踏みし、
CANONもサンプルをみて「なんでみんなスミベタが汚いの?」と驚き、再びサンプルをみてCANONでも高価格帯のFシリーズよりはSシリーズの方が私に合いそうと思って、
そこで店員さんに相談をしかけたのが間違いだった(笑)。

「写真なんかはほとんど印刷しないんです。自分で描いたイラストとか、普通の書類とかが多いので…」
要は最新のデジカメ仕様じゃなくていいよ、と、言いたかったのだが、
「それならお客様にはこちらです!」と嬉しそうに裏手に連れて行かれ、
ヒューレットパッカードのプリンタのすばらしさについて聞くこと1時間(笑)、
ついそれでHPのプリンタを買ってしまったのだった……。
だってもうそれは情熱的に語ってくださるから……。
恐るべし、ヨドバシの店員……。

確かに、私が一番愛しているスミベタ(笑)は、他のインクジェットと比べて断然きれい。
しかし……
どうしてこうデファクトスタンダードを素直に購入できないかなぁ、私は(汗)。
キライなことも多いんだけどね、草木もなびくやつって(○ートンとか)。

あっ! でもでも、「今度プリンタを買うときは国内の会社を応援しよう」と思っていたのに!
しまったああああ、忘れてたああああ!(がーん…馬鹿だ……)

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2002年8月 4日 (日)

Toasting CD-R

大福餅(注:iMac)で初めてCD-Rを焼いてみた。
そのあまりの速さに吃驚!!
もとのデータが20MBないせいもあるだろうけど、1枚焼くのに1分かからないくらい。
凄いなぁ。
しかも操作もとっても楽チン。
エラーも何もなく、マニュアルみたいなものもないから読まず、
それでもこんな簡単にできるものなの~?

まぁ、「今だから」なんでしょうが。
昔はねぇ、CD-Rなんて一般の人間には焼けなかったんだよ、ごほごほ。
だから一念発起してCD-ROMを焼いたりしたのに…(『青の都駆けめぐり』のことね)
今じゃ自宅でタダ同然で焼けちゃうのかい、はぁ(溜息)。
しかもこんなに手軽に。

とにかく吃驚したなぁ。時代は変わる。
(そしてあまりの手軽さにゴミCD-Rが増えそうな予感…(汗))

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2002年8月 3日 (土)

花火

戸田橋に花火を見に行った。
きれいだった。
それだけ。

本当にきれいだった。
ときどき騙された。
「不発だ」と思うと、やや遅れてからアジサイのように小ぶりな花がぱぱぱぱっと咲く。

日本の打ち上げ花火はゲージュツだ。
来年も行きたいな。

だれか来年、岐阜の長良川の花火大会を見に行きませんか。

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2002年8月 2日 (金)

プロジェット~Progetto~

昨日、写真美術館に寄った帰りに、渋谷のアングラ書店(?)プロジェットに立ち寄った。
21時までやってるんだもん。営業時間が長くて便利(というよりは、夜型人間向けの店という気がしなくもない…)。
道玄坂にあるので、マークシティの中をずっと通って行った。
余談だが、マークシティができてから渋谷はラクになった。
何しろあの殺人的なスクランブル交差点に出なくてイイのだ。スバラシイ!
最近のお気に入りルートである。

で、プロジェット。
基本は書店なのだが、へんてこりんなアートもたくさん置いてある。見たことも聴いたことも無いようなCDも置いてる。輸入文具っぽいものもある。ただしキッチュ系。
もともと六本木のABC書店に勤めていた人が独立して始めたんだと思ったが…記憶はあやふやだ。
とにかく「アート」に一家言あるらしい。

う~ん……さすが……
普通の書店では、全く、ナイ。
本屋に行くつもりで行ってはいけない(笑)。
まぁ、丸善のアートブックセンターがもっと身近になったものと思えばちょうどいいかも。

そんなところへ何をしに行ったかといえば、「T-Time Publishers Kit」を買いに行ったのだ。
だって店頭で売ってるの、ここだけみたいなんだもん。
3万円も支払って(高い~…そしてその割に包装がヒドイ~)、目当てのものを買った。
あとはぶらぶら冷やかして帰ったのだが……

他にお客さんがいたんですよ。わぁ、びっくり。
(吃驚する方がおかしいのか?)
だってお世辞にも「地の利」がいいとは言えないところで、あんなマニアックな品揃えでさ~(「一般受け」という言葉は銀河の彼方)、しかも平日でしょ~、お客が私以外に述べ3人もいるなんて…!
世の中、好き者は私が思うより多いらしい(笑)。

▼プロジェットのサイトはこちら
http://www.progetto.co.jp

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2002年8月 1日 (木)

展示:世界報道写真展★東京都写真美術館

■展名:世界報道写真展
■会場:東京都写真美術館 3階展示室(東京・恵比寿)

無料招待券があったので、会社を早くあがって(無理やり)、見に行った。
写真美術館は、美術館の中で残された最後の砦みたいなところ。
(もう一箇所、ステーションギャラリーというのがあるが…)
以前から良質な展示をいくつも行っているが、モノが写真であるためになかなか人が入らないらしい。
企画としては非常にいいものが多いんだけどね~。
私も、写真よりは絵のほうが好きなもので、こういうチャンスがないと足を運ばないでいる。

で、見てきました。写真。報道写真。
トップは飛行機テロ。激突のシーンから、地上の救出作業から、火を避けてどうしようもなくビルの上からダイブする人の写真から、それはそれは凄まじい。映像の記録ってあらためて凄いものがある。
それからアフガニスタンのひとびと。
続いてイスラエル・パキスタンの「日常風景」。
また、忘れられかけているけれど、何も終わっていないボスニアの現在。

もちろん、スポーツや行事などの、それほど恐ろしくない写真もあることはある。が……。

目を背けたくなるような写真も多々あった。
戦乱関係の写真はもちろん哀しかったが、やや変わったところで、狂牛病のとばっちりで殺された健常な家畜の死骸の写真など、それは恐ろしいものだった。屍累々。本当に酷い。
美しいから悲しい写真もある。1歳の男の子を葬るために布にくるんでいる写真。とても美しかった。八方から差し出された手の皺と黒さ、そして目を閉じた男児の聖性が今も目に浮かぶ。

これらを見てなお、聖者や賢者は「世界は美しい」といえるだろうか。
仮令(たとえ)それが正しい言葉だと知っていても、口に出来るだろうか。

そして、こんなに画期的な表現手段を手にしているのに、なぜ人間は変われないのか。

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