コンサート:東京スカパラダイスオーケストラ★横浜アリーナ
■演奏:東京スカパラダイスオーケストラ、ゲスト:田島貴男/チバユウスケ/奥田民生
■日時:2002年7月7日(日)18:00~
■会場:横浜アリーナ
行ってきました、初・生(なま)スカパラ。しかも豪華ゲスト付き(笑)。そっちが目当て?
まぁ、確かに例のコラボレーション三部作が目当てで行ったんじゃないと言えばウソになる。
それがなければチケットをわざわざ取ったかどうか……
いや、取ったかもしれない。
実はニナガワの「四谷怪談」を見て以来、スカパラには興味があったのだ。
これだけ書くとワケが分からないけれど(笑)、「四谷怪談」のBGMがスカパラで、場面転換のときにかかる曲がとてもカッコよかった。そのとき感じた何かをもう一度感じたかったのだ。残念ながら、その感覚は再現されなかったのだけれど。
席はスタンド(つまり一番上の遠いところ)。
ただし、舞台に向かって左側の、ほとんど真横に近いところだったので、逆に正面席より距離は近かったかもしれない。おかげで出演者がよく見えた(7~20倍の双眼鏡持ってったの)。
出演者が出入りするのもこちら側で、出てくるところも帰るところも全部見える(笑)。
(アンコールのときだったか、田島が下がってチバが出てくる途中で二人が「タッチ交替」と手を打ってるところが見えたりして、役得役得)
あれはあれでなかなか楽しい席だった。
スカパラ入場と同時に、城内総立ち。ひええええ~。こんな踊るコンサートなのぉ~?(汗)
自分の席が通路際だったのをいいことに、私は座って聴いてました(もちろん、他にも座ってるひとはいた)。
曲はこの間出たニューアルバムからが多く、私も予習してあったので何となくわかる曲が多くて楽しかった。
そして、田島、チバ、奥田、と、3人のボーカリストが間をあけて出てくる。
まずはコラボレーションじゃない曲を一曲歌い、MCが入って、「お待ちかね」の一曲となる。
この3人が出てくると、なぜか引き締まった感じになった。それまでの演奏曲もいいものが多く、構成もとりたてて問題ないのに、こうやってきちんとした「歌」を入れるだけでそれまで散乱していた何かが収束してゆく(気がする)。
ボーカルって偉大……。
さて、3人の中では田島が一番ハイで(あんなけったいなお人とは知らなんだ(笑))、チバが一番スカしていて(見た目一番カッコイイがグラサンはずすとどーだろー)、奥田が一番歌いこんでいた(たぶん一番歌が上手かった)。
私、奥田民生は別にそんなに上手いボーカルとは思っていなかったので、「美しく燃える森」をCD買って聴いたときもかなり驚いたんだけど、今日も「うまいわ、思ってたよりずっと」と驚きを新たにしちゃったりなんかしちゃったのだった。
アンコールが二度あって、二度目、ゲスト3人も全員一度に登場。それぞれ楽器持ちで、田島はサックス、奥田はギター、そしてなぜかチバがドラム缶(ドラム代わり?)。スカパラも加えて総勢13名で最後の最後に一曲だけ演奏してくれた。
チバのドラム缶は笑った(笑)。今日、このアンコール1回のためだけに担いできたんですか、アナタ(笑)。
ところで不勉強な私は、川上つよしがベース担当だと、最後まで知らなかった。
え~! 川上つよしって盟主じゃないの~?(違うんですか?)
それなのに一番目立たない、地味~なひとがそうだったの~?
他の人たちはなんだかんだとパフォーマンスを繰り広げ、それぞれに目立っていたけれど、
ベースだけはずーっと地味~にひたすらベース弾くだけだったのだ。
う~ん……不思議だ。
ベースといえば、コントラバスに持ち替えたときの音が篭ってしまっていたのは残念だった。
PAさん、もっとベースを効かせなきゃ!
そして「美しく燃える森」は、やはり演奏された中で一番美しかった。
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