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2002年6月20日 (木)

読書:『新約聖書』

やっと読み終わった。
去年の11月頃から読み出したのかな? まぁ、途中で放り出したこともあって、丸々半年かかっている。
最初の「福音書」はいいんだけどね‥‥キリストの生涯の「物語」だもん。割とつるつる読める。
問題は、最後のほうにある「手紙」が‥‥‥読むのにエライ時間がかかってしまった。
パウロ、好きだけど、て、手紙は結構難しい(しかも量が多い)。
ヨハネの手紙ほど抽象的じゃないけどね。

一番好きなのはやはり「使徒行伝」でしょう。
キリストの死後、使徒たちがどのように布教と救済につとめていったか、というお話なんだけど。
いやもうカッコよくて泣けてきます。

たとえばペテロが夢で神さまに「食べろ」と肉を差し出される。
「私はユダヤ人ですから肉は食べられません」と辞退するが、何度も「食べろ」と差し出される。
で、起きてみると、異邦人から「あなたがたの教えのお話を家に来て聞かせてくださいませんか」という申し出が来ていた。
基本的に彼らはユダヤ人のみを対象として布教していたため、どうするべきかを会議にかけるんだけど、そこでペテロがはっきりと「今朝方こういう夢を見たが、これは異邦人にも分け隔てなく教えを授けろという神の御意志である」と言って、そこから異邦人たちへの布教が始まるのだね~。
「知らない」と三度も言ってしまった悔恨からか、使徒としてのペテロはかなり太っ腹で好ましい。

パウロはパウロで、「回心」がすごい。
もともと熱心に迫害する側だったのが、「回心」を経て凄く熱い伝道者になっちゃう。ぼーぼー燃えてる。
「もともと迫害する側だった」というのは結構重要で、「私だって許されたんだ、あなたも」と力強い説得ができちゃったりする。
とにかくこの人は走りに走って「やるべきことはすべてやった!」と満足して死んでゆく。羨ましいような生き様。

やはり原始キリスト教は面白い。
そして‥‥さぁ、次は「●約聖書」か? 面白いだろうことは想像に難くないけど、重すぎる‥‥(汗)

▼新約聖書はこちら。聖書刊行会のヤツがたぶん一番ポピュラー。
ポケット新約聖書-詩篇・箴言付- 第3版

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