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2002年3月27日 (水)

スキンシップ

帰りの電車の中でのこと。
若いお母さんがベビーカーを前において座席に座っていた。
ベビーカーの中にどんな赤ちゃんがいるのかは私からは見えず、声だけがよく聞こえた。

高田馬場を過ぎて新大久保のあたりから猛烈に泣き出した。
お母さんはあやしているようではあるものの、赤ん坊はベビーカーに入れっぱなし。
抱き上げてあげればいいのに。
暑いのかおしめが濡れて気持ち悪いのか眠いのかわからないけれど、
抱いてあげるだけじゃそれらは解決しないかもしれないけれど、
お母さんに抱かれるだけで少しは安心すると思うのだが。
でもそのお母さんは新宿で降りる最後まで赤ちゃんを抱いてあげなかった。

大学生の頃、授業で教育心理学をとったが(<教職必須科目なのだ)、そのときに先生がこんな実験の話をしてくれた。

サルの赤ちゃん二匹を、一匹はワイヤーと木組みだけの「おかあさん」と一緒に、もう一匹はそのワイヤーと木組みに毛布を巻きつけた「おかあさん」と一緒の部屋に入れておいたところ、毛布つき「おかあさん」と一緒の赤ちゃんザルは健やかに日々を過ごしたのに、毛布なし「おかあさん」と一緒の方は情緒不安定になってしまった。

要は、赤ちゃんにはスキンシップが大切、ということの実証だったわけだが(だから骨っぽいパパに抱かれるより柔らかいママに抱かれる方が気持ちいいのだ(笑))、そのサルの話を聞いてとてもかわいそうに思った覚えがある。
今でも深く印象に残っている。きっと先生の話が巧かったのね。

で、このときもその毛布ナシ「おかあさん」と一緒だったサルを思い出してしまった。
あとで抱いてもらえていますように。

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