« 視覚の世界 | トップページ | 展示:Mac Expo Tokyo 2002 »

2002年3月23日 (土)

展示:横山大観展

■会場:東京国立博物館(上野)
■会期:~2002年3月24日(日)終了

招待券があったので行ってみた。ら、とんでもなかった。
まず館内に入るまでに15~20分ほど待たされた。
今日はこれまでの陽気が顔を隠し、肌寒い日だったので、並んで待っている間、足が寒かった。

しかし、問題はそんなことではなかった。館内である。
ものすごい人混み。作品の周りはもう、人・人・人。
(みんな、そんなに大観が好きなのか…??)
巻物なんて、ほとんど見えなかった。
すでにして人混みのために気力が萎えていたので、短時間で勝負をかける。

屏風絵が良かった。金箔の中に楚として立つ人物に、切り取られた美しさがある。
あるいは、紅葉の色の鮮やかさに、ゴーギャンを思い出すなどというちぐはぐさを楽しむ。
有名な桜の屏風絵は、印刷物と違って、篝火から禍々しさが立ちのぼる。

屏風以外では、屈原の絵がいい。ダントツで良かったかな。
画中に描かれている雀の、目つきの悪さが何とも言えず好きである。

それ以外はまぁまぁ……そもそも大観はそれほど上手い画家とは思わない。
動物とか、デッサンが変だし……女性を描かせれば鏑木ほど美しくならないし……かといって写実的ってわけでもないし……。
それでこれだけ人気があるというのは一寸驚きだった。

続けて、松永耳庵コレクションを見た。お茶道具や何かの蒐集品らしい。
全然期待してなかったのに、これが面白かった~。
陶器を久しぶりに見たなぁ。
高麗茶碗が薄くて泣きたくなるほど美しい。
あと、「牛形イ」(「イ」の漢字が出ません)というのがおかしな顔つきで気に入った。要は液体を入れて、注ぐための器のようだったが。
飛鳥朝の小さい仏像もよかったし、掛け軸の猿コウ図や(「コウ(猿の異字)」も出ない~)、原三渓の睡蓮図なども、見られて良かった。

最後に考古時代の部屋をざっと見た。これまた面白かった。
火焔土器はかっこいいし、縄文の土偶はむちゃくちゃかわいいし(どうしてあんなにかわいいのだろう?)、舶来のシリアガラスやら中国・韓国の陶磁器やらは美しいし、金属器を真似て作られた須恵器は実に上手く模倣されていて感心するしで、楽しかった。

|

« 視覚の世界 | トップページ | 展示:Mac Expo Tokyo 2002 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 展示:横山大観展:

« 視覚の世界 | トップページ | 展示:Mac Expo Tokyo 2002 »