コンサート:Nathalie Wise★コンサート
■会場:鎌倉芸術館・小ホール
■日時:2002年3月24日(日)18:30~
Nathalie Wiseのコンサートを聴きに、大船まで行った。
我ながらご苦労だったわ(笑)。
Tokyo No.1 Soul SetのBIKKEと、undercurrentの斉藤哲也と、あと高野寛というメンバーで構成されたユニットだ。
思っていたよりもずっといいコンサートだったと思う。
テルミン、初めて実物を見た。どーゆー原理の楽器だかよくわからない。高野寛はテルミンの演奏(?)が実にお上手で、吃驚。
BIKKEのSpoken Wordsは(歌を歌うわけではないので、こう言う)相変わらず不思議な魅力がある。声もいいし、ノリがいい。
そして何と言っても斉藤哲也のピアノでしょう。耳が釘付けになる(←この表現、変だな…)。
もともと私はピアノという楽器が好きなのだ。
いや、言い訳はすまい。ええそうですとも、どうやら私は斉藤哲也の作り出す音が好きなの、無条件に。
ヴァイオリンとベースはサポートメンバーだが、彼らなしでは音楽が成り立たない。
ベース…というか、「低音」は地味だけど、本当に重要。
ヴァイオリンは逆に高音。歌のあまり入らない曲が多いので、代わりに威力を発揮する。
ところで、ベースがどう見ても5弦あったと思うんだが…気になって何度も見直してしまった。5弦のベースってあるの? ふしぎ。
曲目の中では「No Signal」が好き。
アルバムではそこまで強く思わなかったのに、生で聴いたら、いつまでもいつまでもいつまでも聴いていたいと思わされた。
アンコールでもう一度これを演奏してくれたときは本当に嬉しかった。
私は時々目を閉じてみる。
そうすると音がより鮮やかになる瞬間があるから。
目を開けていてはわかりにくい情報(音の方向等)までもが入ってきて、より聴覚的に音の場を構成できる気がする。
人間はいかに視覚に頼って世界を再構成していることか。
こういう場で時おり視覚にお休みを与えてあげるのもいいものだ。
(でもこれ、疲れてるときにやると、寝ます…)
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