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2002年1月 4日 (金)

展示:「時を超えて語るもの」展★東京国立博物館

■時を超えて語るもの−−−史料と美術の名宝
■会場:東京国立博物館(上野)
■会期:2001年12月11日(火)~2002年1月27日(日)※途中、陳列替えあり
■時間と休館日:9:30~17:00(入館は16:30まで)、毎週月曜日休館(1/14は開館、1/15休館)
■価格:大人1000円、大・高校生600円、小・中学生300円 ※12/11~1/14小中高校生・無料

夏の中国国宝展以来の東京国立博物館。
面白かったです。

東京大学史料編纂所にある古文書や美術品を展示してあるだけなのだけれど、スタンダードな構成でわかりやすい。
部屋は時代ごとに区切られており、平安→鎌倉・室町→戦国→江戸~開国までの文書がずらり。
私を含め、一般の人が見ても読めないんだけど(さすが古文書(笑))、解説を読んで「にゃるほど」と思って眺めるだけで楽しい。

私は特に最初の平安時代の部屋が面白かった。とゆーか、その部屋を見てもう燃え尽きてしまった(笑)。
体力落ちててダメね。もうちょっと体力あれば、最後の「洛中洛外図」ももっと真面目に見たのに‥。惜しかった。

平安時代のお部屋では、藤原道長やらそのあたりの直筆日記が公開されていて珍しかった。
このころの貴族って、エリート官僚だよね。
昔の日記は、ここで書かれるようなエッセイとは違い、どちらかといえば「記録」であり、子孫のための「教科書」だったそうだ。
いずれの御時にいずこの宮殿に於いてたれとたれとたれによりて如何なりしことの執り行われたるか、その記録を息子や孫が丹念に読んで勉強するわけ。で、宮殿にあがってご奉公するときに、間違いのないよう振舞うわけだ。

ちなみに、時代が下るにつれ、実力者の「エリート度」が下がっていったような気がする(笑)。
少なくとも浅野内匠頭長矩よりは藤原道長のほうが達筆だし。

江戸~開国のあと、最後の部屋には島津家が制作して幕府に献納したどでかい地図があった(もちろん複製。本物の展示はひとつのみ)。島津家所有の土地で、薩摩・沖縄(悪鬼納と書かれていた)・八重山あたり、半分は海図になっちゃうんだけど、どれも馬鹿でかい地図だった。だって一辺数メートルあるんだよ? これを制作する技術はなかなか凄いと思った。八重山(石垣・宮古のあたり)なんか、海図中にちゃんと珊瑚礁が描き込まれているんだよ? これにはちょっと吃驚した。

壁面に貼るだけじゃ足りないらしい(笑)。床面には薩摩の地図があり、たくさん付箋が(こんな時代から‥!)貼られていたのが印象的だった(実際には付箋が貼られていたままスキャンされているのであって、本物の付箋が立体的に在るわけではない)。
誰もいないので一人でしゃがんで堪能していたら、続々と人が集まってきて、みんなの足で全体がよう見えんようになってしまった(笑)。人寄せパンダか、私は。

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