クラシックの正月
まずブルックナーを聴き出した。もちろんチェリビダッケである(詳しくは12/13の日記参照)。
いいんだけど‥‥どーしてこんなに長いの、ブルックナーの交響曲って(苦笑)。
5番7番あたりは当然のように二枚組み。
1本聞くだけで一時間を勇に越すくらいの余裕を見なければ‥‥。
父親が持っているブルックナー全集もわりとゆっくり指揮されていたが(指揮者忘れた)、チェリのはさらにゆっくり。「え~、こんなところまでこんなテンポでやるの~?」とゆー感じなのだ。でもそういうテンポのゆっくりしたところに限って、なんというか、体の内側に入り込んでくる気がする。
さて、夜はウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートの再放送を見た。
元日は見られなかった‥とゆーか、聞けなかったのよ。
今年は小澤征二がタクトを振るというので、ついミーハー根性でテレビの前に陣取ってしまった。
何しろ保守的なウィーン・フィルでしょう(女性を入れないのは恐らくあそこだけ)、「東洋人」が指揮するなんてすごいことなのだ(と、私なんかは思っちゃう)。
内容は‥‥うぅ~ん、テレビで聴く限り、そんなに「素晴らしい」出来とは思えないのだが‥‥
すごいバランスの悪い演奏だよね、オザワの指揮って(笑)。
これ、たぶん、その場で聴いていると「うお~、こういう構造にしたいのか」って、もっとわかりやすいんだろうけど、テレビ越しじゃあなぁ‥‥。
でも会場のお客さんからは嵐のような拍手を送られていたので、よかったよかった(ホッ)。
ところで途中で「常動曲」を演奏してくれたのだが、そのときの映像が面白かった。
この正月一日から使われだしたユーロ紙幣・ユーロ貨幣の鋳造の情景を、実際の曲のテンポに合わせて、見せてくれたのだ。すごく面白かった。しかも機械の動くリズムがばっちり曲と合っていて、実に実におかしかった。
ウィーン・フィルってきっと「前のと全く同じ演奏をしろ」と言われればできるくらい、高度な職人集団なんだろうな。そうすると練習やリハーサルと全く同じテンポで演奏するなんて当たり前なんだろうな。
アンコールの最後、いつもいつも最後の最後に演奏される「ラデツキー行進曲」、これはテレビ越しでも素晴らしかった。終わってからしばらくの間はこの行進曲がずーっと頭から離れなかった。
「じゃあシュトラウスを聴くか」と思ってCDを探したが、リヒャルト=シュトラウスのCDしかなかった(笑)。R.シュトラウスじゃあねぇ‥‥違いすぎる(笑)。
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