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2001年12月 2日 (日)

南紀白浜旅行雑文3

12/2は朝はのんびり、11時にチェックアウトして、タクシーと徒歩で北のほうを少し観光。お昼を食べて14:53発の「くろしお」に乗った。新大阪では18:16の「ひかり」に乗って、おばあちゃんとは名古屋でお別れ。私は一路東京へ。

■温泉2■
朝8時、起き抜けに一人で温泉に行った(おばあちゃんはもっと前に起床して、すでに入ったあとだった)。朝の爽やかな空気が気持ちいい。今日は快晴で、青空と青い海の眺めがまたすばらしかった。この温泉には「かかり湯」のコーナーが設けてあり、おばあちゃんは非常に感心していた。他に、露天風呂に張り紙があって「自然のままだから虫が入ることがある。湯船の中の虫が気になる人は網ですくってね」といった内容のことが書かれており、その下にすくい網がかかっていたのも面白かった。

■朝食■
朝食はバイキング形式。品数が多すぎず少なすぎずいい感じ。味もよい。ヨーグルトがあって、これも美味しかった(ヨーグルトって結構「ハズレ」のホテルが多いんですよ)。あとは、ポタージュスープがあって「どうしようかな~、あとで注ごうかな~」と悩んでいたら、ホテルのお姉さんが「スープをお入れしましょうか?」とにこやかに現れたのでお願いしてしまった。ふと見るとおばあちゃんも別のお姉さんに世話を焼かれていた。サービス精神に溢れたホテルマン・ホテルレディばかりのようだ。おばあちゃんは紅茶がとても美味しかったそうだ。客も多すぎず(私たちが食べに行った時間帯がすでに遅かったって説もあるが)、のんびり楽しく朝食を摂ることができた。

■牟婁の湯■
白浜は1300年もの歴史を持つ温泉場。持統天皇や斉明天皇らも入りに来たことがあるという。万葉の時代には「牟婁(むろ)の温湯」「紀の温湯」などと呼ばれていた。その最も古い源泉の一つである牟婁の湯という外湯に入りに行った。おばあちゃんは荷造りで忙しかったので一人で歩いていくと、ホテルから5~10分程度のところに建物があった。まぁ、公共の銭湯みたいなもので(銭湯そのもの?)、入湯料250円(クーポンで50円割引)、タオル200円を購入。「砿湯」「行幸湯」という2種類のお湯が引かれている。どちらも飲めるようなので、備え付けのマグカップで試しに飲んでみたが……しょっぱいぃぃ! 二つとも一口で結構。いくら身体に良いと言われても、なかなか量を飲めるものではナイ。「砿湯」のほうが例の「1300年の歴史」があるやつで、とてもまろやかな感じのお湯だった。「行幸湯」と入り較べるとよくわかる。お湯やら水やらに「硬い、柔らかい」って言うのもヘンな話なんだが、肌の感じ具合がそうだったのだ。風呂からあがったころにはお肌すべすべ、体はぽかぽか。気持ちよかった。

■ラフォーレ南紀白浜2■
11時にのんびりチェックアウト。とても感じのいいホテルだった。何か尋ねるとすごく親切に教えてくれたりやってくれたりするし(速度は人によりけりだが)、皆さん物腰柔らかでサービス精神旺盛、設備もよかった。私は、歯ブラシの色を変えてあった点が気に入った。一本はピンクでもう一本は青。これならどっちがどっちを使ったか間違えようがない。ちょっとしたことなんだけれど、こういう気遣いは嬉しい。

■グラスボート■
グラスボートとは、船底の一部にガラス板を張って、海中を覗けるようにしてあるボートだ。ボートといっても最大80人乗り。決して小さくはない。この界隈の海は本当に水が綺麗で、気候は暖かなのに不思議なくらい透明度が高い。海岸で覗くときも、3メートルくらいならたいがい底まで見える。ここでは最初に「海女ショー」なるものがあった。これは別に大したことなかったが(海女さんごめんなさい)、2箇所ほどよく魚が見えるスポットへ行ってはゆっくり船を走らせ、そこでいろいろな魚たちを見ることができた。小さな魚ではコバルトスズメやいろんな模様のチョウチョウウオ、それから大きな魚ではメジナ(ハマチ?)が群れて泳いでいた。大きな魚もいいもんだ。海底にはでかい岩がゴロゴロしており、そこに藻類や綺麗な紫サンゴが棲みついている。もちろん、空洞やサンゴの隙間なんかに小魚もたくさん棲んでいて、マンションのよう。おばあちゃんはグラスボート大好きだそうで、楽しんでもらえてよかった。
★続く★

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