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2001年12月 1日 (土)

南紀白浜旅行雑文2

12/1は朝07:30に起床。ちょっと早いが名古屋へ出て、そこから「ひかり」で新大阪へ。新大阪からは「くろしお」に乗って2時間20分かけて白浜に到着した。白浜で泊まるのは「ラフォーレ南紀白浜」というホテル。そもそも私の健保組合の「食事付きで4500円で体験レポーター募集してるよ」という募集に乗っかって、旅行へ行くことになったのだった。果たしてどんなホテル…?

■駅弁2■
お昼に新大阪でうなぎめし(水了軒)を買った。関西のうなぎはぷりぷりしていて美味しい(東京のうなぎは柔らかい骨抜き君)。800円でも十分美味しかった。

■ラフォーレ南紀白浜1■
ちょうど15時ごろにホテル・ラフォーレ南紀白浜に到着したので、そのままチェックイン。部屋は821号室で、オーシャンビューの広くて明るいツインルームだった。いや~、広かった~。部屋の奥はほぼ全面窓で、浜や海が一望できてとてもよかった。

■三段壁(洞窟)■
海食洞窟。熊野水軍の隠し船が置かれていたと言われる。36メートル(12階建て相当)を14秒で降下する高速エレベータに乗り(1200円)、下の海食洞窟が見られる地点まで降りた。簡単な順路が設けられていて、波で自然にくりぬかれた洞窟を見たり、大きな弁天の祠を見たりして回る。弁天の祠には湧泉水があって「飲める」と書いてある。飲んでみたらしょっぱかった~(しかも冷たい水ではなくて温泉だった)。要するにお湯に塩を溶いたような味で、せいぜい一口しか飲めない。船を入れたという洞窟は奥まで深いようで、歩いて見に行けるところからまだまだ先まで穿たれているようだった。もっともその辺りは、狭いし天井が低いし、船は入りそうにない。他に漣痕岩(岩壁の天井部分にさざなみのような痕がついている)、潮吹き岩(波が打ち寄せると横穴から海水が入って押されて、岩の上部にある小さい穴から鯨のように潮が噴出される)などを見た。なかなか面白かった。

■三段壁(地上)■
地上に出てから散策した。この辺りは海面からそそり立つ断崖絶壁になっている。その絶壁の端に寄れるところへ行ってみたら、「命を粗末にしてはいけません」みたいな立て札や、「いのちの電話」の立派な看板が立っていて可笑しかった。いや、本当は笑い事じゃないんだが。自殺者がどうしても出るのだろう。私も端のほうへ寄って下を見てみたが、確かにココから落ちたら一発で死ねるな、と、思った。景観はなかなかダイナミックでよかった。

■千畳敷■
名前のとおり、千枚の畳を敷いたように、岩が波に浸食されて段々になっているところ。先のほうまで岩を伝って歩いてみた。潮風が冷たい。岩はすべすべで白っぽく、「サトシ↑サトミ」などという阿呆な刻印が観光客によって足の踏み場もないほどそこら中に刻まれていた。何が楽しいんだ、一体。どうしてもあの神経は理解できない。話を戻して、ここへはもう夕刻に行ったので、日がかなり傾いていた。「落ちるかな~」「まだ無理じゃない?」などと言っていたら、赤い夕日に変わって(それまではまだ黄色かった)沈みだし、あれよあれよという間に水平線(実は水平線のすぐ上に雲があったのでその雲の中)に沈んでしまった。どうして沈みだすとあんなに早いのだろうか?

■温泉1■
ホテルに戻って少しお昼寝をしたあと、食事まで時間があるので温泉に入りに行った。ここのホテルの温泉は11階にある。すごく広くて気持ちいい。浴槽も広いけど、脱衣所がまた広広していてありがたかった。展望温泉という名のこちらは、ガラス張りの大浴場と、そのすぐ隣に露天風呂とがあって、景色もいいしお湯も気持ちいい。温泉っていいねぇ。白浜は「日本三大古湯」と言われているそうで、奈良・飛鳥の昔からの歴史を誇っている。ちなみにお湯は透明だった。

■豪華夕食■
和食コースを頼んだ。だって白浜まで来て、お刺身を食べないなんて考えられないから。と、前菜の次が活け作りで、鯛のおかしら付きの見事な皿がどーんとやってきた。刺身も鯛がメインで、あとはイセエビとマグロがのっかっていた。シソの花が添えられていたのも嬉しかった(ちゃんと食べました)。何と言っても鯛の刺身がコリコリで実に美味しかった。他の料理も総じて美味しく(勘八の蕪鮨風だけはしょっぱくて食べられなかったが…)、料理長のセンスがいいのだろうということに落ち着いた。

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