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2001年12月 4日 (火)

ライブ:MUSE★ライブレポート

■出演:MUSE
■会場:Zepp Tokyo(お台場)
■日時:2001年11月28日 19:00~

先週、「MUSE」というUKバンドのライブに行った。
このバンドを知ったのは、たまたまCDショップで新作アルバム「origin of symmetry」のなかからシングルカットされた「plug in baby」がかかっていたからだ。
ちょっと興味を惹かれてアルバムを買ってみたら、これがまあまあよかった。

そのあとすぐに日本でライブをやることを知ってチケットを手に入れようとしたけれど、2階の指定席はSOLD OUT。実は人気バンドなのか??
1階席はどうしてもイヤだったので諦めていたところ、運良く2階席の券を譲っていただけたのでるんるんと出かけていったのだった。

プレイスタイルはストレート、しかしながら曲自体のスタイルはマイナーである。
マイナーって、短調ってことじゃなくて(確かにほぼ全曲が短調だったが)、メジャーヒットにはならないだろう曲調とゆーか、キャッチィじゃないってこと。
ヴォーカルのスタイルも、ビィビィと楽器が泣くような感じで、メロウとは違う(カタカナ多いな…)。コード進行もよく期待を裏切ってくれたし(笑)。

つまらない曲は少ないが、やはりどうしてもどれも同じ曲に聞こえがち(全部サイケでゴシックだから)。
そんな中で「plug in baby」だけは色が違った。曲調は他と同様だが、ノリが特によくて、彼らの持ち歌の中ではメジャーっぽい。

3人構成で、ヴォーカル(Vo)がギター(G)を兼任、あとはベース(B)とドラムス(Dr)。
Vo.はやたらハイな奴で、そこら中を飛び回る。かと思えばギターを抱えてうずくまっちゃったり。
このエネルギーに溢れて暴走しまくるVo.を、B.とDr.が手綱つけて抑えてるって印象だった(笑)。
そういえば3人とも名前も知らないし、リーダーが誰かも知らないわ。リーダーはDr.かしら。

そうそう、ピアノもVo.が兼任してました。
アルバムを聴いたとき、幾つかの曲でピアノがゴシック調にかっこよく使われているなぁと思っていたけれど、アレンジで挿入してるんじゃなくて自分で弾いてたのね。
ピアノはよかった。楽器の特質として、ギターよりも音がクリアで曲がわかりやすいのだ。
ギターは時々どのコードを鳴らしているのかわからなかった(笑)。特に曲の始まりでは顕著。お願い、少しボリューム下げて(笑)。

こういうバンドって、「ライブよりアルバムのほうがずっといいよ」とか「アルバムは全然だめだけどライブはいいね」とか、アンバランスなグループが多いものだけれど、MUSEはアルバムのイメージどおりに歌い上げていて、それはなかなかすごいなと思った。

ちょうど90分で終了。アンコールはなし。ちょっと終わり方が淋しかったかな。
でも面白かったです。目当ての曲が聴けたので、そしてその演奏に満足したので、良しとしよう。

▼このバンドのCDはこちら。
Origin of Symmetry


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