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2001年12月31日 (月)

ベートーヴェン・交響曲第9番「合唱」

おばあちゃんの家で年越し蕎麦をごちになったあと、家に帰ってT県の両親に電話したらバックで第9がかかっている。「どこの、聴いてるの?」と訊いたらNHKだというので、テレビをつけた。
久々にテレビつけたなぁ…。
いや、それはどうでもいいのだが(笑)。

ワルベルクという指揮者で、オケはN響、コーラスは国立音大だった。
テンポがしっかりしていてよかった。ああいうテンポ、好き。
「年末=第9」というコマーシャリズム的図式がキライで、第9は避けがちになってしまうのだが、こうして聴いてみると好いものだ。
特に最後の合唱がやはり圧倒的。「星星の彼方に創造主は必ずいらっしゃる」というくだりが。久々にスナオに「”歓喜”の歌だなぁ」と思えたので、よかったよかった。
なぜだろうか、聞きながら、立体的な奥行きないし深さ depth という感覚が消えなかった。彼にとって宇宙はすでに満天の星、すなわち計り知れぬ数の恒星らの、躍動に満ち満ちた世界だったのかもしれない。

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