「イネ・エ・イネ」
ホセ・カレーラスの新しいCD「Around the World」(Warner Classics) に収録されている曲の一つ。
原題は Hine e Hine となっており、日本版のCDにも「ヒネ・エ・ヒネ」と書かれているようだが、歌を聴く限りでは「イネ・エ・イネ」としか聞こえない。
ニュージーランドのマオリ族の子守歌らしい。確かに、最初に聞いたとき「子守歌のようだ」と思った。
しかし、私は輸入盤を買ってしまったので内容の解説が何もなく(涙)、どこの歌であるかは全然見当がつかなかった。
ちょっと不思議な色合いの曲だったからだ。
言葉は日本語や韓国語のように音節が少なく、ヨーロッパ言語ではなさそうだし、でもメロディはアジアっぽくないし、一体どこのどういう歌なのかと母と首を傾げながら聴いたものだ。
わざわざ一曲だけとりあげたのは、このアルバムの中で特にこの歌が好きだから。
美しい旋律で、言葉の意味は全然分からないけれども、とても優しい歌だと思う。
カレーラスは流暢な(?)マオリ語で丁寧に歌い上げている。それにしても一体いつどこでこんないい歌を見つけてきたのだろう。彼の歌手としての嗅覚に拍手を送りたい。
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