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2001年11月の記事

2001年11月30日 (金)

南紀白浜旅行雑文1

12/1~12/2はおばあちゃんと南紀白浜旅行。今日は会社のあと20:00発の「のぞみ」で岐阜へ向かった。おばあちゃんの家に着いたのは22時ごろ。明日は岐阜から出発する。

■のぞみ■
揺れる。本は読めない、書き物は続けられない、結局時間の無駄遣いになる気が…(ほとんど寝て過ごすしかない)。やっぱりできるだけ乗らないようにしようかな。まぁ、席が窓際で、車両の端っこに近かったせいもあるんでしょうが、気持ち悪かった(笑)。

■駅弁1■
だまされて「大人の休日」なる超高価なお弁当を買ってしまった(2200円也)。が、まあまあのお味だった。舌鼓を打つほどじゃない。2000円はいくらなんでも高すぎると思った。岡山で食べたままかり弁当のほうがはるかに感動したぞ。

■タクシー■
岐阜駅からタクシーに乗っておばあちゃんの家へ。間違って遠回りしてしまい、2000円にもなってしまった(泣)。

■楽天■
おばあちゃんにも日記ホームページを始めてもらおうと思ったのに…。なぜかおばあちゃん家のiMacから楽天の会員登録用画面に入れない!! ちなみにログイン画面にも入れない!! どういうわけか「セキュリティエラーです。データ暗号(番号?)が違います」といったダイアログが出て、おしまい。えーん(泣)。

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2001年11月29日 (木)

映画:「スパイ・キッズ」

■監督:ロバート=ロドリゲス(デスペラード)
■出演:アントニオ=バンデラス(デスペラード)、カーラ=グギノ(スネークアイズ)、アレクサ=ヴェガ(ツイスター)、ダリル=サバラ、アラン=カミング(アイズ・ワイド・シャット)、他
■音楽:ダニー=エルフマン(猿の惑星、ナイトメア・ビフォア・クリスマス)

いや、笑えます。90分間、笑いどおし。
試写会を見に行ってから判明したんですが、これ、子供用映画なんですね(笑)。
とにかく馬鹿馬鹿しい。もう『デスペラード』どころじゃないですよ、この荒唐無稽さ。

物語は、世界最強の敵同士だった男スパイと女スパイが恋に落ちて結婚(この辺からすでにアヤシイ)。二人の子供、カルメン(姉)とジュニ(弟)とともに平和に暮らしていたが、両親が実はカッコいいスパイだったことを知らない子供たちは、なんだかダサい両親にうんざり気味。
だがある日、スパイの知性を集大成した超機密兵器「第三の脳」をめぐり(ここまで来るともうかなりヤバイ)、両親は世界征服を企む悪の組織に拉致されてしまう。
残された子供たちは、両親と世界を救うために立ち上がった!
家族4人の運命は、そして世界の平和はどうなる!?

やりすぎだっつーの、ロドリゲス。もう無茶苦茶です。
「笑える」としか言いようがありません。考証も滅茶苦茶だし。「いつどこで着替えたんだ、君ら?」とか「なんでそんな写真が残ってんの?」とか、疑問点は嵐のよう(笑)。でも疑問に思っても残らず笑い飛ばしちゃうんだけどね。

また、お約束でCGも使っているけど、本物の大道具小道具もいろいろと実際に制作していて、趣味に走ってるなぁと思いました。
音楽をエルフマンが担当しているんですが(ティム=バートンとのコンビで有名なあのひと)、作中のTV番組の主題歌がもうばりばり「エルフマン節」で、これまた怪しさ大爆発(笑)。

お子様にオススメ。何と言っても血が流れない。誰一人死なない(笑)。
ぜひ「サム・サム」と「フーグリーズ」たちを見てきてください(笑)。

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2001年11月28日 (水)

ガイシマ

朝、N駅を出ると、美容院のチラシ撒きがいる。よくいる。ほとんど毎朝いる。
その中で「がいしまっ! がいしまっ!」と声をあげながら配っているひとにときどき出会う。
「『がいしま』って何だ?」と思ってたんだが、どうやら「お願いしまっす」の真中だけが聞こえているらしい(笑)。普通に「お願いします」って言えばいいのに(笑)。

ライブおよび映画のレポートは来週ね。まだ調子が出ないので。乞御期待(あ、やっぱ期待しないでいいです…)。

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2001年11月27日 (火)

先日、庭園美術館へ行ったときに、入り口の前で友達を待つあいだ書き物をしていたら、なんだかやけに上空が騒がしい。見上げれば、カラスの大群が舞っていた。100羽以上いただろうか。

最近、都内にはカラスが多いような気がする。以前より多いと思いませんか?

うちの庭にはよくムクドリがご到来していた。
妹とユスラウメの実を食べ争ったり、乙女椿や侘び助(!)のつぼみを花が咲く前にガツガツ食べたり、雀やシジュウカラなどの小鳥を追い払ったり、いろいろと顰蹙をかっていた(笑)。
が、最近見ない。

どうもカラスに追い払われたのではないかと思う。
こうなってみると「ムクドリのほうがまだかわいかったかな~」などと思う人間って、自分勝手(もちろん私のことです)。
ムクと同じサイズで言えばヒヨドリもご無沙汰だし、メジロなんかの小鳥たちの今後も気になって仕方ない。
どうか庭から小鳥がいなくなりませんように。

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2001年11月26日 (月)

地道~な作業

またまたPCのメンテナンスにかまけて、一晩無駄に過ごした気がする…。

「これは機能拡張がぶつかってるんでしょう」とアタリをつけて、昔ながらの方法でどの機能拡張がワルなのかを調べにかかった。
最初にMacOSセットだけを有効にして、再起動。
それから、MacOS以外の機能拡張書類を、3つほどアクティブになるようにして、再起動。
無事に立ち上がったら、また次の機能拡張書類を、3つほどアクティブにして……とゆーのを延々と繰り返す。
まぁ、私はそんなにたくさんのINITを入れてるわけじゃないから、他のヘビーユーザーよりは楽だったかも。
それでも10回近く再起動した。どーってことのない作業なんだが、それだけ繰り返すともうイヤになっている。「あ~、時代は変わっても、結局最後にやることは一緒なんだにゃ~」などと一人でボヤいた。。

そして結局、全部アクティブにした状態でもきちんと起動したのであった!!(笑)
その状態でFDDをUSBに接続し、FDを挿入したらまた元の木阿弥に……(つまりフリーズ)。
どこが悪いんだよ~、これじゃー全然わかんないよ~(泣)。
FDDドライバが古いのかなぁ???
でも最新のドライバでも、去年の11月のデータなんですけど……更新してないのか、私?
とりあえず今晩もPCにかまけることになりそう。もううんざり。

ああっ、ここの日記は「読書・音楽・アートなどについての感想」を麗しく(?)書くはずだったのに、このままではただの「パソコン愚痴り日記」になってしまう…!!
明日の日記からは心を入れ替えます。

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2001年11月25日 (日)

パソコン超絶不調

も~、この連休は中日を除いて、ほとんどノートパソコンのメンテナンスで終わってしまった(直らなかったから「メンテナンス」とは言えないかも)。

どーしてあんたはFireWire接続のHDDを認識しないの!?
なんでUSB接続のFDDを接続すると凍るの??
なぁんてやっているうちに、とうとう起動と同時にフリーズするようになってしまった(HDやなにかをデスクトップ上にマウントする直前で凍ってしまうの)。

どうも機能拡張がコンフリクトを起こしているっぽいんだよね。
でも本当に必要なのしか入れてないんだけど……
そのへんまではずすと外部接続機器が何も繋げなくなるんだけど……(汗)
FDDは繋げないわ、HDDは繋げないわじゃあ、USBポートやFireWireポートのついてるイミないじゃん!!
しかもエディタを起動するだけでハングアップするし……

泣きたい……。

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2001年11月24日 (土)

展示:カラバッジョ

■展示名:カラヴァッジョ~光と影の巨匠---バロック絵画の先駆者たち
■会場:東京都庭園美術館(目黒ないし白金台)
■会期:2001年9月29日~12月16日
※休館日:第2.4水曜日/開館時間:10:00~18:00

見てきました、カラヴァッジョ。
う~ん。確かに「光と影の巨匠」なんですよね。
しかし‥‥。
私も、一緒に行った友人も、あの一派はあんまり好きじゃないのでした(笑)。
再確認しちゃいました。よかったよ、全然並ぶ必要のない時間帯に行って。
(とゆーわけでファンの方は以下は読まれませぬよう‥‥)

カラヴァッジョは、後継者に比べるとダントツで巧いです。
だいたい、カラヴァッジョの真似をしてるけど、カラヴァッジョが光量10ルクスくらいの絵を描くのに、後継者達は100ルクスくらいの絵を描いてるんだよね。そこからして差があります。もっと徹底的に真似すればいいのに‥。
ちなみに彼らは、マニエリスムからバロックへの転換を促した、美術史上、極めて重要なポイントを占める画家であり、一派であります。
でもカラヴァッジョ、デッサンがヘンです(笑)。かなりヘンでした。ほぼシロウトの私にもわかるくらい。

でもでも、デッサンがすべてじゃないんだよ(すべてではあるが(笑))。
だってミケランジェロなんて「その筋肉はヘン」って思うけど、キモチワルイって思うこともあるけど、根底は美しいじゃない?
カラヴァッジョ一派は駄目、個人的に。だって絵が美しくないんだもん(笑)。

私、ミレーもデューラーも好きですよ。ホガースも(笑)。
別に「貧しい人々、汚れた人々」が描かれるのは嫌いじゃないです。いや、好きです。その底辺に流れる哀切な美しさや、極太な存在感が感じられるから。
でもね~、カラヴァッジョの一派はね~、とにかく美しくないんですよ(涙)。
あんなに醜いユーディットや、あんな中年おばさんのようなダビデを描くのは、世間広しと雖も奴らぐらいのものです(笑)。
まぁ、当時の傾向だったんでしょう、宗教的人物を地上に引っ張り下ろして描くっていうのは。でもね、もーちょっと美しさがあっても‥‥だってマグダラのマリアなんて「四谷怪談か?」って感じなんだよ~、ほとんどホラーなんだよ~(涙)。

救いと言えば、庭園美術館の照明がとても暗かったことでしょうか。
きっとその当時に彼らの絵を(主に教会内で)見ようとすると、あのくらいの暗さだったでしょう。そうすると非常にドラマチックに見えたことでしょう。それは容易に想像できたのでした。
(部屋はちょっと狭すぎましたけどね)

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2001年11月23日 (金)

アンパンマン

23日は久しぶりに祝日だったので、日中をずっと家で過ごした。何をしていたかはまた別の機会に‥‥(涙)。
それで、何気なしにテレビを見ていたら「アンパンマン」をやっているではないか! 思わず見てしまった、30分まるまる(笑)。見ながら、やはりやなせたかしって鬼才だと思ったのであった。

そういえば、寝たきり君のときはアンパンマンは心の友だった(笑)。いや、真面目に。もうテレビを見るくらいしか気力がなかったので(しかも頭を使うものは駄目)、いいトシしてアンパンマンを毎週楽しみにしていたものだ。
いいよね、アンパンマンの世界。平和でほのぼので(涙)。
でも顔を取り替えるのはシュールでコワイです、やなせさん(汗)。アンパンマン達のアイデンティティってどこにあるの? やっぱりハートが大事だけに心臓か?

この日見た1本が「食パンマンとマダム・ナン」といって、食パンマンに輪をかけたような「イイひと(?)」マダム・ナンがご登場(もちろんナンを作るんですよ)。
バイキンマンを「私の大切なお友達」と呼んでみたり「一緒にかくれんぼをしたかったんですね!」と言ってみたり(本気で)、さしものバイキンマンがタジタジで可笑しかった。マダム・ナンにかかるとバイキンマンは「いいことをしてもちっともそれを自慢しないひと」になってしまうのだった(大笑)。確かにそうかも(笑)。
いいトシをして15分間、笑い転げていた。

ちなみに私は食パンマンが好き。台詞がクサすぎるけど(笑)。
「おお~、可憐な野の花よ~、いつまでも美しく咲いていておくれ~」
などとよく言ってるが、聞いてるほうは歯が浮きまくって悶絶死しそうである。まぁ、その王子様然としたところが日常になくかっこよくてイイのだが‥。
ああ、ドキンちゃんになって食パンマン様を追いかけてみたい。

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2001年11月22日 (木)

イルミネーション

すでに一ヶ月前から、新宿高島屋ではクリスマス向けのイルミネーションを披露している。なんでクリスマスまで2ヶ月もチカチカさせとかなきゃならんのだ? しかも見る人見る人、クリスマスとは本来関係ない、非クリスチャンであろう(もちろん私も)。

ま、いっか。綺麗は綺麗だから(でも電気の無駄遣いって気も‥)。
カップルは大いにご利用下さい(笑)。
ちなみに私は赤とか青とかの色のない、つまり白熱灯だけのイルミネーションの方が好き。

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2001年11月21日 (水)

ブランデンブルク協奏曲★バッハ・コレギウム・ジャパン

ご紹介しましょう。
バッハの名曲「ブランデンブルク協奏曲」を、とても鮮やかに、CDショップの表現を借りるならとても「瑞々しく」演奏している一枚です(BIS-CD-1151/2)。

私、以前はブランデンブルクって「退屈~」な曲だと思っていました。
でも違うんです。もう何度聴き返したかわからない。何度聴いても全然飽きない。
これはやはり、演奏がよかったんでしょう。同じ曲でも奏者や指揮者によってものすごく変わるのですね。最近、それをひしひしと感じています。

BCJ(バッハ・コレギウム・ジャパンのこと)のブランデンブルクは、リズミカルで、音色も鮮やか。全体に明るく若々しい印象があります。
日本でこんなに真面目に古楽をやっている団体があるとは全然知りませんでした。
他のCDは知らず、これはオススメの一枚です。機会があったらぜひ聴いてみてください。朝聴いても、夜聴いても可。

▼このCDはこちら。

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2001年11月20日 (火)

読書:『江戸群盗伝』

■著者名:半村良
■出版社名:文芸春秋(文春文庫)
■発行年月:1996年06月

実はそれほどオススメじゃありません。
やはり「半村良」と言ったら『妖星伝』とか、もっと大掛かりな「大ボラ吹きまくり歴史小説」をオススメします。

じゃあなぜここに書いてるのか?
それはあとがきがケッサクだからです。
あとがきを書いているのは、清水義範。これがもうケッサクで(笑)。本編を読んでるときよりも笑い転げてました、私。

何がどう可笑しいかというと、さすが清水ヨチノリ、本編をパロってるんですな。
ヨチノリと半村師匠との出会いなんかが描かれているんですけど、これが本編中の盗人たちの会話にそっくり(笑)。

残念ながらこの可笑しさをわかるためには、幾つか本編を読まねばなりません。
まぁ、本編もそこそこ面白いので、読み始めればつるつると読めると思います。
(ただやっぱり個人的に、半村にはもっとどでかいホラ風呂敷を広げてほしいとゆー気が…)

▼この本はこちら。

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2001年11月19日 (月)

「イネ・エ・イネ」

ホセ・カレーラスの新しいCD「Around the World」(Warner Classics) に収録されている曲の一つ。
原題は Hine e Hine となっており、日本版のCDにも「ヒネ・エ・ヒネ」と書かれているようだが、歌を聴く限りでは「イネ・エ・イネ」としか聞こえない。

ニュージーランドのマオリ族の子守歌らしい。確かに、最初に聞いたとき「子守歌のようだ」と思った。
しかし、私は輸入盤を買ってしまったので内容の解説が何もなく(涙)、どこの歌であるかは全然見当がつかなかった。
ちょっと不思議な色合いの曲だったからだ。
言葉は日本語や韓国語のように音節が少なく、ヨーロッパ言語ではなさそうだし、でもメロディはアジアっぽくないし、一体どこのどういう歌なのかと母と首を傾げながら聴いたものだ。

わざわざ一曲だけとりあげたのは、このアルバムの中で特にこの歌が好きだから。
美しい旋律で、言葉の意味は全然分からないけれども、とても優しい歌だと思う。

カレーラスは流暢な(?)マオリ語で丁寧に歌い上げている。それにしても一体いつどこでこんないい歌を見つけてきたのだろう。彼の歌手としての嗅覚に拍手を送りたい。

▼このCDはこちら。

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2001年11月18日 (日)

読書:『堪忍箱』

■著者:宮部みゆき
■出版社:新潮社(新潮文庫)
■発行年:2001年11月

この間出たばかりの、文庫では新刊。江戸ものです。

正直言って「すごく面白かった~!!」って読後感はありませんでした。
でも、読み終わってみると胸のあたりがしんしんとする……。
特に、短編8本を全部読み通してみると、胸のあたりに何か降り積もっているものがあって、その積み重なったものがもぞもぞする……。

標題の「堪忍箱」は、近江屋に伝わる家宝。決してあけてはならぬ、あければ近江屋に災いが降りかかる、と、言われている。火事で主を失い、嫁も寝たきり目覚めず、実質的に主の座につかなければならなくなった娘お駒は「堪忍箱」を渡されて……。

他に、ちょっとした推理モノの風味がありながら、最後が切ない(最後が切なくないハナシは入ってません(笑))「かどわかし」や、新たに奉公を始めた少女がある日見知らぬ男に声を掛けられ……という最後の切なさ大爆発の「砂村新田」など、まぁ、ちょっと読んでごらんなさい。
日本語は読みやすいし、短いし、読んで損はしないはずですから。

▼この本はこちら。

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2001年11月17日 (土)

メジロ

最近、うちの庭にメジロがやってくるようになった。
ここのところずっとご無沙汰していたので、見かけると嬉しい。
もっとも、「根城にしていた緑がなくなって、うちの狭い庭に来なきゃならなくなったのかしら?」と思うと少し悲しいが。

やってくるメジロはつがいのようだ。たいがい二羽で飛び回っている。
雀よりも警戒心が強いので、うっかり素早い動作をしてしまったりすると、すぐに逃げてしまう。
ガラス戸に近寄るにも腰を低くして近づいたり、ちょっと気を遣う。

今日は柿の木の後ろにある正体不明の低木で遊んだ後、乙女椿や桃の木で過ごしたようだ。
巣箱でも置こうかしら。

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2001年11月16日 (金)

読書:『最後の刑事』

■著者/訳者名:ピーター・ラヴゼイ/著 山本やよい/訳
■出版社名:早川書房(ハヤカワ文庫)
■発行年月:1996年11月

良質の探偵小説。私にとっては久々のヒットでした、このシリーズ。
中年で無骨で見栄えも態度も悪い、昔気質で周りから煙たがられる頑固一徹男、ダイヤモンド警視シリーズの第一作。

湖に浮かんだ女の全裸死体…手がかり一つ無かったが、大学教授ジャックマンの失踪中の妻らしいことが判明。だが犯人像はつかめない。バースの古株刑事ダイヤモンドは、信念に基づいて突き進むが、強引な操作が原因で辞職に追い込まれてしまい……

ひととひととのふれあいに、ちょっぴりジンとなって終わるこのミステリは、ラヴゼイには悪いですが、「殿下シリーズ」なんかよりよっぽど面白い。「殿下」をつまらないと感じた人でも、こちらは心からオススメです。
ダイヤモンドと同僚や被疑者らの台詞のやりとりがイキで、随所に笑いが散りばめられた佳作です。

山本やよいさんの翻訳がまた絶品です。

▼この本はこちら。
最後の刑事 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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2001年11月15日 (木)

読書:『フェードル アンドロマック』

■著者/訳者名:ラシーヌ/作 渡辺守章/訳
■出版社名:岩波書店(岩波文庫)
■発行年月:1993年02月

フランスの戯曲家ラシーヌの作品2編を載せた文庫。2編ともエウリピデスのギリシャ悲劇を原典としています。

●『アンドロマック』
アンドロマックはアンドロマケーのフランス語読み。トロイの英雄ヘクトールの妻で、戦争に負けた後は、ギリシア方の英雄アキレウスの息子ピュラス(でしたっけ?)の戦利品となる。
ピュラスはアンドロマケーにぞっこん(死語)なんだけど、アンドロマケーはヘクトールに操を立てたくて、一方ピュラスの婚約者(名前忘れた)はピュラスに振り向いて欲しい。その婚約者に横恋慕しているのがかの有名な若きオイディプスである。
人間関係がめぐりめぐって、英雄の息子を待つ破滅の運命とは……。

もー、人間のやることって昔っから変わらないよね。私自身にはご縁がありませんが(笑)。
誰も彼も愚かしくて愛しい。でもオイディプスはイヤだな。これを読むとキライになるかも。

●『フェードル』
ギリシア語ではパイドラー。要は、英雄王テセウスの息子ヒッポリュトスに、後妻のパイドラーが邪恋を抱くという話だ。
これもギリシア悲劇が母体で、もともとはヒッポリュトスがアルテミスを尊崇し、アフロディテをないがしろにしたことが原因で、アフロディテの呪いでパイドラーが横恋慕し、ヒッポリュトスを破滅に追いやるという筋立て。主人公はヒッポリュトスで、パイドラーは単なる脇役だった。これをラシーヌが視点を変えて主役に引っ張り上げ、それが見事に成功している。

パイドラーの狂おしい恋心が、その相手を破滅に追いやるさま、そして一度は救おうとしながら、嫉妬の炎で破滅を選んでしまう愚かさ(他人を救えば自分も救われるのに)がしっかりと表現されています。
ギリシアの神様って、本当になんて我儘。もっともこの『フェードル』では、神様は表立っては登場しません。が、ラシーヌ研究者にとっては彼の戯曲に現れる「異教の神」は重要な研究テーマらしいです。余談ですが。

どちらも呪わしいハナシながら、美しいです。…美しくなってしまっています。
洗練されたものとされていないものと、どちらが悲劇としてよりふさわしいかは、私にはわかりません…。

▼この本はこちら。

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2001年11月14日 (水)

読書:『近代能楽集』

著者:三島由紀夫
発行:新潮社(新潮文庫)
発行年:1981年

能の演目を近代戯曲風にアレンジした短編集。すべて戯曲です。
単なる現代風アレンジということではなく、能楽の持つ自由度の高い時間空間の展開方法など、古典能の様式や主題を貪欲に取り入れようとしている、野心作といえるでしょう。

私は先日、蜷川の「近代能楽集」をさいたま芸術劇場へ見に行って、その会場でこの本を買ったのですが、舞台も原作もよかったです(ちなみに舞台ではとりわけ壌さんの小町が圧巻でした)。
舞台で取り上げたのは「卒塔婆小町(そとばこまち)」「弱法師(よろぼうし)」の二編だけでしたが、文庫には他に数編収録されています。「班女」「葵上」「邯鄲」など、どれも面白いです。

日本語はすべて美しいし(言葉の汚い小説家に爪の垢を煎じて飲ませたい…)、構成はどれもいやらしいし、さすがは三島。読ませます。

戯曲ということでとっつきにくいかもしれないけど、皆わかりやすく短いので、三島入門にもいいかもしれません。個人的には『仮面の告白』がイイと思いますが…。

それにしても古典の持つ普遍性ってスゴイ……。どの時代に置き換えても違和感がないのは、凄いことです。

▼この本はこちら。

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2001年11月13日 (火)

ピーター・ポール&マリー

先日、妹が家にきたときに「最近、PPMを聴いている」と言うので、自分もCDを引っ張り出してきて久しぶりに聴いてみた。
やっぱりいいなあ。しばらくはまりそう。

PPM(ピーター・ポール&マリー)はフォーク全盛期に一世を風靡したグループ。1960年代かな? 名前からわかるとおり、男二人女一人のユニットだ。
フォークなのに迫力があって大人しすぎず、かといって五月蝿からず、私は好きですこの人たち。

自分たちでも曲を書くけど、他の人のもいい曲をたくさん取り入れて歌っている(フォークってそうだよね)。アルバム12枚くらい出していたと思う。
まずは『ベスト・オブ・PPM』がオススメ。「あっ、この曲知ってる!」とゆーのがきっとあるはず。

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2001年11月12日 (月)

ひよこ

東京は新宿の駅ビル、マイシティ地下2階にあった「ひよこ」のお店がなくなってしまったあぁぁ。

別にお菓子の「ひよこ」のファンじゃないんです。
ただ、その売り場にマスコットである「ひよこ」のぬいぐるみがいて……
ときどき会社帰りにそれとお会いするのが楽しみだったのに~(泣)……(今、「変な奴」って思いました?)
ゲジ眉で不機嫌そうな顔つきがかわいかったのに~。
かなしい……。

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2001年11月11日 (日)

読書: 『中国怪談集』

編:中野美代子・武田雅哉
発行:河出書房新社(河出文庫)
刊行年:1992年

先日、日記で触れた『ラテンアメリカ怪談集』の姉妹編。他にも、ドイツ・フランス・アメリカ・イギリス・東欧などなど、兄弟分の怪談集が出ているらしいが、私が以前に読んだことがあるのは、まだこれだけ。

中国はなんとゆーか計り知れなくて、フィクションよりもノンフィクションのほうがコワイ。そんなノンフィクション(事実)を踏まえてリアリティたっぷりに書かれたフィクションはさらにコワイ。

よくある「ホラー」「サスペンス」「スリラー」なんかじゃなくて、本当に肝が冷える怖さがある。この本はそういうハナシを集めてあると思う(だって食人の記録から始まるんだよ…?)。

収録された短編の中で、私が今でも感じた恐怖をありありと思い出せるのは、魯迅の『薬』である。こんなコワイ話は読んだことがなかった。
それから『五人の娘たちと一本の縄』、これも怖かった、救いがなくて。特に私、いちおー女だし…。ちなみにこの短編は「五人少女天国行」という映画にもなりました。

「すぷらったぁ~!」とか「ちぇいんそー!」とかゆー怖さはないんですが、ずしりと肝が冷えます。「底なしの恐怖」の片鱗を垣間見ることが出来ます。
……このレビュー、夏に書くべきだったね。ごめん。

▼この本はこちら。
中国怪談集 (河出文庫)

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2001年11月10日 (土)

読書:『クオ・ヴァディス』

著者:シェンキェーヴィチ
発行:旺文社(文庫)、福音館書店
発刊年:1980年、2000年

ネロの時代を背景に、恋と信仰とキリスト者受難とを描いた小説。
作者のシェンキェーヴィチはポーランドの人で、ロシアの圧政に苦しむポーランド人たちの姿を、迫害されながらも静かに闘い抜くキリスト者に見立てたという説もある。が、それは措くとしても、ドラマチックで面白い小説である。

中心となるのはペトロニウスの甥であるローマの青年将校ウィニキウスと、彼が恋するリギアという他部族の族長の娘。リギアはキリスト者である。
ウィニキウスは最初のほうでは「お前さん、脳味噌が筋肉でできてないか?」と思うほど短慮で力ずくの人間で、はっきり言ってこの最初のうちは読み進むのがどうしようもなくツライくらいお馬鹿である(笑)。
しかし、中盤から愛と信仰によってまっとうな人間に成り代わっていく。その差が明瞭で面白い。

いま一人の主人公はペトロニウスと、やはり皇帝ネロだろう。
ネロはかなり病的に描かれている。誰もが匙を投げている、暴君そのものだ。
ペトロニウスのほうは、非キリスト者ではあるが、良きギリシア・ローマ文化を継承する知識人として描かれており、キリスト教的な価値観以外にもシェンキェーヴィチが理解を示している証左となっていると思う。実に魅力的な人物像に出来上がっている。

そして最大の主人公はもちろん、すでに死して復活せるイエス・キリストであるが、「クォ・ヴァディス」の場面以外は登場しない。その代わりを務めるのが、使徒ペテロと使徒パウロである。
彼らの言葉がすばらしい。本当にその場で聞いているような気がした。たぶん作者にとってキリスト教の訓えは日常的なものだろうし、新約聖書の「使徒行伝」や「手紙」類を熟知しているのだろうが、それにしても「正しくペテロの言葉だ」「パウロならなるほどこう言うだろう」というような台詞が続々と出てくる。
特にペテロが群集に使徒として語りかける言葉の展開が、すばらしい。どうやって嘆く群集をなだめるのか。ペテロらしい説き方をしていると思うが、私にはあんな台詞は自分では思いつけない。

「クォ・ヴァディス」とはラテン語で「どこへ行く?」という意味だ。これに「主よ」という呼びかけをつけて、「ドミネ、クォ・ヴァディス(主よ、どちらへ行かれるのですか?)」とペテロが道で出会ったイエスに尋ねるくだりが「使徒行伝」にある。
このとき、ペテロはまさにローマを離れようとしていた。しかし、その途上でイエス(復活後)に出会い、「あなたが私の子羊を見捨てるなら、私が行かねばなるまい」といったことを言われ、意を決してローマに引き返したのだ。実にドラマチックな、キリスト教の世界ではつとに有名な場面である。

ちなみに私が一番すきなのは、脇役のキロン=キロニデスのエピソード。もう涙ナシでは読めない。
こういう小説を読むと「キリスト教っていいな」と思うが………今現在は、こんなことを堂々と書ける時節ではないかもしれない(涙)。

補足:キリスト教や宗教が苦手な人も、ドラマチックラブロマンスとして読めるので、ぜひどうぞ。

▼この本はこちら。私が読んだ文庫版はもうないらしい…。
クオ・ヴァディス〈上〉 (福音館古典童話シリーズ)
クオ・ヴァディス〈下〉 (福音館古典童話シリーズ (37))

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2001年11月 9日 (金)

ワスギジ完成!!

ワスギジ…それはあるジグソーパズルのシリーズの名前だ。
私がこれを知ったのは、カタログハウスの通販生活の記事からだった。

普通、ジグソーパズルというのは箱に入っていて、その箱のオモテに完成図が示してある。遊ぶヒトはそれを見ながらピースをはめていくわけだ。
が……これは違う。このジグソーパズル、いやいや、ワスギジの箱のオモテに印刷されているのは完成図ではない。その絵の中に描かれているある人物が見ている風景が、完成図となるのだ。

もちろん、ヒントは幾つかある。私が遊んだワスギジでは(No.1らしい)、向こうからやってくる馬車に乗ったおじさんの見ている風景がゴールだった。その手前には自転車に乗ったおじさんや羊と犬を連れたおじさんや青いワーゲンがあって、これらがヒントとなる。

でもね~、はっきり言って詐欺だよ、これ(笑)。
ピースをはめていくうちに「詐欺だ~、こんなのは詐欺だ~」と叫ばずにいられなくなるのだ、これが(笑)。
久々に「ヤラレた!!」って感じのパズルだった。アイディアの勝利である。

もともと私の家はジグソーパズルが好き。4000ピースだの5000ピースだのを家族中で仕上げたこともある。だからちょっと遣り甲斐のありそうなジグソーじゃないと、もう食指が動かない(笑)。その点で見事に感動させてくれたので、他のジグソーファンにもぜひオススメする。

ちなみに「ワスギジ(WASGIJ)ってなんだ?」って呟いたら、父が「ジグソー(JIGSAW)をひっくり返しただけだろ」だって。なるほど!!

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2001年11月 8日 (木)

RASHOMON

期間:2001年11月7日~11日
会場:シアターコクーン(渋谷)

狂言役者の一人、野村萬斎が演出という話題の(?)舞台。
出演者はみな狂言役者ばかり(茂山、野村)。

腰痛を誤魔化しながら見てきましたが……
イマイチでした。何しろテンポが悪い。
(ワリと辛口批評なので、読みたくない方はここでお止めくださいね)

上演時間1時間以上の舞台になると、スピードってすごく大切になると思うんですよね。
この舞台は、全編通してのんびりで……私、のんびりテンポ、嫌いじゃありません。むしろ好きです。でも全編通しては止めてほしかった。
やっぱり緩急つけないとね。
緩やかな部分があって急な部分が活きるんだし、急な部分からの展開でこそ緩やかな部分の余韻が味わえるんだと思うわけです。

もっと台詞回しをスピーディにやってほしかった。どんどん台詞を回していって、もっともっと滑稽さを出していったほうが、人間のあさましさが浮き彫りになったのではないでしょうか。
もっとも、脚本も悪いのかも。そうね、脚本もイマイチだったかな。

狂言役者らしく、口と身体だけで小道具・大道具・音響を表現していたのはよかったです。
小袖を舞台上に置いて死体に見立てるあたりは、能や狂言を見たことある人にはニクイ演出でしたし。

エピローグの最初のほうがおかしくてよかったかも。
野村万作さん・茂山千作さんが、妙に存在感があって安心できました。
「こいつら、これから何をするんだ? まだ動かないのか?」などといらいらすることが全くありません。
役者の存在感って……やっぱり年季が必要なんでしょうかね。

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2001年11月 7日 (水)

コルセット人生

11/5(月)の日記に書いたとおり、腰痛が再発してしまった。
今回のはやや酷かった。このまま一気に悪化するかと冷や冷やしてしまった。
とりあえず薬で持ち直して、現在はコルセットをはめている。
一週間はコルセット人生だな…。

コルセットって、昔のご婦人方がつけてたようなやつの簡易版みたい。
おなかから腰にかけてガッチリ締めて、ヘンな姿勢にならないよう固定するのと、腰への負担を減らすのが目的である。

一番の問題は、これをするとウェストが3~5cmくらい増えてしまうことである(笑)。
したがって、普段穿いているスカートやズボンは全滅。
穿けるのはひたすら、ゴム入りスカートやゴム入りズボンである。
しばらくウェスト・ゴム人生だな、こりゃ…。

ちなみにコルセットしてると、空港のセキュリティ・チェックに必ず引っかかります(笑)。

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2001年11月 6日 (火)

ホセ=カレーラス★リサイタル

11月6日(火)19:00より、サントリーホール(大)にて。ピアノ伴奏・ロレンツォ=バヴァーイ。

イタリア歌曲を中心とした構成。前半は古い人(スカルラッティ、トスティ、ヴェルディなど)が中心、後半は新しい人(レスピーギ他)が中心でした。

声が以前より出なくなっているという不穏な噂を聞いていたので心配していましたが、このリサイタルではかなりのびのびと歌っていて、聴き応え十分でした。
後半は特にカレーラス調★全開といった感じで、よく声が出ていました。

東京公演はこれで最後だからか、アンコールをなんと7曲!も歌ってくれました。
うち一曲はずっと後ろを向いて(サントリー大ホールでは舞台の後ろにも席があります)、また5曲目に「川の流れ」(美空ひばりの持ち歌)を歌ってくれるというサービス振りでした。

伴奏者のバヴァーイは、イタリア人にしては(失礼)控えめな、人の良さそうな男性でした。カレーラスの音節の伸ばしぶりを確認しながら伴奏をつけていて、慣れているなと思いました。

とりあえず、3万円投資した元は取ったかな? 腰痛をおして行った甲斐がありました。

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2001年11月 5日 (月)

腰痛

突然、腰痛が。

突然とは言っても、椎間板ヘルニアの前科持ちなので、全く思い当たらないわけでもない。
でもいつもの薬を飲んでも治まらない。いつもより酷いらしい。

そう言いつつも頑張って17時30分まで会社に居続けたが、かなりツラかった。久々に「脂汗」をじっとりかいてしまった。
どうか悪化しませんように…。

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2001年11月 4日 (日)

おばあちゃんにアニマルクリーナーをプレゼント

「アニマルクリーナーとは?」
動物(アニマル)のぬいぐるみで、おなかの部分がクリーニングクロスになっていて、パソコン画面や眼鏡、その他プラスチック製品を拭けるようになっています。メーカー曰く、「お部屋の癒し系グッズにもなります」。ついでに汚れたら洗濯することができるそうです。

「そんなの買う馬鹿な奴、いるの~?」
います。私、買いました。うちのPowerMac6100/60AVに繋がるモニタの上には、現在ヒョウが鎮座ましましてます。
かわいいのでつい、おばあちゃんにもプレゼントしてしまいました。
●寿のお祝いに子と孫と共同でプレゼントして以来、おばあちゃんはiMacユーザーです。
(私なんかよりよっぽどYahoo!とかインターネットを楽しんでいます)

おばあちゃんには子羊をあげました。すごく喜んでもらえました。早速iMacの上に飾ってもらったらしいです。
あなたも誰かに贈ってみては?(別に私、サプライ屋の回し者じゃないです…)

ちなみに、ヨドバシ、ソフマップなどではすでに店頭で売ってます。
オンラインで販売しているところは、私の知る限りではパワー・ラボくらいかな…。

アニマルクリーナーは2系統あります。サンワサプライの動物全般シリーズと、エレコムの子犬限定シリーズです(シリーズ名は私が勝手につけてます)。

サンワサプライが出しているのは、<クマ、ゴールデンレトリバー、コアラ、子羊、ヒョウ、ライオン、トナカイ、パンダ、カンガルー、ロットワイラー犬、スカンク、タイガー>の12種類。
(サンワサプライのホームページで、製品番号CD-AN1~CD-AN12で検索してください。)

エレコムからは10種類。どれも犬です。柴犬とかシベリアンハスキーとかブルドッグとか。

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2001年11月 3日 (土)

日本人 はるかな旅

国立科学博物館で2001年11月11日まで開催中の企画展示を、友達と二人で見てきました(1枚だけ招待券があったので)。

祝日だったせいか、すごい人出。まず会場に入るまでに30分ほど待たされました。
展示内容は……まぁ、骨と土器ですね。
誤解の無いように申し上げておくと、私、別に骨や土器を差別しているわけじゃありません。
でも展示の仕方がよくなくて、「何を言いたいのか?」が全然伝わってこないので、展示物がみな「ただの骨と土」になってしまっている感じでした。

最後、出口の手前でダイジェスト・ビデオを上映していて(12分)、それを見てようやく「ああ、DNA鑑定で祖先はそもそもシベリアからやってきたという新発見があったのね。その後に東南アジアからと、中国からそれぞれ時代を経て渡ってきたのね。やっぱりうちらは雑種なのね、よしよし」というところがわかりましたが……会場では全然わかりませんでした。

それでなんであんなに混んでいたのでしょう?
やはりテレビの力だと思います。「日本人 はるかな旅」は、NHKとタイアップして、NHK特集で月1本ずつ放映しているのです。
たぶん、それを見て、みんな騙されて来るのでしょう。

それにしてもあの内容でオトナ1300円は高いよ。
行くなら時間の余裕をもって行って、探検広場など他の常設スペースで遊んで元を取ることをオススメします。

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2001年11月 2日 (金)

「大空の陰謀」 カサレス著

同じく『ラテンアメリカ怪談集』より(ちなみにこれは文庫本です)。

いわゆる●●世界モノ。だがSFというよりはファンタジーのイメージ。
よくある●●世界モノと少し違うように感じるのは(私も詳しくはありませんが)、世界の「ズレ」にある法則があること。
この「法則」が面白かった。少なくとも私には思いつけません(笑)。

最初のほうは何が何やらわからなくて読みづらいかもしれませんが、「ズレの法則」の説明で一気に面白くなると思います。

▼この本はこちら
ラテンアメリカ怪談集 (河出文庫)

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2001年11月 1日 (木)

『ラテンアメリカ怪談集』

鼓直 編、河出書房新社、1990

短編集である。昨日は次の短編を読んだ。

◆ミスター・テイラー(モンテローソ著)
思い切り笑った。厳しい社会風刺だが、その分笑わずにいられない。
着想は他の人でも思いつくかもしれないものだけれど、必要かつ十分な描写がイイ。
この一冊の中でも特にお奨めの一本かも。

▼この本はこちら
ラテンアメリカ怪談集 (河出文庫)

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